KHTML
KHTMLとは、KDEプロジェクトが開発したHTMLレンダリングエンジンの名称である。
KHTMLはKDEプロジェクトが開発したWebブラウザ「Konqueror」のエンジンとして開発された。LGPLライセンスでフリーソフトウェアとして配布されており、再利用が可能となっている。Safariが採用しているレンダリングエンジンの「WebKit」は、KHTMLをベースにAppleが中心となって開発したものである。現在ではGoogle ChromeやAndroidなどのWebブラウザでもWebKitが採用されている。
なお、Lunascapeのバージョン5以降では、Trident、Geckoに加えてKHTMLもレンダリングエンジンとして利用可能となっている。
参照リンク
KHTML - (KDE's HTML library)
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KHTML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 02:29 UTC 版)
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![]() KHTMLを利用したウェブブラウザ「Konqueror」でWikipediaのメインページを表示した画面。 | |
開発元 | KDE Team, アップル, Nokia, Google, ほか |
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プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | レンダリングエンジン |
ライセンス | LGPL |
KHTML(ケーエイチティーエムエル)は、 KDEプロジェクトにより開発されているHTMLレンダリングエンジンである。KDEのウェブブラウザであるKonquerorのために開発された。
KPartフレームワークのもとで開発され、C++で実装されている。HTML 4.01、CSSレベル1およびレベル2、DOMレベル1およびレベル2、レベル3の一部、ECMAScriptをサポートする。CSSに関してはAcid2テストをクリアする実装が施されている。ウェブ標準をサポートするように開発されているほか、できる限り多くのページをレンダリングできるよう、マイクロソフトによるInternet Explorerのいくつかの非標準な機能をサポートしている。
KHTMLはソフトウェアの構成要素として単独利用することが可能であり、後にアップルが自社のmacOSに搭載するために作ったウェブブラウザSafariではこれに手を加えたWebKitが使用されている。
KHTMLを搭載するブラウザはあまり知られておらず、多くのウェブサイトはKHTMLのサポートを行わないか、もしくはKonquerorにてサイトが正確に動作するにもかかわらずサポートしていない。例えば、GmailはKonquerorが自身をFirefoxであると報告しない限り、正常に動作しない[要出典]。
KHTML を採用するソフトウェア
関連項目
外部リンク
- Web Browser – KonquerorのサイトにおけるKHTMLの特徴のリスト
- KHTML – KDE's HTML library – developer.kde.orgにおける定義
- KDE 4 APIリファレンス内のKHTMLについてのドキュメント
脚注
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固有名詞の分類
- KHTMLのページへのリンク