物語中盤
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「いとしのエリー (漫画)」の記事における「物語中盤」の解説
物語中盤時系列リスト 高校2年生(3学期から)3学期 今泉、三田町高の校門で上野を待つようになる。真名古が串田との関係を今泉に吹聴した話が嘘と判明。上野のムキになる反応を「子供っぽい」と批判。完全に今泉のペースに飲み込まれる。 上野の教室にまで上がりこむようになった今泉、上野の成績を聞き個人指導をすると言い出す。ついでに自分の成績を証明する為に自宅まで連れてくる。 上野、今泉に串田の事が好きだと本当の事を話すが、どうしても上野の片思いとしか伝わらなくなってしまう。また今泉と付き合っているという誤解を解くために串田のアパートを訪れるが、入浴中で会えなかった。 遊園地デートで「距離」が縮まった今泉に上野が衝動に駆られキスしてしまう。 今泉に「プリンスのビデオがあるから見ない?」と誘われ自宅に行くが、ケースに入っていたのは裏ビデオで、母親が帰ってくるまで2人で見入ってしまう。今泉の兄がケースを入れ間違えていた。 裏ビデオの話をした上野に引きつけられ、3バカトリオで裏ビデオの購入に踏み切る。やっとの思いで購入し清水の家で見ていたが、姉の文緒に見つかり取り上げられる。 誰も居ない3年の教室でサボっていた上野、平石の机にエリーへの想いが書いてあるのを発見し罵倒するが、そこに平石本人と串田が現れる。机の事を茶化した上野が平石と喧嘩寸前にまでなるが、串田が二人を落ち着かせ上野を授業へ向かわせる。その後昼休み時間に上野が串田と平石の所へ行くが、今泉が一緒に昼食を取りにやってきてそちらへ行くはめに。 平石、卒業式の後に串田に交際を申し出るが串田は拒否する。しかし平石は大学入学まで個人講師をするよう願い出る(これに上野と今泉が付いてくることに)。 上野家、父親の栄転で京都へ転勤が決定する。上野は東京から離れたくないため家出をし、串田のアパートに転がり込む。串田は上野宅からの電話に「上野は来ていない」と嘘をつき“共犯者”に。その後母親が串田の元を訪れるが、上野は隠れて捕まらなかった。 上野の母親は次に清水宅へ上野を探しに行く。清水は機転を利かせて上野が捕まらないように嘘を言い、串田のアパートにいる上野を呼び出し相談をする。その後今泉が清水と分かれた後の上野と遭遇し、吉祥寺で遭ったことを上野の母親に連絡、吉祥寺で会ったことで串田と上野の仲を怪しみはじめる。 学校をサボった串田と家出中の上野、新宿御苑へ花見に。その後串田と別れた上野が吉祥寺駅で清水に電話をしかけた時に母親に見つかる。 上野を保護した後の家族会議で高円寺の親戚・五十嵐家の近くのアパートで上野が下宿することが決まる。その後上野は串田に東京に残る事を報告、串田のアパートで一緒になりながら雨を凌ぐ。駅で見つかった経緯の説明の途中で清水が二人の関係を知っていることを言ってしまう。 引越しを終えた上野のアパートで3バカトリオと串田、隣野、後藤、今泉が引っ越し祝いを。そこで泥酔した今泉が「上野がファーストキスをした」ことを暴露、串田は遠回しに上野を批判し、誰も泊まらないように釘を刺して帰宅する。 春休み 酒盛りの後今泉はそのまま泊り込んでしまい、その後を心配した串田の電話にでてしまう。上野は学校にいる串田に前夜の事を弁明に行くが、串田は険悪なムードを引きずったまま講習をしていた平石の車でデートに行く。その帰りに平石が泥酔した串田に「酔い覚まし」のキスをする。串田は上野と“おあいこ”に。平石は泥酔した串田の様子から“誰か”と交際が上手くいっていない事を察し自分のチャンスを得る。 高校3年生1学期 上野は担任が真名古へ。本土寺は進学クラス、清水・隣野は串田のクラスへ分かれる。 串田が上野とデートの約束をする。が、上野には今泉が押しかけてしまい、串田はコンパに行く途中の平石に会う。両カップルが偶然に出会ってしまい、仲たがいに。串田は平石と訪れたディスコでチークを踊り、キスされた所を三田町の生徒に見つかってしまう。その話題が上野にまで及び、上野と串田が喧嘩することに。串田は「私だって成り行きでキスくらいするわよ!」と逆ギレする。 雨の降る中、上野と今泉はデートへ。平石は串田と(上野の思い出の地と知らず)鎌倉へ出かける。平石の優しさに身を委ねかけた串田だったが、ホテルでキスを交わした串田が思わず「上野」の名前を口にし、我に返った串田は謝罪しその場から立ち去る。ショックを受けた平石は今泉と分かれた上野を突き止め二人の仲を詰問。しらばっくれる上野に串田の口から上野の名前が出たことに怒りを露にした。それを聞いた上野は串田のアパートを訪れ串田に復縁を迫るが、そこに平石が人身事故を起こしたと連絡が入り、串田は病院へ。 後日学校の串田の元へ平石が訪れる。人通りの少ない路地に連れて行き串田に強引に復縁を迫るが、尾行していた上野が平石を止めに入り喧嘩に。平石が上野を殴りつける途中に串田が割って入り、その拳が串田に当たる。二人の仲を嫉妬した平石は「二人の仲をばらしてやる」と言い去る。しかし物的証拠が無いためその実証は不可能であった。その夜、串田と上野は気の迷いからすれ違いを起こしたことをお互いに謝罪し復縁する。 上野、母親から手紙を貰い夏休みに京都に戻る事に。ついでにと串田に京都に旅行に出てくる事を提案する。学校の屋上への階段近くで串田が机を並べ、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の情景を引用し上野を迎え入れる。 期末試験後、上野と一緒にラーメンを食べに出かけた清水が二人のその後を聴き「平石はこのまま引き下がらない」と予想、その予想が的中し、上野が京都行きのチケットを串田のアパートに持って行き中に入る所を平石に盗撮される。直後平石は串田のアパートを訪れ復縁を申し入れ、盗撮したフィルムを持って脅迫しようとする。串田は脱衣所に居た上野を呼び出し、平石に気持ちを委ねかけたのは申し訳ないがフィルムを公表されても上野に対する自分の決意が揺るがない事を再度強調し、その決意を受けた平石はフィルムを捨て身を引く。 夏休み 今泉、皆で軽井沢の別荘に旅行に行こうと上野を誘う。上野は串田も呼ぼうとするが、串田は「今日子ちゃんが楽しもうと思ってるんだから」と遠慮する。しかし実際に別荘に呼ばれていたのは上野だけだった。最初から今泉が上野の気持ちを問い詰めるために仕組んだ罠だった。バージンを捨てるつもりだと上野の気持ちを詰問しようとした時、五十嵐家から連絡先を得た清水・隣野・本土寺・後藤たちが車で軽井沢に押しかけてくる。機嫌を損ねた今泉は、夜に皆と肝試しをすることを提案。上野とペアになった今泉は道すがら再度問い詰めるが、上野は串田の立場上本当の事を言う事はできず「串田も含め全て公平に好き」だと告げる。 清水、別荘での寝冷えで熱風邪をひく。さらに帰りの運転手をあてにしていた全員がほぼ資金を使い果たしていた。そこで上野は串田に救援を求め、串田が運転して帰ることに。しかし全員が車に乗りきらない事から「この旅行で今日子ちゃんのペアはあなたでしょ」と上野に言い今泉と特急で帰らせる。今泉は串田が来た時の上野の豹変ぶりと串田の言葉に嫉妬し悔し涙を滲ませた。 上野、串田と待ち合わせて京都に行くつもりが神戸に行く今泉と同席することになる。軽井沢の帰りに京都に行く事を言っていた事が裏目に出た。