ウェブ‐ジーエル【WebGL】
読み方:うぇぶじーえる
《web graphics library》ブラウザー上に三次元グラフィックスを表示するための技術仕様の一。JavaScriptの機能拡張として提供される。専用のソフトウエアやハードウエアを用いず、HTMLで記述されたスクリプト通りに、OpenGLを利用した三次元グラフィックスが表示される。
WebGL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 16:41 UTC 版)
WebGL(ウェブジーエル、Web Graphics Libraryの略称)は、互換性のある任意のウェブブラウザ上で、プラグインを使用せずにインタラクティブな2次元および3次元のコンピュータグラフィックをレンダリングするためのJavaScript APIである[2]。WebGLはウェブ標準に完全に統合されているため、ウェブページのcanvas要素上でGPUアクセラレータを使用した物理シミュレーション、画像処理、画像効果などを表現できる。WebGLの要素は、外側のHTMLと組み合わせたり、ページやページの背景の他のパーツと合成して使用できる[3]。
注釈
- ^ サムソンやHTCなどの一部の端末では 4.x から対応している。またAndroid 4.x の環境で「メニューボタン」の「設定」から「Labs」から「WebGL」のチェックボックスを「オン」にすることでWebGLを有効化できる場合があるが、Labsの名の通り実験機能である。
- ^ スマートフォンやタブレットなどの端末の製造メーカー・機種、GPUの製造メーカー・機種、グラフィックスデバイスドライバの開発元およびバージョンなどによっては、Google Chrome for AndroidのGPUブラックリストに含まれているためWebGLが動作しない場合がある。この場合、ユーザーの自己責任となるが、Google Chrome for Androidにて「chrome://flags」にアクセスして「ソフトウェア レンダリング リストをオーバーライド」を有効化し、「WebGL を無効にする」を無効化し、そして「今すぐ再起動」することでコンテキスト「webgl」または「experimental-webgl」でWebGLを動作させることが可能となる。
出典
- ^ WebGLFinal
- ^ Tavares, Gregg (2012年2月9日). “WebGL Fundamentals”. HTML5 Rocks. 2021年2月23日閲覧。
- ^ Parisi, Tony (2012年8月15日). “WebGL: Up and Running”. O'Reilly Media, Incorporated. 2013年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月13日閲覧。
- ^ WebGL Specification
- ^ WebGL 2 Specification
- ^ Opera Core Concerns - WebGL and Hardware Acceleration
- ^ Demo Repository - WebGL Public Wiki
- ^ WebGL 2.0 Arrives - The Khronos Group Inc
- ^ angleproject - ANGLE: Almost Native Graphics Layer Engine - Google Project Hosting
- ^ Windows上でANGLEを使って、WebGLレンダリング
- ^ JavaScript typed arrays - MDC Doc Center
- ^ Canvas 3D: GL power, web-style
- ^ Taking the canvas to another dimension
- ^ WebGL - A New Dimension for Browser Exploitation
- ^ 3D表示規格の「WebGL」に深刻なセキュリティ問題、主要ブラウザに影響 - ITmedia、2011年5月11日
- ^ GL_ARB_robustness
- ^ GL_EXT_robustness
- ^ Bug 93379 - WebGL Add support for EXT_robustness
- ^ Support GL_EXT_robustness in Chrome's WebGL implementation
- 1 WebGLとは
- 2 WebGLの概要
- 3 対応ブラウザ
- 4 歴史
- 5 脚注
WebGL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:23 UTC 版)
「Internet Explorer 11」の記事における「WebGL」の解説
マイクロソフトは WebGL の安全性に疑問を持ち当初は実装を見送った経緯があるが、Internet Explorer 11 で WebGL の実装を行った。2014年8月の Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB2990946) では、レンダラーの更新が行われ、機能強化とパフォーマンス向上が行われた。
※この「WebGL」の解説は、「Internet Explorer 11」の解説の一部です。
「WebGL」を含む「Internet Explorer 11」の記事については、「Internet Explorer 11」の概要を参照ください。
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