消化性潰瘍とは? わかりやすく解説

しょうかせい‐かいよう〔セウクワセイクワイヤウ〕【消化性潰瘍】

読み方:しょうかせいかいよう

胃液粘膜消化するために起こる潰瘍胃潰瘍十二指腸潰瘍のこと。


胃潰瘍(消化性潰瘍)

潰瘍とは,粘膜から粘膜下層,さらにそれよりも深部までの組織障害されなくなった状態をいいます(図).胃にできると胃潰瘍,十二指腸にできると十二指腸潰瘍いいます成人発生する潰瘍は,長く胃酸による障害考えられいましたが,最近ではピロリ菌Helicobacter pylori)の感染によって正常の胃あるいは十二指腸粘膜障害を受けると考えられています.しかし,小児では年齢によって原因異なり新生児生まれるときのストレスや低酸素など種々の障害原因になるとされ,乳幼児では,ステロイドなどの薬剤種々の原因によるストレスにより発生し学童期心因性ストレス十二指腸潰瘍発生が多いとされています.
症状としては,新生児乳児期から幼児期では,下血吐血多く幼児期では繰り返す嘔吐腹痛主な症状となります学童期以降なりますと,上腹部の限局した部分痛み訴えるようになります
胃潰瘍診断はまず,バリウム飲んでX線撮影を行う,上部消化管造影検査行い,胃および十二指腸粘膜に異常がないかをチェックします最近大人ではこの検査行わず胃カメラ粘膜の状態を直接観察することが増えていますが,小児では全身麻酔必要なこともありますので,まず最初に造影検査行い,それでも潰瘍が見つからず症状が続く場合胃カメラをするといった手順がより好ましいでしょう
胃潰瘍 治療は,胃酸酸度抑える薬剤による治療が主であり,胃や十二指腸粘膜再生してくるのを待ちますまた,血液検査内視鏡検査ピロリ菌感染証明され場合には抗生物質同時に投与していわゆる除菌治療平行して行います重度場合には潰瘍部位からの大量出血胃穿孔十二指腸穿孔をきたし,緊急内視鏡や緊急開腹術必要になることもあります

消化性潰瘍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 23:53 UTC 版)

消化性潰瘍
胃潰瘍
概要
診療科 消化器学
分類および外部参照情報
ICD-10 K25-K27
ICD-9-CM 531-534
DiseasesDB 9819
eMedicine med/1776 ped/2341
MeSH D010437

消化性潰瘍(しょうかせいかいよう、: peptic ulcer)は、の内面、小腸の最初の部分、ときには食道下部における潰瘍を指す[1][2]。胃の損傷は胃潰瘍(gastric ulcer)と呼ばれ、腸の最初の部分の潰瘍は十二指腸潰瘍(duodenal ulcer)と呼ぶ[1]

十二指腸潰瘍の最も一般的な症状は、夜中に目が覚めることで、上腹部痛と下腹部痛があり、食事をすると改善する[1]。胃潰瘍では、食べると痛みが悪化することがある[3] 。痛みはしばしばburning熱感、または鈍い痛みと説明される[1]。その他の症状には、げっぷ嘔吐、体重減少、食欲不振などがある[1]。高齢者の約3分の1は無症状である[1]。合併症には、出血、穿孔、胃の閉塞などがある[4]。出血は症例の15%にも及ぶ[4]胃癌等の悪性腫瘍も潰瘍病変を呈するが本稿では良性の潰瘍について記述する。

原因はヘリコバクター・ピロリ菌への感染と、非ステロイド性抗炎症薬が一般的である[1]。他のあまり一般的ではない原因には、喫煙、重い病気によるストレスベーチェット病、ゾリンジャー・エリソン症候群、クローン病肝硬変などがある[1][5]。高齢者はNSAIDs潰瘍により敏感である[1]。診断は症状の問診と、加えて上部消化管内視鏡検査または消化管造影検査が一般的である[1]。ピロリ菌感染検査は、呼気テスト、血液検査、胃生検などによる[1]。鑑別疾患には、胃がん、冠状動脈性心臓病、胃内壁炎症、胆嚢炎などがある[1]

