その他の品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 01:15 UTC 版)
ニューワールドを中心に世界のワイン産業が拡大するにつれ、上記の9品種以外の品種も国際品種とみなされるようになった。フランス系以外にもスペイン、イタリア、ドイツに由来する品種もあり、ミュスカ、ムールヴェードル、テンプラニーリョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノタージュ(南アフリカの品種)、ヴィオニエなどが挙げられる。
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その他の品種(赤梨系)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:32 UTC 版)
南水(なんすい) 新水と越後を掛け合わせて作られた赤梨系の中生種。甘みが強い。長野県での生産が9割ほどを占める。長野県飯田市を中心とする南信州地域では大正時代から梨栽培に取り組み、「南水」は20年近い歳月を経て誕生し、平成2年に長野県が品種登録した。名前は、「南信州の清涼さと南アルプスの崇高さ」をイメージしてつけられた。 果皮は黄褐色。果肉は雪白色に近く、サクサクとした心地よい歯触りで果汁も多い。糖度も極めて高く、中心部の酸味も少ない。貯蔵性にすぐれ、収穫期から常温で1か月、冷蔵で3か月、氷蔵で6か月間の貯蔵が可能。 南水の収穫は9月下旬から10月上旬。栽培が難しい品種のため、高い技術レベルが必要。 長十郎(ちょうじゅうろう) 1893年に神奈川県川崎市で当麻辰次郎(当麻長十郎)が発見した。赤梨系の中生種。かつては和なしを代表する主要品種であったが現在はあまり生産されていない。耐寒性に強いため東北地方の青森県、宮城県、秋田県の一部に産地が残る程度である。本来は十分に甘いが、収量を上げるために糖度を下げていることが多い。肉質は硬く、やや劣る。受粉用の花粉採取のためによく使われている。 愛宕(あたご) 赤梨系の晩生種。岡山県を中心に大分県、愛知県、鳥取県など西日本で生産が盛ん。1 - 1.5キログラムと非常に大きく、日持ちが良い。 晩三吉(おくさんきち) 10月下旬から11月上旬に収穫される晩生種で、貯蔵性に優れ翌年3月頃まで出回る。平均700gほどの大玉の品種で、やや酸味が強く、さっぱりした甘味がある。全国各地で生産される。「ばんさんきち」とも呼ばれるが、「おくさんきち」が正しい呼び方。 多摩(たま) 祇園と豊水を掛け合わせて作られた、赤梨系の早生種。名前通り、「多摩川梨」の代表的な品種として神奈川県で生産が盛んであり、生産量の8割以上を神奈川県産で占める。 新水(しんすい) 君塚早生に菊水を掛け合わせた、赤梨系の早生種。農林4号。8月上旬から収穫されるが、病虫害への脆弱性や生育の悪さなどから生産量は少なく、石川県や兵庫県で少量生産される。 あきづき 162-29(新高と豊水の交配種)に幸水を掛け合わせた、赤梨系の中生種。農林19号。500グラム以上の大型の品種で、非常に甘い。千葉県、福島県、茨城県、熊本県などで生産されている。 雲井(くもい) 1939年に石井早生と八雲の交配により作出され、1955年に「なし農林1号」として登録された。花粉はほとんどない。果皮は中間色(緑色の地に薄く茶色がかったような色)。東京周辺では8月中旬に熟し、果実は300グラム程度と平均的な大きさである。肉質はよいものの糖度が低く、幸水と競合することなどから現在ではほとんど栽培されていない。 彩玉(さいぎょく) 埼玉県で開発された新高と豊水をかけあわせた大きく甘い品種。 稲城(いなぎ) 早生ではあるが大玉で果汁が多く、さわやかな甘みがある品種。東京都稲城市のナシ生産農家が努力を重ねて育成した品種で、稲城市、日野市、府中市、国立市など都下多摩地域で栽培されている。地元の直売で非常に人気が高く、市場には出回っていない。 新甘泉(しんかんせん) 「筑水」に「おさ二十世紀」を交配して育成されたもので、2008年に品種登録された。やや早生種で、育成地の鳥取県北栄町では8月下旬に成熟する。甘味はかなり高く、酸味は中程度で果汁が多い。 にっこり 栃木県農業試験場が、1984年に「新高」に「豊水」を交配して育成し1996年8月に品種登録した晩生種である。。名称の由来は国際的観光地の日光と梨の音読み「リ」から。 果実は大きく、重さが1.3kgくらいになるものもある。果肉は柔らかく、糖度が高く、酸味が少なく、果汁が多い。収穫時期は10月中旬から11月中旬まで。貯蔵性が良く、涼しいところで約2か月間保存可能。