『7』から登場するキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:47 UTC 版)
「ぷよぷよシリーズの登場人物 (フィーバー以降)」の記事における「『7』から登場するキャラクター」の解説
『ぷよぷよ7』の新キャラクター3名(あんどうりんご、りすくませんぱい、ささきまぐろ)は、『魔導物語』の世界でも『フィーバー』のプリンプタウンでもなく、さらに別の世界である「チキュウ(地球)」出身となっている(エコロは異なる)。なお、それぞれの名字の綴りの頭文字は、『魔導物語A・R・S』の主人公達3名(アルル、ルルー、シェゾ)、『ぷよぷよフィーバー』シリーズの主人公達3名(アミティ、ラフィーナ、シグ)の名前の綴りの頭文字と同じ「A・R・S」となっている。 あんどうりんご(Ringo) 声:今井麻美(日)/ カサンドラ・リー・モリス(英語版)(英) 演:河村唯(舞台『ぷよぷよ オンステージ』) 登場作品:7 | 20th | クエスト | テトリス | クロニクル | eスポーツ | テトリス2 タイプ:「フィーバーで逆転タイプ」 / テーマ曲:ぷよぷよのうた ゲームバージョン 『ぷよぷよ7』の主人公で、『ぷよぷよテトリス』のぷよぷよ側のメインキャラクター。 その後も主要キャラクターのひとりとして登場し、『ぷよぷよ!!』以降は狂言回しも兼ねている。 すずらん商店街に住む女子中学生で、物理部という名の「何でも部」に所属している。一人称は「私」。実家は八百屋「安藤青果」。成績優秀(理系)で頭の回転が速いが、自分にできないことや理解できない事があると対抗意識が出る。「なにはともあれ」が口癖。視力は5.0と極めて高く、昼間でもアンドロメダ星雲を確認できるほど。 人名を覚えるのを苦手としており、初対面の相手に対しては、見た目や特徴から適当なあだ名を付けて呼ぶ癖がある。 『クエスト』を中心として、初出の『7』ではぷよ勝負に対して「そういうお約束か」、『ぷよぷよテトリス』では「フラグ成立の予感!」など、メタフィクション的な発言も多い。 赤髪の縦ロールヘアが特徴。いつも片手に持っている林檎や髪飾りは、もともと祖母が使用していたものである。 不思議な光を浴びた事により、ぷよを4つ繋げて消す力を手に入れ、そこかしこに現れた色々な人たちとぷよ勝負をしている。 『ぷよぷよ!!』では、ストーリーを始める際に最初に選べるキャラクターは彼女のみである。本作ではりすくませんぱいの実験の失敗による爆発に巻き込まれ、まぐろ、りすくませんぱいと共にプリンプタウンへ飛ばされた。2人と合流した後は元の場所に戻る方法を探しつつ、しばらくプリンプタウンに残ることになったが、後にエコロによる騒動に巻き込まれるハメになる。 連鎖の決め台詞は数学用語で統一されている。 『ぷよぷよ7』での組ぷよパターンはユウちゃん&レイくんと同じだったが、『ぷよぷよ!!』では一新された。そのユウちゃん&レイくんについては、非科学的なものであることと、夜な夜な祖母から幽霊話を聞かされていたこともあって大の苦手である。 『ぷよぷよ!!』では声違いキャラクターとしておとなしいこえのりんごが登場している。声以外はりんごと同じ。 『ぷよぷよテトリス2』では、ボイスチェンジをかけるとまぐろ・りすくま・エコロの台詞を言うようになる。声色は変わらない。キャスティング・演技 アイドルマスターシリーズの如月千早役などで知られる今井麻美がりんごを演じている。 今井は2014年の電撃オンラインとのインタビューのなかで、りんごを最初に見かけたときから変わった子という印象があったと話している。今井は、一見ほかのキャラクターと比べると普通に見えるが、中身は変人であると述べており、新作を収録するたびに新たな発見があり、奥深さにワクワクしていると話している。 初めての収録の際、今井はりんごの「調子が良くなると歌いだす」という特徴を表現するのに恥ずかしさを感じており、好きに歌ってほしいという指示をどうとらえればよいのかわからなかったと振り返っている。それでも、りんごを演じ続ける中でキャラクターへの理解が深まり、アドリブを入れられるようになったとも今井は話している。 ささきまぐろ(Maguro) 声:石狩勇気(日) / スパイク・スペンサー(英語版)(英) 登場作品:7 | 20th | クエスト | テトリス | クロニクル | eスポーツ | テトリス2 タイプ:「こつこつジャブ攻撃タイプ」 / テーマ曲:魅惑の視線 りんごの幼馴染で、同級生の男子中学生。一人称は「ボク」。「すずらん商店街」に住んでおり、オサレ(お洒落)でマイペースな性格。