大魔神ネクラーガ編の主人公
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 06:50 UTC 版)
「ネクロスの要塞」の記事における「大魔神ネクラーガ編の主人公」の解説
タンキリエ王国には2人の王子がいた。権力欲が強く好戦的であった弟ネクロスは兄に王国を追放された。兄に復讐を誓ったネクロスは黒魔術の修行を始め、自分に味方する怪物を各地から集め始めた。 ある日ネクロスは魔族の一人から、太古の神と悪魔の闘いで封印された大魔神ネクラーガの存在を教えられた。その強大な力で神々と人間を脅かした大魔神に興味を抱いたネクロスは、その封印を解き、ネクラーガを復活させ、その力をもってタンキリエ王国に侵攻しようと企てる。 ネクラーガが封印された結界の扉は、封印した勇者の血を引く者、すなわち先代タンキリエ王の血を引く者を生贄としなければ開かない。ネクロスは生贄として兄の娘である王女に白羽の矢を立てたのだった。 ナイト(KNIGHT) タンキリエ王国騎士団に所属する騎士。十字の覗き窓のある鉄仮面に全身鎧という、十字軍のテンプルナイツを模した様な風貌をしている。頑固な正直者を絵に描いた様な性格。ドロドロした物が苦手で、その系統のモンスター相手には、経験値がマイナス修正となる。 1弾の戦いで、ネクロスの腹心であるシールダーを倒すが、誤って呪いのアイテムである「シールダーの盾」に触れてしまい、それが手から離れなくなった。 2弾の時点では、タンキリエ最強の騎士の称号を手にしている。だがシールダーの呪いで、特定の敵に対し苦手意識(マイナス修正)を持ってしまった。 3弾の時点では、シールダーの呪いも解け、タンキリエ騎士団長として登場。 4弾では、キングより授かった「王家の紋章」を盾に装着し登場したが、ネクラーガの結界を破ることの出来るタンキリエの秘宝「8つの宝玉」を持たない勇者の1人として最終決戦に臨む(雲の玉を入手?)。 ネクラーガ封印後は、サムライに騎士団長の地位を譲り、マージと共に隠居生活に入る。だが長年のライバル、ブラックナイトとの手合わせの最中、騙し討ちに遭い殺害されてしまった。 アマゾン(AMAZON) タンキリエ王国と古くから交流のあるアマゾン族の女王ヒュポリュテが派遣した女戦士。アマゾン族には、幼年時代は小竜を連れて旅をする習わしがあり、アマゾンも小竜を連れての参戦となった。ウネッとしたものが苦手。 小竜は、1弾終了時に生まれ故郷の湖に帰ってしまうが、2弾で友好ユニットドラゴニットとして再登場し、勇者を助けてくれる。 1弾の戦いでネクロス城の天守閣を守るミノタウルを破り「ミノタウルの鼻輪」を入手する。 2弾では前回の戦いよりツボカヅラの「鏡の盾」、スタームの「斧」を装備し参戦。 ネクロスの弟子達との戦いでは、ドクロスとメカロスを倒した。 3弾ではドクロスから奪い取った「星の玉」と、メカロス(メタルドール?)から奪った盾を持って登場。 1-2弾でのお下げ髪を、3弾からは下ろした状態で参戦、顔も幼さが消え、大人の女性となった。 4弾ではキングより授かった「王家の紋章」を盾に装着し登場。 ネクラーガ封印後は、アマゾン族に帰り、ヒッポリュテから女王の座を譲られた。 ネクロスがタンキリエ王子の肉体を乗っ取って復活した「暗黒皇帝編」では、アマゾニィという少女を派遣した。 自らも6弾でアマゾン族の女王アマゾネスとして登場し、勇者達に地底王国シャンバラへの道筋を示し、助力を与える。 マージ(MAGE) タンキリエ王国に使える博学な魔法使い。ネクロス復活をいち早く察知し勇者を募った。チョコレートを食べると魔術の威力が増すという、商品にあやかった得意技を持つ。 