中華圏では大きく濃い黄色をした特徴が風水信仰に合致し、縁起物の贈答品として珍重されている。香港での販売名は「スマイリングピア」(微笑み梨)である。2010年より栃木県以外でも栽培できるようになった。 きらり 栃木県農業試験場が、1994年に「おさ二十世紀」に「にっこり」を交配して育成し2007年2月に品種登録した晩生種。栃木県内のみで生産されている。県内で主に育成されている幸水(7月末から8月上旬)、豊水(8月中旬から9月下旬)、にっこり(11月)の生産連続性を高めるため、同時期に収穫されるが食味に劣る新高に変わる品種として開発された。果実はやや大きく、重さが1.0kgくらいになるものもある。果肉は柔らかく、糖度がにっこりより若干弱くさわやかな甘みで、酸味が少なく、果汁が多い。収穫時期は9月下旬から10月下旬。貯蔵性は10日程度と通常の品種に準ずる。
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その他の品種(青梨系)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:32 UTC 版)
ゴールド二十世紀 二十世紀にガンマ線を照射して作られた改良品種で、黒斑病に強い。青梨系の中生種。1991年に作られ、「金のように価値がある」という意味で命名。 おさ二十世紀 突然変異によって自家受粉が可能となった二十世紀。青梨系の中生種。鳥取県泊村の梨園で発見され、園主の名前から命名。 おさゴールド おさ二十世紀の「自家受粉ができる」、ゴールド二十世紀の「黒斑病に強い」という2つの長所を持ち合わせた品種。青梨系の中生種。農林水産省と鳥取県の共同研究によりおさ二十世紀にガンマ線を照射して開発された。 菊水(きくすい) 二十世紀に太白を掛け合わせた青梨系の中生種。かつては代表的な青梨系の品種であったが、現在は少なくなった。三水(幸水、新水、豊水)などの優良品種を数多く生み出した。やや酸味はあるが糖度は高い。 なつひめ
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その他の品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 22:52 UTC 版)
スウェディッシュ・ホワイト(ノルウェー語版) - 東南アジア起源でスウェーデンで改良された白ブタ。 オサボー島豚(英語版) - スペイン起源のブタがジョージア州沖合のオサボー島で野生化したもの。孤立環境で小型化した。 メキシコ無毛ブタ(英語版) - ほぼ無毛の黒ブタ。ユカタン半島由来の交雑種。無毛の特性を生かし、実験動物としての小型化が進められた。 ギニアブタ(英語版) - African Pygmy pigとも。毛深い黒ブタ。 ジュリアナピッグ(Juliani Pigs) - 多彩な柄のため、Painted Miniture Pigとも呼ばれる。2019年にサンフランシスコ国際空港でセラピー豚として導入された「リルー(LiLou)」もこの品種である 。体重35~55ポンド(16~25キログラム)。 パネピント(Panepinto Micropigs) - ポットベリーとユカタンの交配種。パデュー大学で行われたブタにビデオゲームをプレイさせる実験で用いられたうちの2頭がこの品種である。体重15~25キログラム。 クラウン系ミニブタ - 日本で開発された品種。ゲッティンゲンに、日本で開発されたオーミニ系ミニブタを交配し、さらにそれを家畜ブタと交配して開発された。実験用動物として、「主要組織適合性抗原(MHC)が確立した国内唯一の大動物」である。体重は7ヶ月齢で18kg、繁殖用で40~50kg。
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その他の品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 05:32 UTC 版)
イベリコ豚 - 全身黒色毛。希少種。 ブリティッシュ・サドルバック - ハンプシャーに似るが耳が垂れている。希少種。 タムワース - 茶色毛。希少種。 ラージブラック - 全身黒色毛。希少種。 梅山豚 - 中国原産。腹部が地面に着く程に垂れている。極めて多子多産である。希少種。 金華豚 - 中国原産の希少種で、金華ハムの原料となる。 この他にハンガリーのマンガリッツァ、ベトナムのポットベリーピッグなど、様々な品種が存在する。
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