独特な口調が特徴で、語尾に「〜☆」と付けるのが癖。魚屋の長男であり、りんごと同じく物理部に所属している。器用で一度ハマった物は何でもそつなくこなす為、スポーツ万能で料理も上手く、ドラマCDでも学校内で人気者の様子が伺われる。現在はけん玉がマイブームで、連鎖の決め台詞はけん玉の技名となっている。ゲームハードを収集しているが、デジタルゲームのみならずゲームブックなどのアナログゲームにも精通している。 『ぷよぷよ7』のストーリー終盤ではダークアルルに洗脳され(ただし、りんごに対する仲間意識は残っている)、りんご、サタンと対峙することになる。 『ぷよぷよ!!』ではりすくませんぱいの実験失敗によるフラスコの爆発に巻き込まれ、りんごやりすくませんぱいと共にプリンプタウンに飛ばされていた。どんぐりガエルの言葉が理解できるが、りんごは本当に理解できるのか疑問視している。ユウちゃんからは、目の隠しっぷりがレイくんそっくりと言われた。 紫色のマッシュルームヘアが特徴で、目は長い前髪の所為で見えない。りんご曰く「素顔は美しく整いすぎて、直視した者は男女問わず彼に惚れる」とのこと。ただし、りんごには「小さい頃からずっと一緒だし、美しくても今さら」という理由で効果がない。劇中でも、リデル・クルーク・すけとうだらが、まぐろの素顔の虜となった。りすくまにも過去に見せたことがあるようだが、りんごは「先輩でも危ない」と言っていた。『クロニクル』ではブルーオのはずれにある大氷河で1人でたたずんでいたが、寒さのために長い前髪が凍り付いて素顔が露わになっており、彼に近づいたりんご以外のほとんどが素顔の虜になって倒れた。 なお、『7』では、りんごからは主に「ささきまぐろくん」とフルネームで呼ばれていたが、『20th』では「まぐろくん」と名前で呼ばれるようになった。『ぷよぷよ7』での組ぷよパターンはどんぐりガエルと同じだったが、『ぷよぷよ!!』で一新された。 『ぷよぷよ!!』では声違いキャラクターとしてかっこいいこえのまぐろが登場している。 『ぷよぷよ7』では隠しキャラクターだが、『ぷよぷよ!!』以降は最初から使用可能。キャラクターデザイン まぐろについて、身近にいると楽しそうな人物であると説明しており、セッティングで意識していることについて「オシャレだけど、紹介では「オサレ」と書かれてしまうような少しズレた感じを大事にしています。」と電撃オンラインとのインタビューの中で話している。 りすくませんぱい(Risukuma) 声:小野健一(日)/ カイル・エベール(英) 登場作品:7 | 20th | クエスト | テトリス | クロニクル | eスポーツ | テトリス2 タイプ:「手堅くフィーバータイプ」 / テーマ曲:人生これ実験 文字通り、リスとクマを足して2で割ったような風貌をした謎の人物。一人称は「私(わたくし)」。りんごとまぐろの先輩にあたり、二人からは「リスせんぱい」(『ぷよぷよ!!』以降は「りすくませんぱい」または「りすせんぱい」)と呼ばれている。一度だけまぐろから略して「りせぱ」と呼ばれたが、気に入らなかったようで激怒している。3ヶ月前に実験の失敗で化学部の部室を破壊して以来、現在は物理部の一部を間借りしている。 彼の風貌はアミティ達から「見たことのない生き物」と評されている。「WEB漫才デモ」では非科学的な存在であるかのような描写がされている。 「愛」を探求しており、彼の連鎖ボイスには実験と愛に関係するものが多く、連鎖締めボイスは、色々な国の言葉で日本語に訳すと全て「愛しています」という意味になる。 『ぷよぷよ7』のストーリー終盤ではまぐろと共にダークアルルに洗脳され(ただし、まぐろと同じくりんごに対する仲間意識は残っている)、りんご、サタンと対峙することになる。 『ぷよぷよ!!』では、自身が行った実験により、りんごやまぐろと共にプリンプタウンへ飛ばされる。その後、ストーリーでは密かにお悩み相談室を開いていた。基本的に落ち着いて物事を対処するが、言動がはっきりしない者に対しては嫌悪感を抱いている模様。 『テトリス』ではマフラーをしており、同じエンジニアであるアイと意気投合し、テト号の修復をしていた。 『クロニクル』では、イエロームのはずれの砂漠で、行き止まりの道を調査しているところでアルル達と遭遇し、フェーリの物である落とし物を渡した。しかし、アルル達がフェーリを探しに出発した後、調査中にエコロとばったり会う。戻ってきたアルル達になぜかぷよ勝負をけしかけて敗北した後、アルル達の仲間に加わる。彼の一生懸命な姿勢を見たりんごからは「りすくま隊長」と呼ばれていた。 