Epiphanyとは? わかりやすく解説

epiphany

別表記:イピファニイ

「epiphany」とは物事本質について「悟る」ことや「突然ひらめく」ことを意味する言葉であるとともにキリスト教においては「公現祭」のことを意味する英語表現である。

「epiphany」とは・「epiphany」の意味

「epiphany」とは、物事本質や意味について突然ひらめいたり、悟ったりすることを意味する英語表現である。「epiphany」は、もともとは通常では起こり得ないような状況からくるひらめき発見に対して使用されていたため、神からの啓示のような超越的な現象というニュアンス持っていた。普通に生活していては気づかないような当たり前の出来事に対してその道専門家などから新たな知識気づきを学ぶことで、新たな視点物事をみたり、より深く理解できるうになる新たなひらめきによって生まれ科学的進歩説明するときや宗教的哲学的発見説明するときなどに使われる英単語である。現代において科学的進歩哲学的発見説明するときに使われることは少なくなっているが、代わりに日常生活突発的にひらめいたときなどに使用されることがある

また、キリスト教においては「公現祭」を意味する言葉でもある。公現祭とは、カトリック教会プロテスタントなどの西方教会において、イエス・キリスト顕現記念する祝日のことである。もともとは東方正教会イエス・キリストヨルダン川洗礼者ヨハネから洗礼受けたことを記念する日のことを公現祭呼んでいた。4世紀西方教会伝わった際にイエス・キリスト洗礼受けた日という意味から、東方の三博士誕生したばかりのイエス・キリスト元へ訪問して礼拝したことを記念する日のことを公現祭としてお祝いするようになったため、西方教会では公現祭のあとにイエスの洗礼記念祝われるようになったとされている。公現祭東方の三博士訪問礼拝記念で祝うのは西方教会のみであり、東方正教会では現在でも起源のままヨハネの洗礼を祝うお祭りのことを公現祭呼んでいる。

「epiphany(音楽)」とは


「epiphany(音楽)」とは、BTS防弾少年団)が2018年発表したLOVE YOURSELF 結 ‘Answer’ 」に収録されているジンソロ曲である。「epiphany」の歌詞は、日本語ではなく韓国語と英語で構成されている。楽曲テーマは、「自己愛」。自分愛するべきなのは自分自身であり、ありのまま自分受け入れて愛したいという歌詞の内容となっている。

「epiphany」の語源

「epiphany」の語源は、ギリシャ語の「epipháneia」である。「epipháneia」には、「現れ」「印象的な姿」という意味があり、14世紀初め頃から宗教的な意味合い使用されていたと言われている。現在の意味の「突然ひらめくこと」という意味で使用されるようになったのは、19世紀以降と言われている。

「epiphany」の発音・読み方

「epiphany」の読み方は、「イピィファニィ」である。発音コツは、「イ」は日本語の「イ」と「エ」を同時にいうイメージ発音することである。また、ピィ」を発音するときには一度唇を閉じてからプッと唇を破裂させるように発音すると良い。「ファ」の「フ」の音は、下唇軽く噛むイメージ上の前歯を当て隙間から息を出すように「フ」と発音する。「ニィ」は、舌の先前歯の裏歯茎につけ、「ヌ」と発音したあとに小さく「ィ」と音を出すとネイティブに近い発音することができる

「epiphany」の使い方・例文、

・She have just had an epiphany.(彼女は突然ひらめいた
「epiphany」を「突然のひらめき」という意味で使用した例文である。突然物事本質についてひらめきがあった時に使用される表現である。神からの啓示受けたような、はっとするひらめきあったようなニュアンスとなる。

・I likes music called "epiphany" better.(私は”epiphany”という楽曲好きだ
「epiphany」を楽曲タイトルとして使用したときの例文である。

Christianity has a festival called "epiphany".(キリスト教には公現祭というお祭りがある)
「epiphany」をキリスト教お祭りという意味で使用した例文である。

エピファニー【epiphany】

読み方:えぴふぁにー

元来は、キリスト顕現の意》文学で、平凡な出来事中にその事柄・人物など本質姿を現す瞬間象徴的に描写すること。


こうげん‐せつ【公現節】

読み方:こうげんせつ

《Epiphany》カトリック教会祭日の一。キリスト栄光公に世に現れ三大事跡降誕の際の東方の三博士による礼拝受洗カナにおける最初の奇跡)のうち、三博士礼拝記念して1月6日(またはその後最初日曜日)に祝う。御公現の祝日公現祭


EPIPHANY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 03:43 UTC 版)

