まむしとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > まむしの意味・解説 

まむし


ま‐むし【×蝮】

読み方:まむし

《「真」の意》クサリヘビ科毒蛇体長70センチで、灰褐色の地に銭形斑紋が並ぶ。頭は三角形で両ほおに毒腺をもち、敵が防衛範囲内に入ると毒牙立てて飛びかかる毒性は強いが注入量は少ない。卵胎生くちばみ。はみ。日本まむし。《 夏》「曇天や—生き居る罎(びん)の中/竜之介

恐れきらわれる人をたとえていう。

まむし指」の略。


まむし

作者長谷川久雄

収載図書掌編コンクール傑作集 2 蓮池
出版社角川書店
刊行年月1986.12
シリーズ名角川文庫


まむし

  1. 帯及ヒ褌ノコトヲ云フ。〔第四類 衣服之部・山口県

分類 山口県


まむし

  1. 蝋燭ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府

分類 大阪府


まむし

  1. 刀ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府

分類 大阪府


マムシ

読み方:まむし

  1. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・三重県
  2. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・静岡県
  3. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・宮城県
  4. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福井県
  5. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・石川県
  6. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・島根県
  7. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・岡山県
  8. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・山口県
  9. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・和歌山県
  10. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・徳島県
  11. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・高知県
  12. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大分県
  13. 火縄ノコトニシテ油断スレハ手ニ燃付クガナリ。〔第二類 金銭器具物品之部・大分県
  14. 火縄ノコトヲ云フ但チカラト云フハ火ノ力ヲ借ル故ナリ。〔第二類 金銭器具物品之部・福岡県
  15. 火縄ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・北海道
  16. 深更フケ)師ナド盗賊使用火縄門前施錠箇所焼抜クタメニ使用懐炉灰、竹ノ皮ナドヲ以テ造ル。〔第六類 器具食物

分類 三重県北海道和歌山県大分県宮城県山口県岡山県島根県徳島県石川県福井県福岡県静岡県高知県


読み方:まむし

  1. 捕縄或は火縄。又は盗賊施錠箇所を焼取るために使用する懐炉灰竹の皮を以て作られしもの。
  2. 捕縄のこと。又は窃盗犯人が施錠箇所焼き切るために使用する懐炉灰のこと。

読み方:まむし

  1. 捕縄。〔第六類 器具食物
  2. 捕縄のことをいふ。〔犯罪語〕
  3. 〔犯〕捕縄のこと。其の形状より出た語。
  4. 犯罪語にて捕縄のことをいふ。
  5. 捕縄。〔一般犯罪

分類 犯、犯罪犯罪


読み方:まむし

  1. 予審処分。〔第四類 言語動作
  2. 予審を云ふ。
  3. 予審。〔掏摸

分類 掏摸

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ニホンマムシ

(まむし から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 04:34 UTC 版)

ニホンマムシ(日本蝮、学名Gloydius blomhoffii)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科マムシ属英語版に分類されるヘビ毒蛇)。単に「マムシ」とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 直訳すれば「日本のモカシン」の意。ここでの「モカシン」は日本語でいうところのアメリカマムシ属 (Agkistrodon) のこと(cf.en:Pit viper#Genera」の "Common name " を参照)で、"American moccasins"(アメリカのモカシン)とも呼ばれているグループを指す。マムシ属 (Gloydius) を "Asian moccasins"(アジアのモカシン)といい、その中の日本産を "Japanese moccasin"(日本のモカシン)と呼んでいる。
  2. ^ チーチューンスネーク。直訳すれば「蘄春拼音chūn〈チィーチゥェン〉)蛇」の意。蘄春簡体字蕲春)は中国湖北省蘄春県のこと。
  3. ^ なお、マムシグサもまた有毒である。

出典

  1. ^ Kidera, N. & Ota, H. 2018. Gloydius blomhoffii. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T192065A2035458. doi:10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T192065A2035458.en. Downloaded on 06 June 2021.
  2. ^ a b c Gloydius blomhoffii. Uetz, P. & Jiri Hošek (eds.), The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed 24 October 2020.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 五十川清 「冬眠後に繁殖 マムシ」『動物たちの地球 両生類・爬虫類 10 コブラ・マムシほか』第5巻 106号、朝日新聞社、1993年、306 - 308頁。
  4. ^ a b c d e f 鳥羽通久 「ニホンマムシ」『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編著、ピーシーズ、2002年、327頁。
  5. ^ Mehrtens (1987), p. 480.
  6. ^ a b c d e Gumprecht, et al. (2004), p. 368.
  7. ^ 英辞郎 ニホンマムシ.
  8. ^ a b c 五十川清, 守屋明, 三井貞明 「長崎県対馬のマムシの新種としての記載」『爬虫両棲類学雑誌』第15巻 3号、日本爬虫両棲類学会、1994年、101-111頁。
  9. ^ a b c d 鳥羽通久, 太田英利 「アジアのマムシ亜科の分類:特に邦産種の学名の変更を中心に」『爬虫両棲類学会報』第2006巻 2号、日本爬虫両棲類学、2006年、145 - 151頁。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 堺淳、森口一、鳥羽通久「フィールドワーカーのための毒蛇咬症ガイド」『爬虫両棲類学会報』第2002巻 2号、日本爬虫両棲類学会、2002年、75 - 92頁。
  11. ^ 中村賢二,井手野昇, 村上光彦, 小川芳明, 籾井 眞二「マムシ咬傷により急性腎不全および呼吸不全を呈したが救命しえた1例」『日本救急医学会雑誌』21巻 10号、日本救急医学会、2010年、843 - 848頁。
  12. ^ 高桑徹也, 広井悟, 井上義博, 佐々木盛光, 中永士師明, 遠藤重厚, 星秀逸 「筋無力症状を呈したマムシ咬傷の1例」『日本救急医学会雑誌』4巻 4号、日本救急医学会、1993年、350 - 353頁。
  13. ^ 両生類・爬虫類のふしぎ ソフトバンククリエイティブ出版、著 星野一三雄 160-163頁
  14. ^ 特定動物リスト (動物の愛護と適切な管理)環境省・2020年10月24日に利用)
  15. ^ 正田哲雄、畠山淳司、磯崎淳 ほか、「【原著】まむしウマ抗毒素によるアナフィラキシーの1例」『日本小児アレルギー学会誌』 2008年 22巻 3号 p.357-362, doi:10.3388/jspaci.22.357
  16. ^ 阿部岳, 稲村伸二, 赤須通範「ニホンマムシ毒(Agkistyodon halys blomhoffii)毒による致死および循環器系障害に対するCepharanthinの作用」『日本薬理学雑誌』第98巻第5号、1991年、327-336頁、doi:10.1254/fpj.98.5_327 なお、標題中の Agkistyodon halys blomhoffii は本種の古いシノニム Agkistrodon halys blomhoffii の誤りと思われる。
  17. ^ a b c kb 蝮酒.


「ニホンマムシ」の続きの解説一覧

まむし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:51 UTC 版)

鰻丼」の記事における「まむし」の解説

近畿地方では鰻丼のことを「まむし」と呼び、「真蒸」などの字が当てられることもある。語源鰻飯(まんめし)が訛ったとする説や、飯にタレまぶした「まぶし」から転じたという説、を飯の間に挟んで蒸らす意の「ままむし(飯蒸し)」もしくは「まむし(間蒸し)」に由来するなどの説がある。丼鉢重箱でなく飯櫃盛り付けたもののことを、近畿ではひつまむし中京地方ではひつまぶし呼んでいる。マムシ)とは無関係であるが、これに由来するとする俗説語られることもある。

※この「まむし」の解説は、「鰻丼」の解説の一部です。
「まむし」を含む「鰻丼」の記事については、「鰻丼」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「まむし」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

まむし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:40 UTC 版)

名詞:鰻丼

まむし

  1. 鰻丼うなどん一種ご飯の上うなぎ蒲焼載せ、さらにその上にご飯盛ったもの。

語源

名詞:蝮

まむし

  1. クサリヘビ科毒蛇どくへびニホンマムシ通称。 (夏の季語)

関連語

翻訳




※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「まむし」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「まむし」の関連用語

まむしのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



まむしのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニホンマムシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの鰻丼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのまむし (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS