B-1グランプリへの挑戦(2011-2014)
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「名張牛汁」の記事における「B-1グランプリへの挑戦(2011-2014)」の解説
2011年(平成23年)、名張商工会議所青年部と名張市観光協会、名張市の3団体30人で隠牛汁協会(なばりぎゅうじるきょうかい)を立ち上げた。同時にB級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(愛Bリーグ)に準会員(支部会員)として参加した。協会では東日本大震災で被災した宮城県塩竈市へ赴き、5月17日に桂島、野々島、塩竈市公民館で牛汁と伊賀牛コロッケを作り、かた焼きなどの名張市の製菓業者が製造した菓子類を被災者に提供する炊き出しボランティアを行った。 また同年9月の「2011中日本・東海B-1グランプリin豊川」への出場が決まると、協会は7月7日に名張市武道交流館で勉強会を開いてより美味な牛汁作りに挑んだ。その結果、みそ味の焼きおにぎりと細かく切ったトマト、コラーゲンゼリーが会員の高評価を得た。こうした努力もあり、中日本・東海B-1グランプリでは4位に入賞し、更に1位から3位も三重県の団体が占めるという成果を収めた。このグランプリでの4位入賞は牛汁協会構成員の士気を高めることとなり、12月21日に名張市が発表した「今年の十大ニュース」に選ばれた。 2012年(平成24年)5月29日には愛Bリーグから正会員(本部会員)への昇格通知が届き、北九州市で開かれる同年のB-1グランプリへの出場資格を得た。この頃から協会名が隠牛汁協会から名張牛汁協会に、料理名が伊賀牛牛汁から名張牛汁に変わっている。同年10月20日から21日にかけてB-1グランプリで名張牛汁を販売し、日本各地のご当地グルメ団体との交流を深めた。また同月23日から11月5日までの期間限定で名張牛汁が東海・北陸地方のサークルKサンクスで販売された。それでもまだ名張市民の中には牛汁を知らない人も多く、牛汁の仕掛け人は市民への普及、将来的には家庭料理として作ってもらえるようになることを目指した。 2013年(平成25年)11月10日、豊川市で開かれたB-1グランプリに出場、名張牛汁は前回のB-1グランプリでは最大でも10分待ちだった行列が最大1時間待ちとなり、午後2時に完売するという快挙を成し遂げた。12月には三重県内外からご当地グルメ団体を誘致してさまざまなご当地グルメが楽しめる祭典「圏際・食彩・文化祭 ご当地グルメでまちおこしin名張」を企画・実行した。2014年(平成26年)のB-1グランプリ郡山大会にも出場、3年連続でB-1グランプリに出場を果たした。
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