紅華会
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章 烈山(しょう れつざん) 声 - 楠見尚己 元北洋軍閥。国民党西北軍総司令(元帥)で、紅華会の御大(一番頭)である。北斗曹家拳伝承者・章大厳の長男で、張太炎の異母兄。途轍もなく巨大な男で2mの人間も片手に乗せることができる。本人は大きいと呼ばれることが大嫌いであり、周囲の者に自分の大きさを感じさせないよう厳命している。そのため、周囲の人間は色々と苦労をしている。男性器のサイズだけは普通人と同じであると告白しており、女性に関しては小柄な者が好みである。戦闘時は釵を武器として使う。拳志郎と対決するが敵わず、その場に現れた太炎から父・大厳の死と、大厳が死の直前に烈山を愛していることを告白した事実を告げられる。烈山を伝承者にしなかったのは、父・大厳を愛している烈山にとって、父を殺して伝承者にならねばならない宿命を背負わせることは残酷すぎると判断した大厳なりの親心だったことを知り、落涙した。大厳の真意に気付けなかったことを恥じて「これからは天の命のみを感じて生きて行こう」と宣言し、太炎に秘孔を突かせて自分の眼の光を失わせ、盲目となった。アニメでは登場せず。 なお、現在でこそ国民党軍の元帥という肩書の軍人であるが、元を正せば馬賊上がりのために国民党中央への忠誠心は高くなく、共産党軍と交戦状態にあるもののこれは表向きに過ぎず、裏では共産党とパイプを作り、それについて太炎から指摘された際は「わしの部下が生き延びるためだ。それの何が悪い」と開き直っていた。 張 太炎(ちょう たいえん) 紅華会の二番頭で、烈山の異母弟。詳細は、#北斗曹家拳へ。 黄 西飛(こう せいひ) 声 - 秋元羊介 / 川津泰彦 紅華三番頭。神に懺悔すれば(具体的には金を寄付すれば)自分の犯した罪が無くなると信じていた。かつて拳志郎に顔半分を吹き飛ばされる常人なら確実に即死している大怪我を負い、上海を去ったが、サイボーグ手術を受けて復活。拳志郎が去った上海を牛耳り、紅華会の威勢を市民に知らしめるため、大新世界で処刑遊戯を行っていた。処刑遊戯の会場で拳志郎に追い詰められた際、両腕に仕込んでいた暗器で襲い掛かり、顔に傷を負わせるも頭の秘孔を突かれる。最期は「今度こそ上海を去る」と拳志郎に命乞いをしたが、「いや、もういい。この世を去れ」と拳志郎に言われ、死亡した。追い詰められたりすると吹き飛ばされた頭の傷が疼き、「あ・い・た」と連発することから、彼の口癖となっている。心中では語尾に頻繁に「じゃん」をつける若者言葉で喋る。 呉 東来(ご とうらい) 声 - 茶風林 / 大久保利洋 紅華会の四番頭。かなりの女優狂いで、彼に惚れられたため自殺した女優がいるほどであるが、全く懲りない。潘の恋人である美玉に迫るが、美玉が潘しか愛さないことを知り、その後美玉に裏切られたと一方的に思い込むと、その恨みから潘を広東料理「龍虎闘」のメインディッシュにしようとするが、拳志郎によって逆に油の煮えたぎる鍋に放り込まれ、煮殺された。かつて拳志郎から受けた傷の後遺症で首を自力で傾けることが出来ず、レバーを回して角度調整する必要があるが、銃撃はかなり早い。普段車椅子を利用しているが、こちらは偽装で足は自由に動く。さらに靴底にバネを仕込んでおり素早く飛び回ることも可能。 話が閻王(拳志郎)のことにおよぶと「で、首はいつ届く」と我を忘れる。その際に拳志郎への恐怖のあまり部屋に入ってきた者に向けて銃を乱射しまくるため、大体の者が殺される。そのため、呉に性的な奉仕をしていた女性達すら、この台詞を聞くと反射的に逃げ出すまでになった。 原作ではよく「豚」呼ばわりされていたが、後述のブタオの事項でも触れるようにブタという表現が少し過激ということもあり、アニメ版では「トド」に変更されていた。煮殺された際も、原作での「豚の姿揚げ」に対し、アニメ版では拳志郎の台詞は「トドの唐揚げ」になっている。 田 学芳(でん がくほう) 声 - 稲葉実 / 島田敏 黄と呉の死亡後に、紅華会の新三番頭に昇格した男。「水虎(シェイフー)の田」こと、「カッパハゲの田」(拳志郎は「田ガッパ」と呼ぶ)の異名を持つが、本人はそう呼ばれるのをかなり嫌っており、非常に重い鋼鉄の鬘をボルトで頭蓋骨に固定して隠そうとしている(周囲からはすぐに気づかれる)が、そのお陰で事故に遭うことが多くなっている。また、髪に関する同音異語にも敏感であり(例:「ケガないか」→「毛がないか」)、バレそうになった時には慌てて周囲の人間を殺してしまうこともしばしば。拳志郎には両手を潰されたらしく、両手共に鉄製になっている。最期は大浴場(銭湯場)で、拳志郎に関節を外された上、湯船に投げ込まれ、重い鬘のせいで浮き上がることができず溺死。死後、鬘は青幇に回収された。