食事療法は、潰瘍の原因と予防のいずれにおいても重要な役割を果たさない[6]。治療には、喫煙の中止、NSAIDの使用の中止、アルコールの中止、胃酸を減らすための薬物療法が含まれる[1]。酸を減らすために使用される薬剤は通常、プロトンポンプ阻害薬(PPI)またはH2ブロッカーのいずれかであり、最初に4週間の治療が推奨される[1]。 H. pyloriによる潰瘍は、アモキシシリン、クラリスロマイシン、PPIなどの薬剤の組み合わせで治療される[7]。抗生物質は耐性が増加しているため、治療が常に効果的とは限らない[7]。出血性潰瘍は一般に内視鏡によって治療され、開腹手術はそれが成功しない場合にのみである[4]

消化性潰瘍は人口の約4%に存在する[1]。 2015年には全世界で約8740万人に新しい潰瘍が見つかっている[8]。約10%の人が、人生のある時点で消化性潰瘍を発症する[9]。2015年には消化性潰瘍によって267,500人が死亡したが、1990年の327,000人から減少している[10][11]。穿孔性消化性潰瘍の最初の記述は1670年にイギリスのヘンリエッタ姫であった[4]。 20世紀後半にはバリー・マーシャルロビン・ウォレンにより初めて、H. pyloriが消化性潰瘍を引き起こすことを確認され[7]、これにより 2005年にノーベル賞を受賞した[12]

十二指腸潰瘍
凝血が付着した十二指腸潰瘍 A2ステージ

名称

潰瘍の生じる部位別に旧来通り以下の通りに称される。

比較的小さな潰瘍であるが大出血を生じる潰瘍として1898年にフランスの外科医Paul Georges Dieulafoyが報告したもの。粘膜浅層の血管の走行上部にちょうど潰瘍が生じることで、小さく浅い潰瘍でも血管破綻を生じ大出血する潰瘍。
  • 急性胃粘膜病変(AGML:acute gastric mucosal lesion
  • 急性十二指腸粘膜病変(ADML:acute duodenal mucosal lesion

徴候と症状

胃潰瘍

消化性潰瘍の徴候および症状は、以下の1つ以上を含みえる

  • 腹痛、古典的な心窩部、食事時間と強く相関する。十二指腸潰瘍の場合、痛みは食事を取ってから約3時間後に現れ、睡眠から患者を目覚めさせる。
  • 膨満感、腹部の膨張感。
  • 流涎 (逆流による食道の酸を希釈するエピソード後に唾液ラッシュ。これは胃食道逆流症に関連する)
  • 悪心と嘔吐
  • 胃潰瘍による食欲不振と体重減少。
  • 十二指腸潰瘍による体重増加。痛みは食べることによって緩和されるため。
  • 吐血(血液の嘔吐)。胃潰瘍からの直接出血や重度/継続的な嘔吐により、食道が損傷するために発生しうる。
  • タール便(ヘモグロビンからの酸化鉄の存在による黒色・悪臭の血便)
  • まれに消化性潰瘍は、胃または十二指腸穿穿を引き起こす可能性がある。これは急性腹膜炎と極端な刺すような痛みとなり、[13]、緊急手術を必要とする。

既往歴に胸焼け胃食道逆流症(GERD)や、特定薬の使用があった場合、消化性潰瘍の疑いが高まる。消化性潰瘍に関連する医薬品にはNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)が含まれる。

上記症状が2週間以上を有する45歳以上の人々では、消化性潰瘍のオッズは、食道胃十二指腸内視鏡検査による迅速な調査を保証するのに十分高い。

食事に関連する症状のタイミングは、胃潰瘍と十二指腸潰瘍を区別しうるかもしれない。胃潰瘍は食べ物が胃に入るにつれて胃酸発生量が増加するため、食事中に吐き気や嘔吐に関連する上胃痛を与えるだろう。十二指腸潰瘍の痛みは空腹によって悪化するため、食事によって緩和され、これは夜の痛みに関連する[14]

また消化性潰瘍の症状は、潰瘍の位置や年齢によって異なる場合がある。さらに典型的な潰瘍は治癒し再発する傾向があり、その結果痛みは数日と数週間に起こり、その後衰えたり消えたりする[15]。小児や高齢者は、合併症が起きなければ通常は症状がない。