1弾では、ネクロス城前の最大の難敵であるドラゴンを退治し、後にネクラーガの封印を破るため必要となる8つの宝玉の1つ「月の玉」を勇者の中で一番早く手に入れる。 2弾では、タンキリエ最強の魔導師とされ、前段でデーモンより「杖」を、タコラザードより「首飾り」を奪い、それらを装備し、再びネクロスを倒す旅へ出発する。その旅先で、生き別れとなった実姉ジョロスと再会する。しかし探し求めた姉は、魔術の修行中に魔界に右半身と良心を奪われてしまい、ネクロス7人衆の1人マジョロスとなっていた。説得の通じぬ相手に力で対抗し辛くも勝利を収め、マジョロスも元の優しいジョロスへと戻る。 この2弾からはサイコロの出た目に応じて経験値などを上げられる「呪文」の概念が導入され、マージにはアイテムの他に呪文カードが付属するようになる。 3弾では、いち早くネクラーガの復活を感じ取り、再び勇者を結集し旅立つ。この冒険より、エルフを自らの後継者にするための育成を始める。 4弾では、愛弟子エルフに2級魔法使いの免許を与え、ネクラーガの封印を最後に宮廷魔術師引退を決意。最後の冒険に命をかける覚悟をしていた。 ネクラーガ封印後は、エルフにその座を譲り、名もハーミットと改名し、隠居生活に入る。5弾ではタンキリエ王子救出のためネクロスと戦い、8勇者と共にネクロスを封印する。だがその戦いで全ての力を使い切り死亡した。 なお魔法使いを意味するMAGEの発音表記は、メイジが一般的であるが、ロッテの対抗企業である明治製菓を連想させてしまうためマージという名称になったと言われる。 エルフ(ELF) 冒険好きな森の妖精。リスをお供にネクロス討伐の旅に出る。父の形見である角笛を大事にしている。 リスは、エルフと共に経験を積み、弾を重ねるごとにリス→リズバット→リズオンと成長していく。だが3弾で修行中のエルフを助けるため、許されていた3回目の魔力を使ってしまい、元々の飼い主である天の神ヘブライルに呼び戻され、エルフとの冒険の記憶を失ってしまった。3弾まではエルフのペットとして同ユニット扱いだったが、4弾ではヘブライル山の守り神である単独ユニットリズコーンとして登場する。 1弾では、迷宮の守護獣スフィンクスを倒し、「暗闇マント」を入手。 2弾ではこの暗闇マントを装備して登場。「真空の呪文」を持つ。 3弾からはマージに魔術の才能を見込まれ、修行中の弟子としてパーティに参加する。ミノタウルの持っていた「太陽の玉」を持つ。 4弾ではマージより2級魔法使いの免許をもらい、ネクラーガ討伐に旅立つ。 ネクラーガ封印後は、師であるマージより宮廷魔術師の地位を譲り受け、エルマージ と改名する。 マーシナリー(MERCENARY) かつて傭兵をしていた弓の達人。お調子者で女の子に弱い。金に対する執着心は人一倍強い。傭兵時代の旧友に盗人シーフがおり、2弾で再会を果たす。 1弾では、ヴァンパイア館の領主を倒し、泥棒神ヘルメスの愛用品「快速靴」を手に入れ、ネクロスに捕らわれたタンキリエ王女を救い出す。 2弾では、前弾で入手した快速靴を装備し俊敏さを増した。ネクロスの弟子である蛇族の王子ヘビロスを倒す。 3弾では、ヘビロスから奪い取った「風のナイフ」を装備し、ブリザラード王国の王女を倒し「吹雪の玉」を入手する。 4弾では、いつの間にかタンキリエ王女との愛を育んでいたらしく、無事に帰ってきたら結婚する約束をしていた。 ネクラーガ封印後は、タンキリエ王女と結婚し、タンキリエ王となった。2人の間に王子が誕生するが、20年後、復活したネクロスに誘拐されてしまう。マーシナリーは元の仲間であるエルフとサムライを含む8人の勇者を集い、ネクロスを再び封印するよう命令する。 