野々島 (宮城県)とは? わかりやすく解説

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野々島 (宮城県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 15:59 UTC 版)

野々島

野々島周辺の空中写真。
2019年4月29日撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
所在地 日本 宮城県塩竈市
所在海域 松島湾
所属諸島 浦戸諸島
座標 北緯38度20分14秒 東経141度06分36秒 / 北緯38.33722度 東経141.11000度 / 38.33722; 141.11000
面積 0.56 km²
海岸線長 8.9 km
最高標高 31.2 m
野々島
野々島 (宮城県)
野々島
野々島 (日本)
プロジェクト 地形
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野々島(ののしま)は宮城県塩竈市にある島である。

概要

面積0.56平方キロメートル、人口約70人[1]。島名については、島内の熊野神社にある承応年代(17世紀中頃)の鐘には「布島」と表記されている。また、江戸時代の地誌『奥羽観蹟聞老志』には「納嚢島」とある[2]

塩竈市の出先機関である浦戸諸島開発総合センター(別名:ブルーセンター)、宮城県漁業協同組合塩釜市浦戸支所、浦戸診療所、諸島で唯一の学校である浦戸小中学校があり、浦戸諸島の行政・生活の事実上の中心である。浦戸小中学校は塩竈市で唯一の小中一貫校でもある。児童生徒のほとんどが浦戸諸島以外から通っているため、塩竃市の市営汽船を通学手段としている。島民の協力のもと、特色のある学校行事が毎年行われている。また、島のいたるところに洞窟(通称:ぼら)や野仏があり、夜鳴き地蔵、「椿トンネル」、ラベンダー畑、熊野神社などの名所がある[1]

毎年8月14日には野々島納涼盆踊り花火大会が開催される。多い時には300人規模の花火大会となる。花火大会を含むお盆の期間には島民の親族の帰省により、島内に一時活気が溢れる。野々島桟橋付近では、子どもたちによる海への「飛び込み」が行われる。お盆には異例の光景である。10月には熊野神社秋祭りがあり、子ども神輿が島内を巡幸する。しかし、若者の不足や島民の高齢化が顕著になり、これら地域振興が衰退の一途をたどっていて、浦戸諸島全島が抱える問題になっている。

同じ浦戸諸島の朴島は、かつて野々島に住んでいた島民が移り住み開発をしたため、朴島には野々島をルーツに持つ家が多い。

交通

塩竈港→桂島→野々島桟橋(31分)[3]塩竃市営汽船

野々島桟橋→石浜(4分)区営渡船

学校下桟橋→寒風沢(3分)区営渡船

脚注

  1. ^ a b 浦戸諸島/野々島”(塩竈市)2019年6月29日閲覧。
  2. ^ 『宮城県の地名』(日本歴史地名大系第4巻)367頁。
  3. ^ 野々島(ののしま)”. nihonshima.net. 2020年4月26日閲覧。

関連項目

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