30分から3時間程度続く胃の部分の灼熱感、かじり感は、一般的に潰瘍に伴うものである。この痛みは、空腹、消化不良、胸焼けと誤解される可能性がある。痛みは通常は潰瘍によって引き起こされるが、胃酸が潰瘍領域に接触すると、それにより悪化する可能性がある。消化性潰瘍によって引き起こされる痛みは、臍から胸骨までどこでも感じることができ、数分から数時間続く可能性があり、胃が空のときに悪化しうる。また夜間に痛みが燃え上がることもあるし、胃酸を緩衝する食品を食べたり、抗酸薬を服用したりすることで一時的に緩和できることもある[16]。しかし消化性潰瘍疾患の症状は、すべての患者に異なりうる[17]

要因

リスクファクターは主に胃粘膜保護の減少である防御因子の低下を助長するものであり、以下が知られている。

ヘリコバクター・ピロリ

ヘリコバクター・ピロリ(H. Pylori)保菌者が多く、比較的若年者に多い。H. Pyloriが胃前庭部に潜伏し始め、持続的にガストリン分泌刺激が促され胃酸分泌過多を生じることによって生じるとされている。十二指腸潰瘍は食前・空腹時に痛みが増悪することが知られているが、摂食刺激によってセクレチンが分泌されガストリン分泌が抑制され胃酸分泌が少なくなるためと考えられている。

NSAID

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs、non steroidal anti-inflammatory drugs)は鎮痛薬抗血小板剤として広く用いられCOX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を阻害する作用を有し、このうちCOX-1が阻害されることで胃粘膜防御因子のPGE2(プロスタグランジン)産生低下が生じ、潰瘍を生じやすい。COX-2のみを選択的に阻害するNSAIDsでは比較的生じにくい。

ストレス

ストレスはストレス潰瘍の発生要因となりうることが知られており、集中治療室での治療を必要とするなど、深刻な健康問題を引き起こす可能性がある。また、消化性潰瘍の危険因子の一つとして認識されている[5]

かつては慢性的な生活上のストレスが潰瘍の主な原因であると考えられていたが[18]、現在ではそれが唯一の原因であるとは見なされていない[18]。しかし、ストレスが潰瘍の発生に関与していると信じられているのは、ストレスが胃の生理機能に影響を与えることに加え、ヘリコバクター・ピロリ感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用といった他のリスク因子を増大させることが科学的に実証されているためである[19]

食生活

スパイスなどの食事要因は、20世紀後半まで潰瘍の原因と考えられていたが、現在ではその影響は比較的低いとされている[20]カフェインコーヒーについても、一般的に潰瘍を引き起こすまたは悪化させると考えられているが、その影響はほとんどないとされている[21][22]。一方、アルコール摂取は、アルコール摂取は、単独では潰瘍のリスクを有意に増加させるとは考えられていないが、H. pylori感染者において潰瘍リスクを増加させることが研究で示されている。また、H. pylori感染と組み合わさった場合でも、そのリスク増加は主要な危険因子と比べてわずかであった[23][24]

その他

旧来よりステロイド(一般に糖質コルチコイド製剤)使用にて消化性潰瘍発症が高くなると言われていたが、近年のメタアナリシス報告で潰瘍発症の有意差は無いことが指摘され、ステロイドは消化性潰瘍のリスクファクターではないことが証明されてきた。

診断

鑑別疾患

血液検査

出血があれば貧血(Hb・RBC低下)が認められ、持続消耗性出血による小球性低色素性貧血(MCV低下)を呈してくる場合が多い。大量出血である場合には貧血があっても、MCV低下がみられないこともある。また活動期の出血の場合、胃内に蛋白成分が漏出し蛋白異化による尿素窒素(BUN)が高くなることでBUN/Cr比の上昇が認められ臨床的に出血兆候の指標として用いられる。

内視鏡検査

胃前庭部の多発胃潰瘍。潰瘍表面を覆うのは「白苔」と呼ばれる壊死物質。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の診断・治療において上部消化管内視鏡が基本となってくる。他の消化管病変の精査・鑑別も含めて、一般的に広く行われる。同時に治療も行える利点がある。