『ぷよぷよ!!』では声違いキャラクターとして、ロボットのようなボイスが特徴のうたがわしいこえのりすくませんぱいが登場している。 『ぷよぷよ7』での組ぷよパターンはおにおんと同じだったが、『ぷよぷよ!!』では一新された。 『ぷよぷよ7』では隠しキャラクターだが、『ぷよぷよ!!』以降は最初から使用可能。キャラクターデザイン 三瓶はりすくませんぱいのデザインにあたり、彼の手にしているビーカーの中身や形状を毎回変えていると電撃オンラインとのインタビューの中で話している。 エコロ(Ecolo) 声:石田彰(日)/ スパイク・スペンサー(英) 登場作品:7 | 20th | クエスト | テトリス | クロニクル | テトリス2 タイプ:「自力で大連鎖タイプ」 / テーマ曲:Fly over the dimension 『ぷよぷよ7』における、事実上の最終ボスであり、登場する全ての作品で、隠しキャラクターとなっている。 影のような姿をした実体のない存在で、時間や空間をさまよって旅をしている、自称"時空の旅人"。『ぷよぷよ7』では黒一色の体に水色の顔パーツという姿だったが、『ぷよぷよ!!』以降は『7』で黒だった部分が紺に変更され目が小さくなり、時折表情が変化するようになった。一人称は「僕」。 りんごと同じく、初対面の相手に対して見た目や特徴から適当なあだ名を付けて呼ぶ癖がある。 『ぷよぷよ7』ではぷよを消す力のあるアルルの体を使って、世界をぷよで埋め尽くそうとする。その理由について「人の心や自然に少しでも優しい世界を作るため」と一時は説明したが、これは全くの嘘で、実際はただ皆を困らせたかっただけだった。アルルの体から出てきた後は、りんごの体に乗り移ろうとした。その後、世界をぷよで埋め尽くそうとしたが、りんご・アルル・アミティの3人によって倒された。 『ぷよぷよ!!』では最初に登場した際に生まれてからの記憶をほとんど失っており、サタンの城の近くでりんごを見てもあまり興味を示さなかった。その後はぷよ勝負をしていくうちに記憶が芽生える。物語の後半ではサタンの力を目当てに乗り移るが、サタンの魔力があまりにも膨大なために制御ができず、アルルやアミティ、りんご達の手によって倒される。最後はりんごに別れの挨拶を残し、別の時空へ旅立つ。 『テトリス』では、宇宙空間をさまよっているところを、「ぷよぷよ」と「テトリス」の世界が混ざり合う事件の犯人探しにやって来ていたりんご達に見つかり、鬼ごっこをして楽しんでいた。理由は不明だが、ティを恨んでおり、ぷよぷよで埋めようと企んでいた。ティと対決後は再び宇宙空間をふらついて行ったが、その後のエンディングではサタンと共に時空の果ての果てと地球につながる道を作り、自由に行き来できるようにするなど頼りになる一面が見られた。 『クロニクル』ではイエロームのはずれの砂漠で先行登場するが、その時はぷよ勝負を優先せず、行き止まりの道を調査していたりすくませんぱいに無理矢理勝負を挑ませた。その後はパープルーンのとある水道の中で再会し、アルル達と勝負。敗北後は「みんなを見ているとこれからもっと楽しくなりそうだから」という理由をつけ、仲間に加わる。物語の終盤では、アリィが身に付けているペンダントが実は彼の作った「ルーワのペンダント」であることが判明する。そのペンダントの力を発揮させた後は、りんごにもつけて遊ぶつもりだったと言っている。最終的にはサタンと協力して元の世界に帰る扉を作り、アルル達と共に帰って行った。 対戦時のグラフィックは、『ぷよぷよ7』では通常時がりんご、ちびぷよ時がフェーリ、でかぷよ時がクルークをそれぞれ黒一色にしたものだったが、『ぷよぷよ!!』では姿がエコロ自身になった。また、決め台詞は「ライヤー(ファイアー)」、「スウィンドル(コサイン)」、「フェイクスピーチ(アイスストーム)」、「ラブリートリック(フェアリーフェア)」、「イーミテーション(パーミテーション)」(いずれも「嘘」や「騙し」などに関係している)と、アルル、アミティ、りんごの決め台詞と発音が似ている。 『ぷよぷよ7』での組ぷよパターンはアコール先生と同じだったが、『ぷよぷよ!!』では一新された。 『ぷよぷよ!!』では声違いキャラクターとしてこわいこえのエコロが登場している。かわったエコロ(Alter Ecolo) 『ぷよぷよ!!』の隠しキャラクターとして登場するエコロのデザイン違い。人間のような姿をしたエコロだが、正体は不明。テンションが高い。組ぷよパターンは普通のエコロと同じ。
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