淵とは? わかりやすく解説

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えん【×淵】

読み方:えん

人名用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]ふち

深くたたえている所。「海淵深淵

物事出てくる根源。「淵源

物の多く集まる所。「淵藪(えんそう)」

[補説] 「渊」「渕」は俗字

名のり]すえ・すけ・なみ・のぶ・ひろ・ふか・ふかし

難読]淵(どぶ)釣り


ふち【×淵/×潭】

読み方:ふち

底が深くよどんでいる所。⇔瀬。

容易に抜け出られない苦し境遇苦境。「絶望の—に突き落とされる」


岸辺岩場になっている場所で見られ、ほとんど流れないよう見える深いよどみ。同じよう深みでも緩やかに流れている場所を瀞(とろ)という。

作者竹原素子

収載図書炎―牧之幻想
出版社審美
刊行年月2006.8



読み方:ふち

  1. 賍物故買者。〔第二類 人物風俗
  2. 贓物故買牙保。〔第三類 犯罪行為
  3. 贓物故買者。及故買牙保犯等をいふ。
  4. 贓物故買者のことをいう。
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読み方:フチ(fuchi)

作者 榛葉英治

初出 昭和24年

ジャンル 小説


読み方:フチ(fuchi)

作者 直井潔

初出 昭和27年

ジャンル 小説


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 06:44 UTC 版)

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龍宮伝説の残る越知川椀貸淵

(ふち)とは、河川の流水が緩やかで深みのある場所。川の深み、淀みという表現もある。対語は、水深が浅い急流部を示す(せ)。俗字とされる。

概要

淵では有機物が沈殿しやすいためプランクトン繁殖が活発になる。このため魚類などを中心とした生物の生息環境に適し、河川においては豊かな生物相を持つ場所の代名詞となる。渓相が安定した場所では、長年にわたり同じ場所に淵が形成されるが、侵食傾向が活発な土砂流出の活発な河川では、出水洪水のたびに場所が変わることがある。

淵の下流側にあるそれよりもやや浅く流れが穏やかな場所を、とろ(瀞)またはとろ場と呼ぶことがある。とろは下流に向かって浅くなり、淵の底が岩盤や大きな石であることに対し、砂利や砂底であることが多い。水も落ち込んでいないため淵よりも流れが穏やかである。

深く神秘的であることが多いため、古来より全国各地で河童など、淵にまつわる多くの伝説が残っている。

淵の重要性

淵は瀬とともに、川魚にとって欠かせない。昼間は瀬で活動する魚も多いが、それらの多くも夜間は淵で寝る。ただし、仔魚および稚魚などの小型魚は、岸近くの瀬で寝ることがある。また、淵は人間や鳥などから、身を隠す場所としても大いに役立っている。大きな淵が乏しい河川では、アユ釣りの解禁後に短期間で釣りつくされてしまうことが知られている。

人工的な淵

日本では、1990年代河川法が改正されたことをきっかけに、河川改修等を通じて多自然的な環境づくりが意識されるようになり、人工的に淵や瀬を作る研究が行われるようになった。

和歌に見る「淵」の意味

淵が川の「深い」部分であることを示す
淵が川の「澱み」であることを示す
  • 「山河は 木の葉流れず 浅き瀬を 急けば淵とぞ 秋はなるらん」
    - 壬生忠岑、拾遺和歌集

関連項目

参考文献


淵(渕、ふち、英: riverpool, stream pool)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)

魚類用語」の記事における「淵(渕、ふち、英: riverpool, stream pool)」の解説

河川のうち止水性が強く砂泥堆積する部分

※この「淵(渕、ふち、英: riverpool, stream pool)」の解説は、「魚類用語」の解説の一部です。
「淵(渕、ふち、英: riverpool, stream pool)」を含む「魚類用語」の記事については、「魚類用語」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2018/09/09 12:07 UTC 版)

発音(?)

しずか、すえ、すけ、なみ、のぶ、ひろ(佐藤信淵)、ふか、ふかし、ふち(賀茂真淵

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「淵」の例文・使い方・用例・文例

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