今泉を発見した串田は変装し凌ぐが、今泉の懇願でチケットを交換しグリーン車に移動する。 京都に到着後、上野は串田の泊まるホテルを聞くのを忘れていた。しかも神戸から出てきた今泉に2人が翻弄され、会えずじまいで時が過ぎる。 京都ですれ違いばかりだった上野と串田、縁結びを信じ訪れた地主神社の通りで再会。そのまま二人で五山送り火を観る。上野が「結婚しようよ」とプロポーズ。串田もそれを受け、串田の旅館で共に夜を明かす。 京都から戻った上野とバイトが終わった清水、暇つぶしに行った原宿のキディランドでファミコンを買ったヤン坊と遭遇、串田も呼ばれ皆でゲームに興じる。 2学期 串田の父親、大学の研究室の助手と串田を見合いさせるが、どちらにも恋人がいた事が判明し、縁談はなかったことに。 上野、体育祭の借り物競走でズルをし串田を借りる。背負った串田の「早く借り物じゃなくてこうなるといいね」という言葉を聞きながらゴールイン。 上野と串田、学校をサボり箱根へ三泊旅行する。上野の事を心配した真名古が五十嵐家に連絡を取ると、上野が無断で3日間アパートを空けていた事が判明する。上野は箱根からの帰りの電車で出会った同級生に、真名古が五十嵐家に電話した事を知り焦燥。また串田がアパートに帰ると真名古から電話がかかってきた。串田の「うちにも電話くれたの?」という言葉に疑問を持つ。生理になった串田、体を要求しかけた上野に自ら口で奉仕する。 真名古、学校に出てきた上野に3日間の事を聞き出す。上野の「伊豆に行った」という発言を聞き、今度は風邪で休んだ口実の串田に「潮風に当たったら風邪がふっ飛んだか?」とカマをかける。 真名古、上野が落とした写真を他の教師から見せられる。それには箱根での串田が写っていたが、写真の日付の日は電話をしたが風邪で寝込んでいてこれは別人だと嘘をつき、写真を預かる。これで上野と串田が二人で旅行に行った事がほぼ判明し、二人を別れさせる策を練る。 上野の母親、五十嵐から上野が無断で3泊旅行したことと大学へ行かず就職したいとの話を聞き、京都へ連れて行こうと決し東京へ訪れる。同時期、真名古は串田に箱根の写真を見せ、危ない橋から落ちる前に上野を突き放せと進言する。真名古は次に母親と対峙した上野のアパートを訪れ、頭を冷やして半年京都に行って来いと進言する。 上野は五十嵐家のトイレの窓から逃げ出し、串田に助けを求める。そこへ上野の母親と真名古が訪れ、母親が上野の堕落を嘆く。責任を感じた串田は逃していた上野に〝不自然な仲〟を解消し「(この関係に)疲れたからもう降りる」と告げ、二人は別れた。 上野、今泉に電話し半年間京都に行く事を告げる。串田、授業を抜け出して見送りに行くという清水・隣野・本土寺の行為を黙認。串田は最後に清水に「上野君によろしく」と告げる。 駅に着いた清水は上野と二人の間に何があったのかを問う。上野はいつも串田に甘えてばかりだった事を反省するが、清水は「それは折込済みで付き合ってた筈で、誰かに何かを言われたかも」と言う。その時串田の『私も真名古君からそう(別れろと)言われた』という言葉を思い出し、二人の別離が真名古の思惑で進んでいたことを突き止める。しかし、新幹線は京都へ走り出してしまった。 その後串田は表向きは元気にしていたものの、実際は心の穴を埋められぬままだった。悲しみに暮れたまま街中を彷徨っていると、雑踏の向こうから「上野!」と呼ぶ声が聞こえた。その声に反応し無我夢中で声のした方向へ駆けていくが、その直後に待ち構えていたのは車が往来する車道だった。「上野君!」と名を呼びながら飛び出した串田を目撃したデートの最中の清水と隣野に衝撃が走る。
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