3代目の庁舎とは? わかりやすく解説

3代目の庁舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/21 14:32 UTC 版)

インディアナ州会議事堂」の記事における「3代目の庁舎」の解説

1831年インディアナ州議会新し州会議事堂庁舎建設承認した建設費用にはインディアナポリス町内土地売却益充てられた。庁舎デザイン賞金150ドル公募され、イシール・タウンおよびアレクサンダー・ジャクソン・デイビスによる、パルテノン神殿模したものが採用された。この庁舎外観中央の大きなドーム以外、パルテノン神殿にそっくりであったタウンおよびデイビスはこの庁舎建設受注し予定よりも早い1835年完成させた。 この庁舎は青いライムストーン造られ2階建てであった1階には州知事室および州最高裁判所が、2階の各ウイングには州議会の上両院それぞれ置かれた。この庁舎様々な歴史的出来事舞台となった1865年4月30日スプリングフィールドへ向かうエイブラハム・リンカーン葬送列車インディアナポリス停車した際には、リンカーン棺台がこの庁舎前に運ばれ推定10万人を超える弔問者が集まった。 このギリシアリバイバル様式庁舎建設直後こそ好評であったが、1860年代に入ると老朽化進んで醜い姿をさらすようになったライムストーン造の基礎崩れ始め、いずれ建物全体崩落するではないかという懸念広まった1867年にはインディアナ州議会下院議場天井崩れ落ちた1873年には、どうすればこの建物保存できるかという議論持たれたが、結局解決策は何も出なかった。やがてこの庁舎使用不適とされ、1877年取り壊された。

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3代目の庁舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/10 05:31 UTC 版)

オレゴン州会議事堂」の記事における「3代目の庁舎」の解説

3代目となる新し議事堂1936年12月4日建設始まり1938年完成した議事堂1938年10月1日開庁した。開庁式では当時大統領フランクリン・ルーズベルトをはじめ、レズリー・M・スコットロバート・W・ソーヤー、そして州知事チャールズ・ヘンリー・マーティンによる演説が行われた。庁舎デザイン全米からの公募123案が集まりその結果他州州会議事堂とは一線を画するものに決められた。デザイン古代エジプト建築質朴さと古代ギリシア建築精巧さを取り入れつつ、全体的にアール・デコ調にまとめられた。全米州会議事堂中でもアール・デコ調建築様式建てられたのはこの3代目オレゴン州会議事堂だけである。 建設開始前には、マーティン新庁舎ダウンタウンから南に離れた高台のキャンデラリア・ハイツ地区建設する案を出したことに対す批判出たまた、ウィラメット大学キャンパスを州が買い上げ、そこに新庁舎建てるという案もあった。しかし、ダウンタウン商人たちの力により、結局新庁舎以前庁舎と同じ敷地内建てられることになった。その一方で新庁舎への「道」造るために、ダウンタウンにあった何軒かのビクトリア様式家屋取り壊された。また、他州州会議事堂庁舎によく見られ2代目の庁舎にもあった伝統的なドームとは異なるこの新庁舎ドームが「ペンキ缶のように見える」という不満も出た。このドームを「荘厳さに欠けリス籠」とまで呼ぶ者もいた。加えてドーム屋上立てられた、金色に輝くオレゴン・パイオニア像を民衆称えるうになるまでにも時間かかった。この像の設置作業1938年9月17日始まり重機用いて数日間わたって行われた。 この庁舎建設には250ドル当時)の費用要した建設費用45%は公共事業局を通じて連邦政府負担した完成当時庁舎は幅50m、奥行き122m、高さ51mで、有効床面積は約12,240m²であった外観バーモント州産の大理石用いられた。ロビーロタンダホールには研磨されモンタナ州産のばら色石灰華並べられた。ロタンダ階段と床にはミズーリ州産のフェニックス・ナポレオン大理石用いられ、その縁にはバーモント州産のラジオ・ブラック大理石用いられた。当初予算350ドルであったが、州議会承認した予算250ドルであった予算カットされたため、委員会室の設置建設計画から外された。委員会室は1977年ウイング増設された際に、増設費用1,250ドル中に盛り込まれ設置された。増設されたウイングには議会事務所聴聞室、サポートサービス1階ガレリア、および地下駐車場設けられた。この増設により、庁舎床面積増設前に比べて、約2倍に広がった1997年、「生きた歴史を創り、議事堂威厳美観高め文化的教育的な機会育むということ目的として、州議会非営利オレゴン州会議事堂財団Oregon State Capitol Foundation)を創設した2002年には、130ドル投じて改装が行われ、アンティーク調のワイヤー新し絨毯照明装置敷設など、庁舎内装アップグレードされた。同年4月には、全米州会議事堂としては初めて、このオレゴン州会議事堂太陽光発電装置設置された。60太陽電池用いたこの装置は7.8kWの電力生み出すことができた。このうち1/3は夜間にオレゴン・パイオニア像をライトアップするのに用いられ残り電力配電網システム送られた。 2007年にはウイング改装され備品配管、および電気システム交換アップグレードされた。3,400ドル費用投じたこの改装プロジェクトは、2008年にゴードン・スミスとジェフ・マークレーの間で戦われオレゴン州選出連邦上院議員選挙において争点となった。この選挙戦において、当時現職であったスミスは、この改装プロジェクト承認されたときにオレゴン州議会下院議長であったマークレーを攻撃する広告で、このプロジェクト費用取り上げたスミスが行った攻撃には、議員用・スタッフ用の新しコストや、それらのオレゴン州内の刑務所囚人によって作られているといったことも含まれていた。その後行われた選挙では、マークレーがスミス破り、翌2009年連邦上院議員就任した。この改装2008年11月完了した2007年12月31日には、オレゴン州会議事堂史上初めて、公認結婚式執り行われた。新郎の州下院議員トビアス・リードの後押しによって、州議会は年4回まで議事堂公共イベントを行うことができるという法案通した1993年3月25日発生したオレゴン州北西部震源とするマグニチュード5.6のスコッツ・ミルズ地震ではドーム損傷を受け、修理のために庁舎一時閉鎖された。特にロタンダ周辺2年近くわたって閉鎖された。この地震ではドームにひびが入り屋上のオレゴン・パイオニア像の位置もずれた。また、庁舎西端土地は1m隆起した庁舎修理伴ってコンクリート鉄筋加えられるなどの補強なされた。これらの修理および補強には430ドル費用要したまた、2008年8月30日午前0時30分頃、オレゴン州会議事堂では三たび火事発生した。しかし、1855年1935年火事とは異なり、この火事庁舎焼失させるような惨事はならず早いうちに鎮火された。この火事2階南端にあった知事室は被害を受け、移転余儀なくされた。オレゴン州知事の公式な仮事務室は、2010年まで通り向こう側立地するオレゴン州図書館内に設けられる予定になっている

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3代目の庁舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/18 20:14 UTC 版)

ミシガン州会議事堂」の記事における「3代目の庁舎」の解説

1870年代初頭州知事ヘンリー・P・ボールドウィン州議会対し新しい、恒久的な議事堂建てるように促していた。1871年3月31日、「新し州会議事堂、および州政職員臨時使用する建物建設のため」の法案可決された。新し州会議事堂建設予算としては、州の所得税6年分にあたる120ドル充てられた。 1872年新し庁舎設計イリノイ州スプリングフィールド建築家イライジャ・マイヤーズが携わることになり、マイヤーズの Tuebor(「私は守る」の意)と名付けられ設計案採用された。マイヤーズはこの庁舎連邦議会議事堂倣って中央のドーム左右ウイング有する設計とした。後に、マイヤーズコロラド州会議事堂テキサス州会議事堂、およびアイダホ準州会議事堂の設計にも携わった。この庁舎礎石1873年10月2日、7,000人のランシング市民30,000-50,000人の訪問者見守る中で定められた。139部屋有するこの庁舎1878年完成し、翌1879年1月1日新し州知事チャールズ・クロスウェルの就任同時に開庁した。 この庁舎耐火性備えていること、政府拡張耐え得る大きさ有していること、戦争遺物保存する耐久性の高い保管庫としての役割兼ねていることなど、南北戦争後の時代における全米的な傾向きっかけとなったものであった完成当初は薄い黄褐色をしていたドームは、やがて明る白色塗り直された。 1989年州議会庁舎修復のための予算計上し1992年修復完了した。この修復プロジェクトでは、ドームにはもとのオフホワイトシェード取り戻され内装多くがもとの設計戻される同時に改善がなされ、身障者用の設備設けられた。この庁舎1971年1月25日国家歴史登録財に、また1992年10月5日には国定歴史建造物それぞれ指定された。

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