『EPIPHANY』
UVERworldスタジオ・アルバム
リリース
時間
レーベル gr8!records
チャート最高順位
UVERworld アルバム 年表
ENIGMASIS
(2023年)
EPIPHANY
(2025年)
『EPIPHANY』収録のシングル
  1. Eye's Sentry
    リリース: 2024年3月6日
  2. MEMORIES of the End
    リリース: 2024年6月26日
  3. MMH
    リリース: 2024年12月4日
  4. PHOENIX
    リリース: 2024年12月4日
ミュージックビデオ
「Eye's Sentry」 - YouTube
「MMH」 - YouTube
「PHOENIX」 - YouTube
「Bye-Bye to you」 - YouTube
「NO MAP」 - YouTube
テンプレートを表示

EPIPHANY』(エピファニー)は、UVERworldの13枚目のオリジナルアルバム。2025年7月2日gr8!recordsから発売された。

背景とリリース

前作『ENIGMASIS』からおよそ2年ぶりとなるアルバム。結成25周年とデビュー20周年を記念した作品でもあり、UVERworldのメンバーが紡ぐ音と言葉が凝縮された内容となっている。

アルバムタイトル「EPIPHANY」は、英語で「直感的な気づき」や「突然の悟り」を意味する言葉であり、メンバー自身が本作を通して得た精神的な気づきを象徴している。特に「作曲の過程では一人で向き合うことが多いが、その音楽を受け取ってくれるCrew(ファン)の存在によって、自分たちは孤独ではなかったのだと気づかされた」という実感が、このタイトルに込められている。表題曲の完成及び楽曲タイトルの決定後、アルバムタイトルにも採用された[2]

初回生産限定盤 TYPE-A・B、通常盤の5形態でリリース。初回生産限定盤には2024年秋冬開催の全国ツアー「NO ENEMY」より同年12月31日に行われた、マリンメッセ福岡から昼公演の模様を収録したBlu-ray及びDVDが付属。ライブの前編をTYPE-Aに、後編をTYPE-Bにそれぞれ収録される他、5thシングル『SHAMROCK』までジャケットに登場したマスコット・キャラクター「UVERちゃん」仕様のラバーキーホルダー(TYPE-Aはホワイト・TYPE-Bはピンクがそれぞれ封入)、ストラップ付パス、フォトブック、ポスター(TYPE-A・Bそれぞれ異なる)などが付属される。

リリース
形態 規格 規格品番
初回生産限定盤 TYPE-A(特典Blu-ray付) CD+Blu-ray SRCL-13257~9
初回生産限定盤 TYPE-A(特典DVD付) CD+DVD SRCL-13260~2
初回生産限定盤 TYPE-B(特典Blu-ray付) CD+Blu-ray SRCL-13263~5
初回生産限定盤 TYPE-B(特典DVD付) CD+DVD SRCL-13266~8
通常盤 CD SRCL-13269

収録内容

CD
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間
1. 「WICKED boy」   TAKUYA∞ / 誠果 UVERworld
2. PHOENIX AX TAKUYA∞ TAKUYA∞ / Erik Ron / Rebecca Hollcraft UVERworld
3. 「NO MAP」 TAKUYA∞ TAKUYA∞ / 克哉 UVERworld
4. 「Bye-Bye to you」 TAKUYA∞ TAKUYA∞ / UVERworld
5. 「EPIPHANY」 TAKUYA∞ TAKUYA∞ UVERworld / 川口圭太
6. MMH TAKUYA∞ TAKUYA∞ UVERworld
7. 「Only US」 TAKUYA∞ TAKUYA∞ UVERworld / KM
8. 「If...Hello」 TAKUYA∞ / Romesh Dodangoda / Tom Cory Romesh Dodangoda / Tom Cory Romesh Dodangoda / Tom Cory
9. WINGS ever TAKUYA∞ TAKUYA∞ UVERworld
10. Eye's Sentry TAKUYA∞ 克哉 / Yuzuru Kusugo / Satoshi Shibayama UVERworld
11. MEMORIES of the End TAKUYA∞ TAKUYA∞ / 辻村有記 / 伊藤賢 UVERworld
12. 「JUMP」 信人 信人 UVERworld
合計時間:
Blu-ray/DVD (初回生産限定盤 TYPE-A)
UVERworld NO ENEMY TOUR at Marine Messe Fukuoka
-Day Show First Half-
# タイトル 作詞 作曲・編曲
1. UNSER    
2. 「Making it Drive」    
3. SHAMROCK    
4. 浮世CROSSING    
5. 「stay on」    
6. ハルジオン    
7. ROB THE FRONTIER    
8. アイ・アム Riri    
9. 「earthy world」    
10. KICKが自由    
11. 「Forget」    
Blu-ray/DVD (初回生産限定盤 TYPE-B)
UVERworld NO ENEMY TOUR at Marine Messe Fukuoka
-Day Show Second Half-
# タイトル 作詞 作曲・編曲
1. 終焉    
2. DISCORD    
3. 「High Light!」    
4. 「PHOENIX」    
5. 「MMH」    
6. 「儚くも永久のカナシ」    
7. One stroke for freedom    
8. α-skill    
9. UNKNOWN ORCHESTRA    