消化管造影検査

いわゆる「胃透視(MDL)」は旧来より広く行われている。所見から消化性単純潰瘍が疑わしい場合に、精査として行われることはほとんどなく、上記の内視鏡検査が行われる。悪性腫瘍に付随する潰瘍病変である場合には、病変の位置や大きさが、上部消化管内視鏡検査よりも客観的に描出できるため、内視鏡検査の後であっても行われることが多い。

分類

胃潰瘍・十二指腸潰瘍ともに内視鏡所見から以下の分類を用いて評価することが多い。

崎田分類

潰瘍の治癒状態を分類したもの。1961年国立がんセンター﨑田隆夫(後に筑波大学教授)・大森皓次・三輪剛(後に東海大学教授)等が作成したもの。元々は内視鏡観察ではなく当時の主流である「胃透視画像(バリウム造影)」から提唱されたものであるが、内視鏡観察が広く行われるようになってきた現在でも広く用いられている。

  • 活動期(active stage):潰瘍辺縁の浮腫像・厚い潰瘍白苔がある時期
    • A1:出血や血液の付着した潰瘍底はやや汚い白苔の状態 
    • A2:潰瘍底はきれいな厚い白苔の状態 潰瘍辺縁の浮腫像は改善してくる時期
  • 治癒過程期(healing stage):潰瘍辺縁の浮腫像の消失・壁集中像・再生上皮の出現が見られてくる時期
    • H1:再生上皮が少し出現している(潰瘍の50%以下)
    • H2:再生上皮に多く覆われてきている(潰瘍の50%以上)
  • 瘢痕期(scar stage):潰瘍白苔が消失した時期
    • S1:赤色瘢痕
    • S2:白色瘢痕

Forrest分類

潰瘍の出血状態を分類したもの。1974年にJohn Forrestが『ランセット』に発表したもの。現在は、Walter Heldweinによる下記改変版が広く用いられている。

  • Active bleeding(活動性出血)
    • Ia:Spurting bleed(噴出性出血)
    • Ib:Oozing bleed(漏出性出血)
  • Recent bleeding(最近の出血)
    • IIa:Non-bleeding visible vessel(出血の無い露出血管)
    • IIb:Adherent blood clot・Black base(凝血塊の付着・黒色潰瘍底)
  • No bleeding(出血無し)
    • III:Lesion without stigmata of recent bleeding(最近の出血所見の無い病変)

予防

NSAIDsを服用している(かつ心血管リスクが低い人)の消化性潰瘍疾患は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2ブロッカーミソプロストールの服用で予防できる[14]。COX-2阻害型のNSAIDにすることは、非選択性NSAIDと比較して潰瘍発生率を下げうる[14]。 PPIは消化性潰瘍予防において最もよく使用されている薬剤である[14]。H2ブロッカーはNSAIDs服用者の胃出血を予防できるという根拠はない[14]。ミソプロストールは消化性潰瘍予防に有効だが、一方で流産を促進し胃腸障害を引き起こすという特性から、その使用は限定されている[14]。心血管リスクが高い人には、ナプロキセンとPPIが有用である[14]。その他、低量のアスピリンセレコキシブ、PPIも使用可能である[14]

治療

緊急治療

出血病変・穿孔病変に対しては以下の緊急処置が行われる。

  • 出血性胃潰瘍・十二指腸潰瘍
潰瘍からの出血兆候を認める場合、以下の上部消化管内視鏡による内視鏡的止血術が行われる。
  • clip止血
  • 局注止血
    • エピネフリン添加高張食塩水(HSE:hypertonic saline-epinephrine
    • 純エタノール
  • 高周波凝固止血
  • APC(argon plasma coagulation)止血
稀に内視鏡的な止血困難な症例は腹部血管カテーテル検査によって出血血管の塞栓術(IVR)が施行されたり、または手術(胃切開+出血血管縫合止血術+潰瘍縫縮術)が施行される場合もある。
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍穿孔
潰瘍穿孔を来たした場合、消化管穿孔として腹膜炎発症のコントロールが重要となってくる。
基本的に絶食・輸液管理・胃管挿入・抗菌薬投与による保存的加療にて穿孔が自然閉鎖し軽快することも多いが、穿孔が巨大であったり腹膜炎が生じていたりするようであれば手術(穿孔部縫合術+大網被覆術+腹腔内洗浄)が行われる。

H. pylori除菌

ヘリコバクター・ピロリを保有している場合、再発予防として除菌療法を行うことが推奨されている。

薬物治療

消化性潰瘍の治療としては胃切除術が施行されてきたが、抗潰瘍薬の開発と共に、消化性潰瘍の治療は、以下の経口内服薬での治療が基本となっている。

疫学

人口百万あたり死者数(2012年)
  0-7
  8-11
  12-16
  17-19
  20-25
  26-32
  33-40
  41-53
  54-72
  73-132
人口10万あたりのDALY(2004年)[25]
  no data
  less than 20
  20–40
  40–60
  60–80
  80–100
  100–120
  120–140
  140–160
  160–180
  180–200
  200–220
  more than 220

消化性潰瘍の生涯発症リスクは約5%~10%[9][14]、 年間では0.1%~0.3%である[14] 死亡者数は2013年には301,000人となり、1990年の327,000人から減少している[11]

消化性潰瘍は、20世紀末の疫学進歩によって発生率が著しく低下するまで、罹患率と死亡率に多大な影響を及ぼしていた。消化性潰瘍病の発生率が低下した理由は、有効な新しい薬物療法や制酸剤の開発、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の合理的な使用と考えられている[14]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Peptic ulcer disease”. Primary Care 38 (3): 383–94, vii. (September 2011). doi:10.1016/j.pop.2011.05.001. PMID 21872087. 
  2. ^ Definition and Facts for Peptic Ulcer Disease”. National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ2015年2月28日閲覧。
  3. ^ Rao, S. Devaji (2014) (英語). Clinical Manual of Surgery. Elsevier Health Sciences. p. 526. ISBN 9788131238714. https://books.google.com/books?id=qTwHBgAAQBAJ&pg=PA526 
  4. ^ a b c d “Complications of peptic ulcer disease”. Digestive Diseases 29 (5): 491–3. (2011). doi:10.1159/000331517. PMID 22095016. 
  5. ^ a b “Stress-related mucosal disease in the critically ill patient: risk factors and strategies to prevent stress-related bleeding in the intensive care unit”. Critical Care Medicine 30 (6 Suppl): S362–4. (June 2002). doi:10.1097/00003246-200206001-00005. PMID 12072662. 
  6. ^ Eating, Diet, and Nutrition for Peptic Ulcer Disease”. National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. 2015年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ2015年2月28日閲覧。
  7. ^ a b c “The prevalence and incidence of Helicobacter pylori-associated peptic ulcer disease and upper gastrointestinal bleeding throughout the world”. Gastrointestinal Endoscopy Clinics of North America 21 (4): 613–35. (October 2011). doi:10.1016/j.giec.2011.07.011. PMID 21944414. 
  8. ^ GBD 2015 Disease and Injury Incidence and Prevalence Collaborators (October 2016). “Global, regional, and national incidence, prevalence, and years lived with disability for 310 diseases and injuries, 1990-2015: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2015”. Lancet 388 (10053): 1545–1602. doi:10.1016/S0140-6736(16)31678-6. PMC 5055577. PMID 27733282. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5055577/. 
  9. ^ a b “Emerging and reemerging diseases: a historical perspective”. Immunological Reviews 225 (1): 9–26. (October 2008). doi:10.1111/j.1600-065X.2008.00677.x. PMID 18837773. 
  10. ^ Wang, Haidong; Naghavi, Mohsen; Allen, Christine; Barber, Ryan M.; Bhutta, Zulfiqar A.; Carter, Austin; Casey, Daniel C.; Charlson, Fiona J. et al. (October 2016). “Global, regional, and national life expectancy, all-cause mortality, and cause-specific mortality for 249 causes of death, 1980-2015: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2015”. Lancet 388 (10053): 1459–1544. doi:10.1016/s0140-6736(16)31012-1. PMC 5388903. PMID 27733281. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5388903/. 
  11. ^ a b GBD 2013 Mortality Causes of Death Collaborators (January 2015). “Global, regional, and national age-sex specific all-cause and cause-specific mortality for 240 causes of death, 1990-2013: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2013”. Lancet 385 (9963): 117–71. doi:10.1016/S0140-6736(14)61682-2. PMC 4340604. PMID 25530442. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4340604/. 
  12. ^ The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2005”. nobelprize.org. Nobel Media AB. 2015年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ2015年6月3日閲覧。
  13. ^ Bhat, Sriram (2013). SRB's Manual of Surgery. p. 364. ISBN 9789350259443 
  14. ^ a b c d e f g h i j k “Peptic ulcer disease”. Lancet 390 (10094): 613–624. (August 2017). doi:10.1016/S0140-6736(16)32404-7. PMID 28242110. 
  15. ^ Peptic Ulcer”. Home Health Handbook for Patients & Caregivers. Merck Manuals (2006年10月). 2011年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ2011年12月閲覧。
  16. ^ Peptic ulcer”. 2012年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ2010年6月18日閲覧。
  17. ^ Ulcer Disease Facts and Myths”. 2010年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月18日閲覧。
  18. ^ a b “Stress controversies: post-traumatic stress disorder, hippocampal volume, gastroduodenal ulceration*”. Journal of Neuroendocrinology 23 (2): 107–17. (February 2011). doi:10.1111/j.1365-2826.2010.02089.x. PMID 20973838. 
  19. ^ “The ulcer sleuths: The search for the cause of peptic ulcers”. Journal of Gastroenterology and Hepatology 26 Suppl 1: 35–41. (January 2011). doi:10.1111/j.1440-1746.2010.06537.x. PMID 21199512. 
  20. ^ For nearly 100 years, scientists and doctors thought that ulcers were caused by stress, spicy food, and alcohol. Treatment involved bed rest and a bland diet. Later, researchers added stomach acid to the list of causes and began treating ulcers with antacids. National Digestive Diseases Information Clearinghouse Archived 5 July 2006 at the Wayback Machine.
  21. ^ “How diet and lifestyle affect duodenal ulcers. Review of the evidence”. Canadian Family Physician 50: 727–32. (May 2004). PMC 2214597. PMID 15171675. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2214597/. 
  22. ^ Rubin, Raphael; Strayer, David S.; Rubin, Emanuel (2011-02-01). Rubin's pathology : clinicopathologic foundations of medicine (Sixth ed.). Philadelphia: Wolters Kluwer Health/Lippincott Williams & Wilkins. p. 623. ISBN 978-1-60547-968-2 
  23. ^ “H pylori infection and other risk factors associated with peptic ulcers in Turkish patients: a retrospective study”. World Journal of Gastroenterology 13 (23): 3245–8. (June 2007). doi:10.3748/wjg.v13.i23.3245. PMC 4436612. PMID 17589905. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4436612/. 
  24. ^ “Predictors of duodenal ulcer healing and relapse”. Gastroenterology 81 (6): 1061–7. (December 1981). PMID 7026344. http://www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(81)70048-9/abstract. 
  25. ^ WHO Disease and injury country estimates”. World Health Organization (2009年). 2009年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ2009年11月11日閲覧。

関連項目

外部リンク



消化性潰瘍 (胃潰瘍、十二指腸潰瘍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 01:53 UTC 版)

原因療法」の記事における「消化性潰瘍 (胃潰瘍十二指腸潰瘍)」の解説

原因は様々であるが、ヘリコバクター・ピロリ感染している場合は、その除菌最大原因療法となる。これと併せて胃酸分泌抑制薬胃粘膜保護投与が行われるが、これらは原因療法とも対症療法とも解釈できる

※この「消化性潰瘍 (胃潰瘍、十二指腸潰瘍)」の解説は、「原因療法」の解説の一部です。
「消化性潰瘍 (胃潰瘍、十二指腸潰瘍)」を含む「原因療法」の記事については、「原因療法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「消化性潰瘍」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「消化性潰瘍」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



消化性潰瘍と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「消化性潰瘍」の関連用語

消化性潰瘍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



消化性潰瘍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本小児外科学会日本小児外科学会
Copyright© 1999-2025 Japanese Society of Pediatric Surgeons.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの消化性潰瘍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの原因療法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS