K_Desktop_Environment_1とは? わかりやすく解説

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K Desktop Environment 1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/14 15:28 UTC 版)

K Desktop Environment 1は、K Desktop Environment (KDE) の最初のシリーズである。このシリーズには2つのメジャーリリースが含まれる。

プレリリース

KDE 0.1のスクリーンショット

マティアス・エトリッヒKool Desktop Environment創設の宣言[1]1996年10月14日)のすぐあとに、開発は開始された。Koolの語はのちに落ち、単純にK Desktop Environmetとなる[2]

最初の調整されたリリースはBeta 11997年10月20日)である[3]。これは当初の宣言から1年後のものであった。追加のベータリリースは、1997年11月23日1998年2月1日、同年4月19日にも行われている。

K Desktop Environment 1.0

K Desktop Environment 1.0

1998年7月12日、K Desktop Environment 1.0の完成バージョンがリリースされた[4]。このバージョンに対する評価は分かれた。多くの批評は、当時自由ソフトウェアではなかったQtの利用に関するもので、MotifLessTifを代わりに使うようアドバイスしていた。このような批判にも拘わらず、KDEは多くのユーザによって受け入れられ、Linuxディストリビューションでも用いられた[5]

K Desktop Environment 1.1

K Desktop Environment 1.1

アップデートバージョンであるK Desktop Environment 1.1は、より高速で安定していて、多くの小さな改善点を含んでいた[6]。また、このリリースには、新しいアイコンや背景、テクスチャのセットが含まれている。

KDE Restorationプロジェクト

KDEの20周年を記念して、KDEとFedoraに対する貢献者であるHelio Chissini de Castroは、1.1.2を2016年10月14日に再リリースした[7]

この再リリース版は現代のLinuxとの互換性のために必要となるいくつかの変更を含んでいる。Castroは現代のLinuxシステムでのQt 1.45のコンパイルも示している[8]

脚注

出典

  1. ^ Matthias Ettrich: New Project: Kool Desktop Environment. Programmers wanted! on Usenet, 1996年10月14日 (1996-10-14)
  2. ^ Ars Technica: The K Desktop Environment – Page 1 (3/99)”. Archive.arstechnica.com. 28 May 2013閲覧。
  3. ^ KDE 1.0-beta1 Release Announcement”. 26 May 2010閲覧。
  4. ^ KDE 1.0 Release Announcement”. 27 March 2008閲覧。
  5. ^ Ars Technica: SuSE 6.0 Review – Page 4 (3/99)”. ArsTechnica. 28 May 2013閲覧。
  6. ^ 1.0 to 1.1 Changelog”. KDE (6 February 1999). 28 May 2013閲覧。
  7. ^ KDE Project releases KDE 1
  8. ^ Kügler, Sebastian (2016年9月4日). “Helio compiling Qt 1.45 at #QtCon, the clean build takes about 1.5 minutes on his five-year old laptop.”. Berlin: Google+. 14 October 2016閲覧。



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