州最高裁判所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:16 UTC 版)
アメリカ合衆国の連邦法制度と併せて、州独自の法体系を有している(オハイオ州法)。オハイオ州憲法ないしオハイオ州法の解釈については、オハイオ州最高裁判所が連邦法に抵触する場合を除き、最終的な権威を有している。独自の裁量権により控訴裁判所からの控訴案件を審問する。特定の事項については第一審となる権利がある。 州最高裁判所は、州都コロンバスのダウンタウンにあり、サイオト川の河畔に立つ。州最高裁判所は、長官を含め7名の裁判官(Justice)で構成されており、任期は6年で、長官は6年ごとに、また、長官を除く6名は2年ごとに2名ずつが選挙により選ばれる。通常は弁護士ないしは下級裁判所の裁判官が選ばれるが、州の最高裁の裁判官となるために、州の司法試験に合格していることが要件とはされていない。日本のキャリアシステムに基づく裁判官とは異なり、弁護士、議員その他の多様なキャリアを有する者が裁判官に選出される。70歳を超える者は、州最高裁の裁判官に立候補することができない。 州最高裁の7名の裁判官のうち6名は共和党員が占めており、2011年から現在まで、州の最高裁長官は、共和党員であるモーリーン・オコナー(Maureen O'Connor)がつとめている(次の改選期は2012年)。欠員が出た場合を除き裁判官の選挙は偶数年に行われる。
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