サムライ(SAMURAI) さすらいの武芸者で、居合抜きの達人。名刀鍛冶ムラマサが作り出した「降魔刀」という刀を装備している。故郷の裏切り者でネクロスに加担する忍者を探して、ネクロス討伐隊のパーティに参加する。 1弾で見事に忍者を倒すが、代償として片眼を失った。 2弾では、忍者から奪い取ったハットリハンゾウ作のクナイを手に参加。ネクロスの弟子であるオニロスを倒し「虹の玉」を入手する。 3弾では、オニロスの部下、サムライ王ショーグンから奪い取った鎧を装備。ショーグンの力を取り込み復活を果たした新生オニロスオニショーグンと対決し勝利を治める。 4弾ではハニワの兜を入手。全身甲冑というフル装備の状態となった。これが後のIIナイトの容貌に関わってくると見られる。 放浪の旅を続けていた彼は、タンキリエの人々の温かな心に触れ、ネクラーガ封印後タンキリエへの永住を決意。引退したナイトから騎士団長の座を譲り受け、名もIIナイトと改名する。彼が再び冒険へ旅立つのは、それから20年後のことだった。 バーサーカー(BERSERKER) 北のバイキングの末裔で狂戦士の異名を取る。諸国を傭兵として渡り歩いていたが、タンキリエ王国で王女誘拐の報を聞き、ネクロス討伐隊の一行に加わる。 1弾では、悪魔族の首領格デーモンを倒し、早くも狂戦士の実力を見せつける。 2弾では、デーモンの体から取り出した「デーモンの心臓」を手に冒険に参加。ハーピーを倒し「呪いの手甲」を、キメラを倒し「呪いの兜」を手にしてしまうが、その呪いをはねつけるという強者ぶりを発揮した。 3弾では極寒の地「ブリザラード王国」での闘いを有利にする「ブレイズの火種」を持って闘いに参加。他メンバーが「8つの宝玉」を入手していく中、ナイトとともに手に入れることができなかった。 4弾では空を飛ぶ怪物に対抗するため、Dr.ルビークが作った「パチンコ」を持参し参加。他の勇者とともに大魔神ネクラーガを封印する。(霧の玉を入手?) 冒険を終えたバーサーカーは一人故郷に帰った。20年後では、雪と氷に覆われていたブリザラード王国の後の姿、緑豊かな国グリーンランドの国王となっていた。5弾で登場し、国王でなければ自ら出向くのにという、戦士の気概を示す文言が書かれている。 ドワーフ(DWARF) 正義感の強い森の小人。バーサーカーと同じ、北欧出身。一族は高い鍛冶の技術を持っており優秀な武器職人でもある。邪悪な波動を感じ森を出たドワーフは、タンキリエ王国でその元凶の暗躍を知りネクロス討伐隊に加わった。 1弾ではドローンを倒しすばやい動きができる「手袋」を手に入れた。 2弾ではハーピーに対抗するべく「バットムの翼」を携えて冒険に参加。身長が小さいため、大きな怪物を苦手にしていたが、冒険の最中に見事に克服。死闘の末、ネクロス7人の弟子の一人オニロスを倒した。 3弾では、ショーグンを闇討ちにし取り込むことで生きながらえたオニショーグンを再び討伐するべく、「オニロスの金棒」を持ち冒険に参加。ホープ王国を砂漠に変えた張本人、魔神ガウルを倒した。同時に竜巻砂漠に吹き荒れていた竜巻を止めることに成功する。 4弾では、魔神ガウルから奪った「竜巻の玉」を携え冒険に参加した。 冒険を終えたドワーフは、冒険の途中に出合った名工ダイダロスに正式に弟子入り。長年の夢である鍛冶屋を開くべく、彼の下で技術を磨いた。20年後、かつて魔神ガウルに滅ぼされたホープ王国をニューホープ王国として再興、そこに鍛冶屋を開店させた。5弾で登場し、勇者の手助けをする。
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