『アクセル・ワールド』のキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:07 UTC 版)
「ソードアート・オンラインのコンピュータゲーム作品」の記事における「『アクセル・ワールド』のキャラクター」の解説
ブラック・ロータス(Black Lotus) / 黒雪姫(くろゆきひめ) 声 - 三澤紗千香 『アクセル・ワールド』のヒロイン。『純色の七王』の一人で、「ネガ・ネビュラス」を率いる『黒の王』。 加速研究会との決戦を控えたある日、BB世界上空に突如出現した浮遊大陸状の巨大な影に突入した結果、シルバー・クロウと共に西暦2026年のALOへと転移してしまう。 辿り着いた先でペルソナ・ヴァベルに騙されユイを追うキリトとアスナの前に立ち塞がるも、彼女が本性を現した後はキリトとともに彼女に対して共闘する。その後はレギオンの仲間とともに事件解決のためキリト一行に助力する。 ブレイン・バーストの性質上、中々自分たちの事情を打ち明けることができずにアスナの不信を買うこともあったが、少しづつ交流を深めキリト一行とネガ・ネビュラスは一つのチームとなっていった。 キリトとのデュエルにより、ソードスキルのスターバースト・ストリーム同様の斬撃技「星光流連撃・裂」を会得する。 メタトロン曰くストレアとは《魂》が近しいようで、二人が出会うことで千年後からの通信をALOへと届けるための鍵となった。また、解説コーナー「教えて!ストレア先生」では『AW』側の設定解説担当としてストレアと共に出演している。 彼女のゴーストはヴァベルに精神を改鋳され、自我を奪われた操り人形と化していた。ハルユキは複製体であってもヴァベルへの協力を拒否したためと推測している。クロユキ・ロータス 原作の「アクセル・アサルト」内の姿。キリトたちと未来のゲームについて話していたことがきっかけでALOへとデータが流入し、再びこの姿へと変貌した。変形したシルバー・クロウを翼として身に着けており、飛行や浮遊が可能となっている。性質上ブラック・ロータス及びシルバー・クロウと同時使用ができない。 『LS』ではストーリーには関わらないゲスト出演。ブラック・ロータス名義。イベントで戦うことが可能なほか、アップデートを経てプレイアブルキャラクターとなった。どの武器種でも使用できる大技を持つ代わりに魔法が一切使用できない特別仕様となっている。『LS』における星光流連撃は上記の星光流連撃・裂のものとなっている。 シルバー・クロウ(Silver Crow) / 有田 春雪(ありた はるゆき) 声 - 梶裕貴 アクセル・ワールド主人公。ネガ・ネビュラス所属。カラーサークルはメタルカラーの銀。「飛行(アビエーション)」能力を持つ「加速世界唯一の完全飛行型アバター」。 ALOに転移した後に黒雪姫とはぐれてしまい、彼女を探してスヴァルトエリアを彷徨った末に世紀末ステージにて再会。勘違いからキリト一行に襲いかかり、目的の黒雪姫本人から叱責を受けてしまった。 キリトを仮想世界で真剣に生きる者の先輩として敬意を抱いており、自分たちと同じように仮想世界で戦い、時間と情熱を傾けた人たちがいたことを嬉しく感じている。そして未来へに向かう際には自分たちの都合もあるとしつつも、キリトたちへの好意から力を貸す旨を告げた。 最終決戦ではペルソナ・ヴァベルの言葉に打ちのめされるキリトとアスナを叱咤し、多くのバーストリンカー達の境遇を知る者として、そして自身もその一人としてヴァベルの理屈を真っ向から否定した。 事件解決後にキリトと再会した際には決戦前に交わした約束通り、ゲーマーとして全力のデュエルを行った。これが『AW VS SAO』本編におけるラストバトルとなる。 ライム・ベル(Lime Bell) / 倉嶋 千百合(くらしま ちゆり) 声 - 豊崎愛生 ハルユキの幼馴染。ネガ・ネビュラス所属。カラーサークルは彩度の高い緑系統。「時間遡行」アビリティを持つ「時計の魔女(ウォッチ・ウィッチ)」。 シアン・パイル、アクア・カレントと共に行動していたが紫の王のゴーストデータと遭遇。アクア・カレントの機転によりその場は逃れるものの、今度は黄の王に囚われてしまう。 自身が固有アビリティ以外で戦闘にあまり貢献できていないことにコンプレックスを抱いていたが、同じく支援役で鈍器使いのリズベットと交流することで打撃武器への理解を深め、片手棍の技「アダマンブレイカー」を習得する。チユリ・ベル クロユキ・ロータス同様「アクセル・アサルト」内での姿に変貌したライム・ベル。パイルドライバーへと変形したシアン・パイルを右腕に装着しており、シアン・パイルの必殺技を使用可能。性質上ライム・ベル及びシアン・パイルと同時使用ができない。 シアン・パイル(Cyan Pile) / 黛 拓武(まゆずみ たくむ) 声 - 浅沼晋太郎 ハルユキの幼馴染。ネガ・ネビュラス所属。カラーサークルは緑寄りの青系統。パイルバンカー状の強化外装「パイル・ドライバー」を所持する。 イベントでは同じ剣道家としてリーファと交流する他、スメラギの特訓を受け彼のオリジナル・ソードスキルを伝授される。 スカイ・レイカー(Sky Raker) / 倉崎 楓子(くらさき ふうこ) 声 - 遠藤綾 ネガ・ネビュラス副長で黒雪姫の親友。カラーサークルは彩度のやや低い青系統。第一期ネガ・ネビュラスでも4人の幹部「四元素(エレメンツ)」の「風」を務めていた。 クロウとロータスの後を追い仲間と共にBB世界上空の影へと飛び込むが、その方法はアーダー・メイデンとの連携攻撃の如く空中から1人づつ放り投げるというものであったためメンバーは散り散りになってしまった。 アッシュ・ローラーとも行動をしているためか、やかましい彼に釘を刺すシーンが目立つ。 作中ではSAO側キャラクターとの目立った対立は見られなかったが、原作者には「SAOの誰とも相性が良くなさそう」「みんなと一揉めしそう」と評されている アーダー・メイデン(Ardor Maiden) / 四埜宮 謡(しのみや うたい) 声 - 原由実 小学生ながら第一期ネガ・ネビュラスで「四元素」の「火」を務めていた古参。カラーサークルは上半身に「特色の白」、下半身に「遠隔の赤」の二重属性。 ユウキには仲間のためなら自身を顧みない性質があること見抜き、その言葉は彼女の胸に刻まれることになる。また、加速研究会との決戦を前にして彼らの複製体と戦うことになる黒雪姫が受けるストレスを案じていた。 アクア・カレント(Aqua Current) / 氷見 あきら(ひみ あきら) 声 - 植田佳奈 第一期ネガ・ネビュラスで「四元素」の「水」を務めていた古参。アバターは純水で構成されており、カラーサークルは不明。氷の装甲を纏うなど応用力が高い。 本来の彼女の観戦用アバターは眼鏡をかけたカワウソだが、ALOの世界では《適合》によってリアルの姿にカワウソの耳と尻尾を付けたものに変更されている。 電気を通さぬ純水のアバター故に紫の王の電撃に対する切り札となりえる存在であったが、メンバーが揃わぬ内に紫の王のゴーストに襲撃されたため、同行していたチユリとタクムの記憶を封じ敗北を装って身を隠していた。 スカーレット・レイン(Scarlet Rain) / 上月 由仁子(こうづき ゆにこ) 声 - 日高里菜 「プロミネンス」を率いる二代目『赤の王』。七王の一人だが、スカーレットの名の通りカラーサークルは純色ではない。強化外装群「インビンシブル」の超火力で敵を圧倒する。 合流時には自身のゴーストと盛大な砲撃戦を繰り広げていた。ゴーストにその自覚はなく、一行もどちらか本物か区別がつかなかったが、ハルユキたちの加勢に対する態度がきっかけとなり真贋を判別。ゴーストは七王の中で最初に撃破された。 ブラッド・レパード(Blood Leopard) / 掛居 美早(かけい みはや) 声 - 川澄綾子 プロミネンスのサブマスターであり「三獣士(トリプレックス)」第一位。カラーサークルは深紅だが戦闘は近接格闘主体。ビーストモードへの変身能力を持つ。 ALOの世界に豊富に存在する飲食物に興味を持っているほか、リアルで飲食店に関わっている者としてエギルの「ダイシー・カフェ」に関心を見せている。 アッシュ・ローラー(Ash Roller) / 日下部 綸(くさかべ りん) 声 - 鈴村健一(ローラー) / 南里侑香(綸) 「グレート・ウォール」所属。カラーサークルは彩度の低い緑系統の「灰色」。デュエルアバター時は兄を自認する別人格へと交代する。 クラインと意気投合して氷山地帯をノリノリでバイクで走り回っていた所を一行に捕まえられた。他のバーストリンカー達がALOでは非戦闘時は(原作における)学内アバターの姿で過ごしているのに対し、『ALO』の世界では学内アバターの姿を取ると綸の方に変わってしまうため、クラインへの気遣いもあってデュエルアバターのままで通している。 メタトロン 声 - ゆかな 意思を持つ神獣級エネミー。「四聖」の一体。 本作では《適合》によって小妖精サイズのまま人型をとることが可能となっており、ゲーム上ではユイ不在時のナビゲータ役を務める。 最終決戦ではALOの世界を千年後の仮想世界へと送り届けるべくストレアとともにハイエスト・レベルで千年の時を過ごす大役を担う。 本作においてはメタトロンの名の通り悪魔が嫌いなのか、ハルユキがアイコンを「美少女悪魔ルシファーちゃん」にカスタマイズした際には脅し混じりにこれを強引に消去させている。 クロム・ディザスター(Chrome Disaster) 装着したバーストリンカーに寄生し残虐な狂戦士へと変貌させる《災禍の鎧》。五代目の姿で登場する。 七王と異なり、千年後に存在する《災禍の鎧》本人。未来で行われた《ソウル・リムーブ・プロジェクト》の失敗により復活を遂げてしまう。 宿主であるペルソナ・ヴァベルの制御下におかれているものの、彼女には同胞と認識されている。理由は不明だが、装着者無しでの自律行動が可能となっている。 その凶悪なまでの能力は健在であり、《英霊の墳墓》に蠢いていた高レベルモンスターの群れを単身で蹂躙している。 本来、ザ・デスティニーが安置された家が外部から開くことは二度とないため、ハルユキは鎧の意志が仮想世界に廃棄された沢山の苦しみと悲しみを受け止めるために扉を開け、敢えて再び災禍の鎧として蘇ることを選択したと考えていた。これに対して明確な答えが返ってくることはなかったが、クロム・ディザスターは消滅したはずのユイの欠片を密かに保護していた。 決戦の後、今度こそ役目を終えた鎧は黒い粒子となって1000年後の仮想世界の黄昏の空へと散っていった。 イエロー・レディオ(Yellow Radio) 声 - 石田彰 『黄の王』のゴースト。紫の王から逃走中のライム・ベルを拉致し、一行を罠を張り巡らせたダンジョンに誘導するも敗北、消滅した。 無自覚のままペルソナ・ヴァベルに刷り込まれた命令のままに動き、自身の正体には最期まで気づくことはなかった。 パープル・ソーン(Purple Thorn) 声 - 水橋かおり 『紫の王』のゴースト。刷り込まれた命令の影響でブラック・ロータスへの憎悪が完全に解放され、増大した負の心意で電撃が大幅に強化されている。 一行を追い詰めるもアクア・カレントの策が功を奏し形勢逆転、ロータスへの怨嗟の叫びを上げながら消滅した。 その最期はアスナの心に未来の仮想世界への一抹の不安を抱かせることになった。 ブルー・ナイト(Blue Knight) 声 - 櫻井孝宏 『青の王』のゴースト。自身が複製であることに気づいていた最初の1人。刷り込まれた命令に従う気はなかったものの、自身が偽者でありBBの世界ではない事を理由に感情を解放、親友レッド・ライダーの仇であるブラック・ロータス及び一行へと襲いかかる。激戦の末に敗北するも、本物には至ることのできない極上のシチュエーションに満足し、自身のオリジナルはこうはいかない旨の言を残し消滅した。 戦いの中でキリトとはお互いに実力者との戦いに愉しみを感じていたものの、ブラック・ロータスを取り巻く状況を敢えて黙認していることを見抜き糾弾したアスナには激しい苛立ちを見せていた。 グリーン・グランデ(Green Grandee) 声 - 黒田崇矢 『緑の王』のゴースト。ブルー・ナイト同様に自身が複製であることに気づいている事をロータスに示唆されるも、質問には答えずに自身の役目を「見極めること」と称して一行の前に立ち塞がり敗北。消滅した。 その圧倒的な防御力はキリトには「あの男」を思い出させた。 ホワイト・コスモス(White Cosmos) 声 - 吉田真弓 『白の王』のゴースト。緑・青と同じく自身が複製体であることを理解しているが、その上でなお加速研究会の目的を秘匿し、上から目線で黒雪姫の前に立ちふさがる。 《反魂》の能力でこれまでに敗れた七王のゴーストをサルベージしてけしかける最終的に敗北、意味深な言葉を残して消滅した。 その態度から、ペルソナ・ヴァベルの真の目的に感づいていたことを示唆されるが真相は不明。 キャラクターデザインはコンシューマー作品「アクセル・ワールド -加速の頂点-」のものとなっている。 ブラック・バイス(Black Vise) 声 - 飛田展男 七王同様のゴースト。自信が複製体であることを理解している。無益な戦いは望まないと称しつつも、複製体である自身の存在意義を失わぬために淡々と立ち塞がった。 しかしながら複製体となっても加速研究会の一員としての自覚は残っており、白の王の居場所を問い詰められても喋ることはなかった。 ナイトライド・ウニカ(Nitride Uncia) / 月折 リサ(つきおり りさ) 声 - 赤﨑千夏 アクセル・ワールドの劇場版「INFINITE∞BURST」の登場人物。リアルでは跳馬を得意種目とする体操部員で、ジュニア強化選手にも選出されている。 「INFINITE∞BURST」の事件が起きる前の状態で登場。ヴァベルの事件解決後に夢遊病のような状態でALOへと迷い込み、ハルユキと黒雪姫に保護される。 グラファイト・エッジ(Graphite Edge) DLCにより登場。担当声優は非公開で、ボイスにはエフェクトがかかっている。 第一期ネガ・ネビュラスの「四元素」の「地」にしてオリジネイター。現在は諸事情からグレート・ウォールの「六層装甲(シックス・アーマー)」第一席に籍を置いている。漆黒の装甲を持ち、カラーサークル上では暗い青系統。 二刀流を始めとするキリトと酷似した戦闘スタイルに加えて彼本人のことも知っている素振りを見せるが、聞かれる度に何らかの形ではぐらかしている。 ブリキ・ライター(Tin Writer) 声 - 黒田崇矢 メタトロンとは別の意味でハイエスト・レベルを知る者。ブレイン・バーストの探求を続ける内にALOへとたどり着いてしまった。 戦闘に出ることはないが、高難度ダンジョンから脱出したレインを保護した他、キリト一行に先へ進むための助言を与えた。元々は原作第2巻の著者近影。
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