景清系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 01:29 UTC 版)
「バーチャロイドの一覧」の記事における「景清系列」の解説
スペシネフは非常に強力なVRであったがその成り立ちからVコンバーターや周辺等への汚染率が高く除染にも手間が掛かるため安定した運用には難があった。そのためサッチェル・マウス(SM-06)はスペシネフと同じく強力な力を引き出しうる悪性Vディスクを再利用しながら安定した運用が出来るVRを欲した。これに応えたアイザーマン博士は、自身の研究により悪性Vディスクに残留する「取り込まれた精神」が強烈な性格の仮想人格(アバター)フレームを依り代とすることで凝集、安定することに着目した。ここから平家の武将「悪七兵衛景清」の怨念(正確には悪性Vディスクを再利用して悪七兵衛景清の人格を再現したアバター)をV.ディスクに定着させることによって新系列として開発に成功したVRが景清である。悪七兵衛景清という個性を与えられた悪性Vディスクの残留思念が安定したことで、精神汚染率を抑えながらも強力な高性能VRとして完成した一方で、Vコンバーターが抱え込んだその個性への強い執着を無視することは出来ず、いわゆる「鎧武者」に似た風貌、武装を持つことになった。第6プラント時代のSM-06が試作段階まで製作したものの他プラントとの政争によって不採用となっていた第1世代型VR・MBV-08の基本設計を流用したこともあり、第三世代型VRとしては比較的早くに開発されている。アーケード版では『マイザー系列』『スペシネフ系列』を使用していると稀に支給される機体で、この系列目当てに『マイザー系列』や『スペシネフ系列』を使い続け、支給を待つプレーヤーも多いが、「マーズ」ではこの機体は登場しない。 スピードもあり、防御力も平均値に近いという典型的な近接特化型機体であるが、一部誘導性が高く、援護に使える武器があることから、同じ近接重視型の『アファームド系列』よりも遥かにフォースのルールにマッチしている部分がある。しかし、射撃のゲージ消費・回復効率が著しく悪いため、運用の際には慣れと戦略的な使用が必要となる。 景清「風」(フォース) 大小二振りの打刀を装備し、二刀流で戦うタイプ。系列の中では装甲がやや薄めだが、空中機動性能に優れる。特殊操作によって近接攻撃の威力を劇的に上昇させることが可能だが、代償として射撃武器が全て封印されると共に、その時点での残り体力の50%を消費する。 景清「林」(フォース) 槍を装備したタイプ。刀装備型よりも近接攻撃の発生がやや遅いかわりに、全体的に射撃攻撃の飛距離が伸びている。 景清「火」(フォース) 長い打刀を装備したタイプ。間合いは狭いものの素早い近接攻撃を持ち、威力も高い。系列機中、最も装甲が厚い。「風」同様、特殊操作によって近接攻撃の威力を上昇させることができる。 景清「山」(フォース) 薙刀を装備したタイプ。景清特有の癖はあるものの、比較的射撃もできる型。近接攻撃の発生は刀装備型に比べると遅いが、そのリーチは全VR中でも最長クラス。 景清「凬」(フォース) 読みは上記の「風」とおなじく「かぜ」であるが字が旧字体の漢字の「凬」となっている。風と同じく二刀流だが二振りの刀を合体して弓にすることができる特殊な刀を装備したタイプ。そのため攻撃の内容は「風」に近いがその性能は異なる。また、「風」と違い近接攻撃の強化ができない。
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