ほぼテキストブラウザとは? わかりやすく解説

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ほぼテキストブラウザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 15:02 UTC 版)

ほぼテキストブラウザ
開発元 MAT
最新版
1.3.1.0 / 2005年6月12日
最新評価版
2.0.2.0 / 2004年12月9日
対応OS Windows
種別 ウェブブラウザ
ライセンス フリーウェア
公式サイト なし(閉鎖)
テンプレートを表示

ほぼテキストブラウザは、MATによって作成されたウェブブラウザである。Windows標準アプリケーションであるメモ帳に極めて近いインターフェースを持っていることが特徴である。

概要

メモ帳に極めて近いインターフェースを持っていることで知られる。表画面と裏画面をCTRL+ Tabのキー操作で行き来できるようになっており、一方の画面はウェブブラウザ画面、他方の画面はテキストエディタ画面であり、Windows標準アプリケーションのメモ帳との互換画面となっている。

テキストエディタ画面は、メモ帳同様に「ファイル」「編集」「書式」「表示」「ヘルプ」のメニューを持っており、テキストエディタとしての最低限の機能である、ファイルの編集機能、ファイルの新規作成、既存ファイルを開く、ファイルへの保存(上書きを含む)などは実際に動作可能となっている。また、タイトル部分に表示される文字列(メモ帳であれば「無題 - メモ帳」となっている文字列)は設定により自由に変更可能となっている。

ウェブブラウザ画面もメモ帳同様に、「ファイル」「編集」「書式」「表示」「ヘルプ」のメニューが設けられている。また、タイトル文字列には上記設定がそのまま使われる。しかしメニューを開くと、「新しいページ」「クリップボードのURLに移動」「ブックマークに追加」などのようにウェブブラウザとしてのメニューが表示される。また、CTRL+Uのキー操作によって、URL入力画面の表示/非表示を切り替えることが可能となっている。

HTMLを解析、編集テキストっぽく表示するという表示スタイルであり、JavaScriptを必要とするページ、POSTアクセスを必要とするページ、フレームや表なども表示可能となっている。画像については、メモ帳っぽさを犠牲に本来の見栄えを重視した「そのまま表示」、メモ帳に最も近い表示形式である「表示しない」「ALTを展開」、本来の見栄えを意識しつつメモ帳っぽく見せる「サイズを保ち非表示」などの表示方法を設定によって選択可能である。ウェブブラウザでよく設けられている、リンクの下線表示も設定で非表示にすることが可能である。なお、タブブラウズ機能は設けられていない。

前述のように、とっさに画面をテキストエディタ画面に戻す以外に、ESCで全ての「ほぼテキストブラウザ」を最小化、 Shift+ESCで全ての「ほぼテキストブラウザ」を終了させる機能も設けられている。

内部的にはIEコンポーネントを使用。1.0系列の最新版は1.3.1.0で、SSL通信にも対応している。2.0系列の最新版は2.0.2.0で、こちらは内部的に(IEコンポーネントとインターネットとの間に)プロキシを用いている関係上SSL通信には完全には対応していない。

リリース

日付 リリース 備考
2004年5月28日 1.0.0.0 初期公開
2004年6月8日 1.1.0.0 HTML書き換えタイミングの大幅変更
2004年6月15日 1.2.0.0 Ctrl-GによるGoogle検索機能を追加
2004年10月2日 1.3.0.0 ActiveXの実行抑制機能を追加
2004年11月18日 2.0.0.0 内部プロキシ方式採用に伴う、2.0系列への分岐
2004年12月9日 2.0.2.0 2.0系列の最終バージョン
SSL通信への一部対応
2005年5月1日 1.3.0.0 ActiveXの実行抑制機能を追加
2005年6月12日 1.3.1.0 1.0系列の最終バージョン

関連項目

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