楽曲解説

WICKED boy
SE。6月6日(結成記念日)に地元・滋賀での公演にて、同アルバム収録曲の「NO MAP」「Bye-Bye to you」とともに初披露された。以降、東京ドームなどライブにおける登場SEとして用いられている。
サックスの誠果が中心となって制作しており、ライブ前の盛り上げ役としての役割や、DJ的な発想が取り入れられている[3]
PHOENIX AX
45thシングル。
シングル「PHOENIX」を、より破壊的なサウンドにアレンジしたリメイク音源となっている。
当初はTAKUYA∞のファンクラブブログなどで「破綻バージョン」とも呼ばれていた[4]
「AX」は「アックス」と読み、破綻や崩壊を象徴する斧に由来している。元々「AX」バージョンが原型であったが、「PHOENIX」リリース時にはファンの受け取りやすさを考慮して、より整理されたノンAX版が選ばれた。しかし、ファンクラブ配信などでファンから「破綻バージョンも聞きたい」という要望を受け、再レコーディング。改めてAX版の魅力を再認識したと語っている[3]
NO MAP
ハーモニカの音色を軸に据えた楽曲。ハーモニカの導入はTAKUYA∞がデビュー前から練習していた技術であり、これまでの楽曲ではうまく定着しなかったが、本作で初めて「ハマった」感覚を得たという[3]
ライブで盛り上がるだけでなく、しっかりとメッセージ性を持たせた楽曲であることを意識して制作された[5]
6月6日(結成記念日)に地元・滋賀公演のライブにおいて、同アルバム曲の「WICKED boy」「Bye-Bye to you」とともに初披露された。
6月11日0時よりリリースに先駆け先行配信された。またこの発表と共に伏せていたが、同レーベルメイトでもあるLittle Glee Monsterのメンバー・miyouが、ゲストボーカルとして参加していることも同時に明かされた。
Bye-Bye to you
この楽曲は大勢の人が普段から期待を寄せてくれていることを実感し、「ファンにとってUVERworldとの思い出を“真空パック”にして残してあげたい」という思いが芽生えたこと、また、これまで自分が好きだったアーティストの多くが活動を終えていることに触れつつ、自身の気持ちの揺らぎを整理し、「それでも自分たちはこれからも活動を続けていく」と決意した楽曲であることを明かした[5]
またサウンド面については、「伝えたいメッセージがあるからこそ、なるべくストレートに表現した」とし、ファンが思い描くUVERworldらしさの一つである率直な言葉を乗せたロックサウンドにこだわったとも語っている[5]
6月6日(結成記念日)に地元・滋賀公演のライブにおいて、同アルバム曲の「WICKED boy」「NO MAP」とともに初披露された。また、アルバムリリースに先駆け、同日より先行配信された。
EPIPHANY
アルバム表題曲。UVERworldのデビュー20周年・結成25周年という節目にあたる東京ドーム公演に向けて制作されたものの、「周年」という区切りよりも、「未来」に重きを置いた作品であると語っている。「友達」や「家族」「恋人」など既存の人間関係の枠を超え、同じ理想や感情を共有し合う存在としての“盟友”という関係をテーマに据え、メンバーやCrew(ファン)との絆を表現している[3]
2024年12月25日昼の日本武道館公演で東京ドーム公演の告知映像内で曲の一部分が公開され、6月14日・15日の東京ドーム公演において初披露された。告知ティザーで流れたバージョンよりも大幅にアレンジされている。
MMH
44thシングル。
表記はないがアルバム・バージョンで収録されている。また一部の主要音楽配信サイトおよび定額サブスクリプションストリーミング配信)においては「MMH (EPIPHANY ver.)」と記載されている。
Only US
膨大な情報に揺さぶられる時代の中で制作された楽曲[6]
「PHOENIX」よりも早い段階でワンコーラスが制作されており、外部プロデューサーとの共同制作を通じて、異なる音楽的アプローチを模索する中で完成に至った。スタジオでは何度もディスカッションを重ね、方向性を共有しながらフルコーラスへと発展していったという[3]
If...Hello
メンバー全員でロンドンを訪れた際、現地クリエイターとの即興的なセッションを通じて制作された。通常のように既存のデモを膨らませるのではなく、ゼロから立ち上げたことで、不要な音を削ぎ落とすような、ミニマルなアレンジが特徴となっている[3]
WINGS ever
44thシングルのカップリング曲。
Eye's Sentry
42ndシングル。
MEMORIES of the End
43rdシングル。
JUMP
英語の歌詞も含め、信人を中心にメンバーで制作されたインストゥルメンタルであり、TAKUYA∞は制作には関与していない楽曲[3]
UVERworldメンバーはライブ中のインスト曲を、よくある「休憩時間」ではなく「再び空気を引き締め、観客をバンドの世界に引き込む瞬間」として考えており、ライブパフォーマンスの一部として重要な役割を担っている。手拍子を誘発する構成や、キャッチーなメッセージは、そうしたライブ設計を意識したアレンジとなっている[3]
東京ドーム公演(6月14日・15日)を前に、2025年6月12日にUVERworld公式X(旧Twitter)およびInstagram Storiesで楽曲の一部が先行公開された[7][8]。またJUMPに関してもLittle Glee Monsterのメンバー・かれんが、ゲストボーカルとして参加していることが明かされている[9]

演奏

  • TAKUYA∞
    • Vocal
    • Harmonica (#3)
  • 克哉、彰:Guitar
  • 信人:Bass
  • 真太郎:Drums
  • 誠果:Sax
  • Jua:Additional Voice (#1)
  • miyou (Little Glee Monster):Additional Chorus (#3.12)
  • 今出宏°:Harmonica (#3)
  • Hiromu:Additional Keyboards (#3)
  • B-Bandj:Additional Voice (#6)
  • 兼松衆:Strings Arrangement (#11)
  • Karen (Little Glee Monster):Chorus (#12)

脚注

外部リンク

  • EPIPHANY - UVERworldオフィシャルサイト「Neo SOUND WAVE」

Web (ウェブブラウザ)

(Epiphany から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 10:04 UTC 版)

GNOME Web
GNOME Web 41
開発元 The GNOME Project
初版 2002年12月25日 (22年前) (2002-12-25)
最新版
48.0[1]  / 2025年3月13日 (4か月前)
リポジトリ
プログラミング
言語
C言語 (GTK)
使用エンジン WebKit(2.26.3以前はGecko
対応OS Unix系オペレーティングシステム
プラットフォーム GNOME
対応言語 60言語以上
種別 ウェブブラウザ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト Epiphany Homepage
テンプレートを表示

GNOME Web(グノーム ウェブ、旧名:Epiphany (エピファニー))は、レンダリングエンジンWebKitを使ったGNOMEの標準ウェブブラウザ。シンプルで使いやすいことを念頭に設計されている。ツールキットGTK3を使いGNOMEとよく統合されている。

トピック毎に整理する高機能なブックマークを搭載している。一つのページを複数のトピックに関連付けることが可能である。

Epiphany 2.26.3までGeckoをサポートしていたが、これ以降のリリースはWebKitエンジンのみをサポートする[2]

また、2.28以降pythonによる拡張はなくなり、Seedによる拡張がサポートされた。

沿革

現在はGNOME最新版の正式公開に間に合うようにリリースされつづけている。 2.14以降は公開時のGNOMEとEpiphanyのバージョンは同一。

  • 2002年12月25日 - Epiphany 0.4 初回リリース
  • 2003年4月13日 - Epiphany 0.5
  • 2003年5月4日 - Epiphany 0.6
  • 2003年6月7日 - Epiphany 0.7
  • 2003年7月13日 - Epiphany 0.8
  • 2003年8月22日 - Epiphany 0.9 バグ修正のみ
  • 2003年9月8日 - Epiphany 1.0 リリース
  • 2004年3月15日 - Epiphany 1.2 リリース
  • 2004年9月14日 - Epiphany 1.4 リリース
  • 2005年3月9日 - Epiphany 1.6 リリース
  • 2005年9月15日 - Epiphany 1.8 リリース
  • 2006年3月12日 - Epiphany 2.14 リリース。このバージョン系統からGNOME本家にメジャーバージョンナンバーが合わせられる。
  • 2006年9月3日 - Epiphany 2.16 リリース
  • 2007年3月14日 - Epiphany 2.18 リリース
  • 2007年9月19日 - Epiphany 2.20 リリース。このバージョン系統からレンダリングエンジンWebKitへ移行開始。
  • 2008年3月12日 - Epiphany 2.22 リリース
  • 2008年9月24日 - Epiphany 2.24 リリース
  • 2009年3月31日 - Epiphany 2.26 リリース。このバージョン系統がGeckoサポートの最終版となった。
  • 2009年9月24日 - Epiphany 2.28 リリース
  • 2010年3月31日 - Epiphany 2.30 リリース
  • 2010年9月29日 - Epiphany 2.32 リリース
  • 2011年4月6日 - Epiphany 3.0 リリース。このバージョン系統からGNOME本家共々GTK+3及びGNOME3系統へ移行。
  • 2011年9月28日 - Epiphany 3.2 リリース
  • 2012年3月28日 - Web 3.4 リリース。このバージョン系統からWebに名称変更。

