UPEO
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「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の記事における「UPEO」の解説
ネモ(nemo) 名前は初期設定されているもので、ゲーム開始時に自由に変更可能。当初はSARF所属の4番機パイロットで、数々の戦闘の中で徐々に頭角を現し、エースパイロットとしての地位を固めていく。全ての戦いが終わった時、エレクトロスフィア(電脳空間)を中心とした、この世界の真の姿を知ることになる。 その正体は、ニューコム社の研究者、サイモン・オレステス・コーエン博士により2030年に開発された新世代AI(人工知能)。その性質上、コンピューターに神経接続された人物の記憶や外部のカメラの映像を読み取ったり、逆にハッキングを行ったり、エアロコフィンの同時操作をしたり、エレクトロスフィアにダイブしたり、といったことも可能としている。そして、作中の2040年の世界は新世代AI開発の最終段階に行われたシミュレーションであり、かつてサイモンが横恋慕していたマーサ・ヨーコ・イノウエ博士の死後、エレクトロスフィアで生き残ったアビサル・ディジョンへの嫉妬に由来する復讐を10年掛けて確実に遂行するための動作テストに過ぎなかった。エレクトロスフィア上にコピーされた存在となっていたディジョンを、全てのシナリオで完全に消去できる可能性を証明すると、テスト完了と判断したサイモンによってパージされた。ゲームディスクにも「2030 S.O.C PROJECT "NEMO" ARCHIVE DISC」と、サイモンのフルネーム「Simon Orestes Cohen」のイニシャルを含むプロジェクト名が印刷されており、このゲーム自体がサイモンの所業に深く関わっている様を演出している。「あらかじめ仕組まれた物語など存在しない」というサイモンの最後の台詞は、全ルートクリア後に開放される、ストーリーから独立した全ミッションシミュレータこそが「真のゲーム」であるというメッセージでもある。 言語機能が搭載されていないため台詞の類いは一切無く、無線の呼びかけやチャットにも全く返答しない。よって、自身の意思はミッション中での行動で示すことになる。自身が人間と言う認識で作られているため、作中での演出やエンディングによって自身の正体を断片的にのぞかせるようになっている。シミュレーション内ではレナに自身との飛行パターンの類似性を指摘されており、開発に当たっては実在のパイロットのデータも利用されている事が示唆されている。 因みにネモとはラテン語で「誰でもない」を意味する単語である。 紘瀬玲名(Rena Hirose)(声:白鳥由里) 2021年4月27日生まれ。TACネームはレナ。SARFのパイロットであり、同隊の隊長を務める。 生まれつき太陽光を浴びられない「シルバーストーン病」を患っており、外出時は宇宙服同然の防護服を着る必要がある。そのことによって幼少期に周囲の好奇の目に晒され、内気な性格になり、その反動で空を飛ぶことへの強い憧れを抱いていた。2030年、ゼネラルリソースのエースパイロットだったアビサル・ディジョンとの出会いによって、わずか9歳にしてゼネラルリソースに入社、ゼネラル社の極秘研究「DOE計画」の被験者としてテストパイロットとなる。ゼネラル社の機密に関わっていたため、開発終了後も長期間軟禁されていたが、2037年にUPEOへ移籍し、SARFのエースパイロットとなった。難病を抱えながら天才少女パイロットとして自己実現を果たした姿がマスコミで大きく取り上げられており、美貌だけでなく、感情を表に出さない性格と物静かな口調も相まって、UPEOのアイドルと呼ばれるなど、世間の高い人気を得ている。一方で「空を飛ぶ」ということにアイデンティティの多くを依存しており、空を舞える立場=「翼」を守るためには他を犠牲にすることを躊躇わない。また、現在は別組織に所属しているディジョンに、未だに強い従属心を抱えている。任務の最中、プレイヤーの戦闘機動に自分と似ている部分を感じ、関心を示す様になる。 ゼネラル在籍時に受けた手術によって、自らの中枢神経と操縦する機体とを直結する人工光学神経網「オプトニューロン」を埋め込まれており、空戦時にハイパフォーマンスを発揮する。UPEOでの乗機はオプトニューロン仕様の特殊なENSIシステムに対応した専用のSu-37で、このために作戦に応じた搭乗機の変更を困難としている。パイロットスーツも宇宙服に類似した独自のものを着用する。 フィオナ・クリス・フィッツジェラルド(Fiona Chris Fitzgerald)(声:渡辺久美子) 2016年1月26日生まれ。SARF所属の2番機パイロット。SARFでのTACネームはフィーで、NEU移籍後はシスター。 22歳でエドワーズ大学院航空工学研究科修士課程修了し、2039年にUPEOに所属した。