パチスロ機の演出では本来は同時に登場しない黄や呉と共演しており、彼らが田の体ごと拳志郎にぶつけるオリジナル技「田学砲」を見せている。 田 楽伝(でん がくでん) 声 - 島田敏 アニメ『REGENESIS』に登場した田学芳にそっくりな双子の弟。 河 馬超(か ばちょう) 声 - 堂坂晃三 アニメ『REGENESIS』に登場した、楽伝の部下。 陳 永祥(ちん えいしょう) 声 - 二又一成 紅華会の新七番頭。「イタチの陳」と呼ばれる。屁と商売が臭くて有名。かつて上海で北大路剛士を狙った際、ラーメンを食そうとした拳志郎の邪魔をしてしまい、ラーメンの器の砕けた部分で半殺しにされた。昔は貧乏猟師だった。右手は義手になっていてサブマシンガン等を装備可能。最期は張太炎に証文を返却され、紅華会新二番頭に昇格した直後に水死。なお、この時は名前が「陳 狷民(ちん けんみん)」となっていた。紅華会の番頭の中では性格的にまともな部類に入るが、先述の北大路を狙った時に居合わせ気絶していた綾を「用が無い」という理由で射殺しようとする冷酷な面もある。アニメでは大炎を助けて拳志郎を殺そうとし、ギーズによって倒されるが、しぶとく生き残り、紅華会を復活させようとする。 憑英正 声 - 宝亀克寿 鉄顎を付けた紅華会幹部。食通の男。噛み合わせの際のポグポグという音が特徴。やや悲観的である。アニメでは葉に射殺されている。 沐大洪 声 - 天田益男 紅華会幹部。後頭部のあたりが機械化している。丸いサングラスが特徴。アニメでは葉に射殺されている。 朱(しゅ) 声 - 西嶋陽一 青幇狩りで沈を殺した男。過去に阿片泥棒を幾度もしていた度に、沈に助けられていたらしい。 朱富徳(しゅ とみとく) 声 - 西嶋陽一 張亡き後の大新世界新支配人。ネズミの朱と呼ばれていた。潘に射殺される。アニメ版ではキャラクターデザイン等が大きく変更された。 ゴラン 声 - 園部好徳 大新世界で青幇の拳法使いを処刑してきた男。仏領インドシナでボクシングやムエタイを会得し上海のチャンプとなる。拳志郎と戦うために上海へと来るが、処刑遊戯で拳志郎に殺される。3つ以上の数が数えられないほどの頭脳の持ち主。 張(ちょう) 声 - 天田益男 葉の子分であったが紅華会に寝返り大新世界の支配人となる。昔風呂屋で爪切り屋をやっていたことを指摘されると激怒する。拳志郎を銃撃しようとするがギーズに腕を切り落とされる。 ジャン・カルネ 声 - 池田勝 ジダンダール死亡後に後任となったフランス租界巡査総長。紅華会と組み青幇虐殺に加担する。紅華会との癒着が露見しフランス本国へ召還される際、ギーズから偽造パスポートと南米行きの船券を渡され休養するよう促される。出港直後、ギーズから情報を得た潘に銃殺された。 司祭(しさい) 声 - 田中総一郎 / 長嶝高士 悪徳神父。黄西飛に対して神に悪行を許してもらえるためとして、暗に金を要求していた(黄は喜んで聞き入れていた)。また、懺悔に来た青幇の者達のことを紅華会に漏洩する等卑劣なことをやっていたため、復権した潘から報復を受けた。 マルロー 声 - 仲木隆司 フランス租界警察の刑事科長。紅華会とつながっている。ギーズを上海から追い出すためソフィーを誘拐しようとしたが、恋人・ペーターが命がけで守ったため彼を殺害した。記憶を取り戻したソフィーから自身の悪行をギーズに露見することを恐れ、再びソフィーを狙うが拳志郎と遭遇、秘孔により秘密をしゃべらされた後、拳志郎の怒りに触れ殺される。 周(しゅう) 声 - 青森伸 青幇から紅華会の田学芳に内通したスキンヘッドの男。青幇復活の祝宴で田の鉄製の鬘を贈られ葉に射殺される。潘とは元々兄弟分の同格で同僚からは兄貴と慕われていた。田の鬘を装着して体を曲げても鬘の重さを感じさせないほど筋力が強い。このため葉からの銃撃を受けた当初は鉄製の鬘をヘルメット代わりにして身を守るも、結局鬘一つだけで身を守れる範囲などたかが知れており、胸への被弾はどうにもならなかった。 普(ふ) 声 - 園部好徳 地底を掘って進むことのできる男。通称「モグラの普」。ペストノミが混入した麦を青幇の阿片倉庫にばらまく役目を負うも、拳志郎に知られることとなり逆にペストノミを飲まされる。太炎の元に逃走し失敗を告げるが太炎に秘孔を突かれ死亡。 楊(やん) 通称「オカマの楊」。太炎との連絡役。汗臭い男がタイプ。普段はオカマだが激怒すると男に戻り口調も荒々しくなる。油まみれになったところを拳志郎にタバコを落とされ爆死。 喬鋳成(きょう ちゅうせい) 上海市商界理事。語尾に「ダス」をつける。紅華会とグルで葉の子分を10人は殺した。海に浮上し救出を求めていたところを葉に射殺された。 蔡(さい) 少佐。青幇から太炎が攻撃されていることを烈山に報告した。 陸(りく) 紅華会系の銀行の支配人。
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