Galeonのフォーク

2002年、Galeonの当初の開発者であるMarco Pesenti Grittiは、EpiphanyをGaleonのフォークとして開発した。このフォークは、Grittiと残りのGaleon開発者の間で新機能に関して意見の不一致があったため生じた。

同じ頃、GNOMEプロジェクトは、ヒューマン・インターフェース・ガイドラインを適用したが、これはユーザインタフェースの単純化を促進するものであった。Galeonはパワーユーザ指向であったので、多くの開発者はこれを認めなかった。結果として、GrittiはGaleonベースの新たなブラウザを作り、重要でない多くの特徴は除去された。彼はEpiphanyをGNOME HIGに従うように意図した。Epiphanyはその開発開始時からGNOMEのテーマとその他の設定を用いている[3][4]

Geckoベース

Epiphanyの最初のバージョンは、2002年12月24日にリリースされた[5]

Epiphanyは当初、Webページの表示にMozillaプロジェクトのGeckoレイアウトエンジンを使っていた。Mozillaのクロスプラットフォームなインターフェースの代わりに、GNOMEのGUIが提供された[6]

WebKitベース

開発課程で、Geckoバックエンドに関連した大きな問題に直面した[7]。これに対処するため、EpiphanyチームはWebkitをもうひとつのレンダリングエンジンとしてサポートを加えた[8]。2008年4月1日には、Geckoを使ってビルドする機能は除去され、WebKitのみを使うことを進める旨の宣言がチームによってなされた[7]

2009年9月、GNOME 2.28の一部として、WebKitへの移行は完了した[9]

参照

  1. ^ "48.0 · GNOME / Epiphany · GitLab"; 閲覧日: 2025年3月17日.
  2. ^ Epiphany » Blog Archive » Gecko end-of-life
  3. ^ DeRosia, Chris (July 29, 2003), Galeon, A History or, why Galeon is the way it is, http://galeon.sourceforge.net/links/history.php 2011年10月16日閲覧。 
  4. ^ Min, Andrew, “Epiphany, the ultimate Gnome browser”, The Ubuntu Applications book (under construction) (Free Software Magazine), オリジナルのOctober 31, 2008時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20081031231829/http://www.freesoftwaremagazine.com/books/ubuntu_applications/epiphany 2011年10月16日閲覧。 
  5. ^ “Epiphany turns 7”, The GNOME Web Browser Developers, (December 24, 2009), http://blogs.gnome.org/epiphany/2009/12/24/epiphany-turns-7/ 2011年6月15日閲覧。 
  6. ^ Granneman, Scott (2005), Don't click on the blue e!:switching to Firefox, Sebastopol, CA, United States: O'Reilly Media (October 16, 2005発行), p. 201, ISBN 0-596-00939-9, https://books.google.com/books?id=IGFPnJpa5cIC 
  7. ^ a b Persch, Christian (April 1, 2008), “ANNOUNCEMENT:The Future of Epiphany”, epiphany mailing list-list, http://mail.gnome.org/archives/epiphany-list/2008-April/msg00000.html 
  8. ^ Lopez, Xan (July 24, 2007), If you see the Buddha on the road, port it to GTK, http://blogs.gnome.org/xan/2007/07/24/if-you-see-the-buddha-on-the-road-port-it-to-gtk/ 2011年11月25日閲覧。 
  9. ^ Paul, Ryan (September 24, 2009), “Linux garden gets a new GNOME with version 2.28”, Ars Technica, https://arstechnica.com/open-source/news/2009/09/linux-garden-gets-a-new-gnome-with-version-228.ars 2011年10月16日閲覧。 

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Epiphany」の関連用語

Epiphanyのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Epiphanyのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのEPIPHANY (改訂履歴)、Web (ウェブブラウザ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS