免疫抑制剤
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免疫抑制剤(めんえきよくせいざい、英: Immunosuppressive drugあるいはimmunosuppressantなど)は、免疫系の活動を抑制ないし阻害するために用いる薬剤。免疫反応の中心的な役割を果たす細胞の働きや増殖などを抑え、免疫作用を抑制する薬[1][2]。体内で起こっている免疫反応を抑える薬。免疫抑制薬とも。
- ^ a b c MEDLEY 免疫抑制薬
- ^ 日経メディカル 免疫抑制薬の解説
- ^ 小林節雄, 根本俊和「肺疾患 (気管支喘息) に対する免疫抑制剤の正しい使い方とその評価」『臨床薬理』第6巻第1号、日本臨床薬理学会、1975年、71-77頁、doi:10.3999/jscpt.6.71、ISSN 0388-1601、NAID 130002041854。
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- ^ a b 亀田秀人, 小川祥江, 鈴木勝也, 長澤逸人「4.カルシニューリン阻害薬の使い方」『日本内科学会雑誌』第98巻第10号、日本内科学会、2009年、2506-2511頁、doi:10.2169/naika.98.2506、ISSN 00215384、CRID 1390282681421201792。
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免疫抑制薬
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免疫抑制薬併用療法は、病状が重い場合のほか、副作用の強い糖質コルチコイドをなるべく少なくするため積極的にも用いられる。 寛解が得られてもANCAが陰性化しない場合、再燃が高頻度であるため、5年間継続する事もある。 日本では、軽症例に再燃が多かったが、免疫抑制薬の使用が少なかった事も原因と推定されている。 下記の2種が主。 シクロホスファミド(CY) 主に寛解導入療法。連日経口投与またはシクロホスファミド静注パルス療法(IVCY)。静注パルス療法が標準的。連日経口服用療法の方が総投与量が多く、副作用の膀胱毒性が強い。 アザチオプリン(AZA) 主に寛解維持療法。シクロホスファミドより副作用が少ない。 メトトレキサート(MTX) 海外での使用実績があるものの、日本では保険適応はない。
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