明るく歯切れの良い性格で、時に粗忽な面も見せる隊のムードメーカーだが、本質はしっかりした優等生。同僚であるプレイヤーに対してはライバル意識も持っているが、寄せる信頼も厚い。両親がゼネラル社上層部に属するという恵まれた家庭に育ち、3歳の頃からパイロットとしてのエリート教育を受けてきたが、自らの正義感やニューコムに入社した姉のシンシアへの反発からゼネラル、ニューコムのどちらも選択せず、UPEOに入りSARFのパイロットとなった。幼い頃から常に比較されてきた天才にして夢想家の姉に対して、強い憧れや愛情、コンプレックスが混在した複雑な感情を抱いており、それが負けず嫌いな性格の元となっている。 エーリッヒ・イェーガー(Erich Jager)(声:保志総一朗) 2016年8月30日生まれ。TACネームはエリック。SARF所属の3番機パイロット。 2039年にオックスフォーム大学政治学部国際政治学科を卒業後、UPEOに所属する。中流階級の出身で、SARFのメンバーの中では最も飛んで戦うことに無自覚である。レナを同僚でありながらアイドル視し、ゼネラルとニューコムの戦争も他人事のようにとらえるなど、未成熟な面が目立ったが、戦いを重ねる中で成長していく。Su-37へのこだわりが強く、ゲーム開始時に同機に乗っているレナを羨ましがり、後に乗機としてからは、最新型のSu-43が配備された後もSu-37に乗り続ける。 なお、2019年を舞台としたエースコンバット7ではオーシア空軍のロングレンジ部隊所属のパイロットとして、息子がいるとされる「イェーガー」というキャラクターが登場しており、彼がエリックの父親であることが7のスタッフインタビューで示唆されている。 ガブリエル・W・クラークソン(Gabriel W. Clarkson)(声:糸博) 1984年2月29日生まれ。UPEO代表議員。 2010年オックスフォーム大学大学院政治学部国際政治学研究科博士課程修了。某国で官房長官・外務大臣を歴任した後、USEA連邦議会議員を経て2029年にNUN新国際連合役員に就任し、2037年にUPEO治安対策機構代表に着任。ニューコムと太いパイプがあり、「ゼネラルの傀儡」と揶揄され実質的機能を果たしていなかったUPEOの再建に成功する。穏健派として知られ、対話を重んじる平和的な人物ではあるが、その姿勢は前時代的なものと批判されることも多い。 ギルバート・パーク(Gilbert Park)(声:麦人) 1992年3月6日生まれ。UPEO司令。本名は「朴・影鉄」であり、それを英語風に表している。 2014年にベイジン大学経済学部を卒業してゼネラルリソースに入社後、2031年に同社の推薦を受けUPEOへ移籍した。ゼネラルリソース出身だが、過去にニューコムへの科学者大量流出事件を手引きし、保身を図った科学者たちに首謀者としてゼネラルに売り渡された過去を持つ。そんな危機的状況にあったところをゼネラルのナシメント常務に救われると、ほとぼりを冷ます形でUPEOへ出向させられ、以降はゼネラルの意を汲んでUPEOを操る役を担うようになった。しかしそれに飽きたらぬ野心を秘めており(ディジョン曰く「人間の業そのもの」)、ゲーム中盤以降では関係の悪いクラークソンを暗殺し、ゼネラルとニューコムの共倒れを画策するようになる。あるルートでは、主人公自身の手により搭乗機を撃破され暗殺されることになる。
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UPEO(ユーピオ / Universal Peace Enforcement Organization)
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NUN直属の治安維持対策機構であり、USEA東部に位置する都市エキスポ・シティーに本部を構える。民族や国家の枠組みを超えた全世界の平和と治安の維持を目的とし、平和維持委員会が有する権限によって、統治力を失った国家に代わり企業を法的に拘束できる数少ない非企業組織である。しかし、近年までNUN所属議員の大半がゼネラルリソース出身者で占められていたため、国連の体を装ったゼネラルリソースの代行機関とも言えた。2037年にマスコミ出身のクラークソン議員が代表就任したことで改革が進められ、対話による企業間紛争の解決を試みるなど、設立の精神である平和主義を再確認し、その本来の役割を取り戻しつつあると見られている。
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独自に開発した機体もあるが少数で、主にゼネラルからUPEO向けに改修された機体を供給されている。ニューコムからも以下のRナンバーが供給されている。 R-101U R-201U R-211 R-505U
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