げっぷとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > げっぷの意味・解説 

げっぷ

《その音を表す語から》胃の中のガスが口から出てくるもの。噯気(あいき)。おくび。飽食する意、また物事飽き飽きする意のたとえにも用いる。「—が出るほど聞かされた話」

「げっぷ」に似た言葉

げっ‐ぷ【月賦】

読み方:げっぷ

代金などの全額一時に払わないで、月々割り当てて分割払いにすること。月賦払いまた、その月々支払い金。「—で返済する

月賦販売」の略。

月々割り当てること。〈日葡


げっぷ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 07:00 UTC 版)

げっぷとは、の中にたまったガスが、食道・口腔を経て、音を伴ってから排出される現象[1]。医学的には噯気(あいき)という[1]。また、一般にはおくび(噯、噯気)ともいう[1]

ヒトの生理現象

要因

飲食などによる嚥下の際、若干の空気が胃に貯めこまれ、胃底部のガス(胃泡)が一定量に達したときに噴門部が開いて口から排出される[1]。一般には食べすぎたときや炭酸飲料の飲用後に生理現象として生じる[1]。しかし、食道裂孔ヘルニア、胃潰瘍十二指腸潰瘍、幽門狭窄症、胃がんなど上部消化管の疾患が要因になっていることもある[1]

検査への影響

バリウムによる上部消化管検査においては、胃を膨らませるための薬剤の影響でげっぷが出やすくなるが、胃袋がしぼむため検査終了までなるべく出さないようにする必要がある[2]

乳児

乳児の場合、授乳中に同時に空気も飲み込んで腹部にたまってしまうことがあり、それが原因で母乳やミルクを吐き出してしまうのを防ぐため、げっぷを排出できるよう腹部を軽く刺激することがある[3]

マナー

多くの国で人前でのげっぷはマナー違反となる。特に欧米社会では、げっぷは放屁よりもマナーが悪いとされている。

家畜の生理現象

国連食糧農業機関(FAO)の2013年報告によると、世界の温室効果ガスの総排出量のうち畜産業からの排出は14%に上るとしている[4]。その65%が牛からの排出であり、牛は反芻を行うために多量のメタンを発生させることが知られており、牛肉生産による温室効果ガス排出量は豚肉生産によるものの約4倍とする研究もある[4]。牛肉生産による温室効果ガスの排出の主な要因は牛がする「ゲップ」ともいわれており、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)ではメタンの抑制や育成期間を短縮できる餌の研究を行っている[4]

なお、マメ科植物(クローバーなど)やジャガイモなど発酵しやすい餌を大量に食べたことによる鼓脹症(第一胃鼓脹症)がみられる場合、腹部を藁などで刺激して曖気を排出させる応急措置が取られる[5]

出典

  1. ^ a b c d e f 春日真由美, 京坂紅, 黒澤永, 余宮きのみ「消化管通過障害に伴う曖気がすっきり出ない不快感に対してメトクロプラミドが著効した症例」『Palliative Care Research』第10巻第1号、日本緩和医療学会、2015年、524-528頁、doi:10.2512/jspm.10.524NAID 130004943690 
  2. ^ 検査の説明と注意事項 鎌ケ谷総合病院健康管理センター、2021年3月18日閲覧。
  3. ^ Ⅴ.赤ちゃんについて 八戸市立市民病院、2021年3月18日閲覧。
  4. ^ a b c バカにできない?肉の生産で出る温室効果ガス 東京新聞、2021年3月18日閲覧。
  5. ^ 家畜保健衛生所たより : ヤギ・ヒツジを飼育されている方々へ 山梨県西部家畜保健衛生所、2021年3月18日閲覧。

関連項目


げっぷ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:23 UTC 版)

妖怪屋敷」の記事における「げっぷ」の解説

ステージ3のボス三つ目入道妖怪

※この「げっぷ」の解説は、「妖怪屋敷」の解説の一部です。
「げっぷ」を含む「妖怪屋敷」の記事については、「妖怪屋敷」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「げっぷ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

げっぷ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 02:28 UTC 版)

名詞

げっぷ

  1. 中に溜まったガスが口から排出される現象

語源

発音(?)

げっ↗ぷ

翻訳

関連語

同音異義語

げっぷ


「げっぷ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「げっぷ」の関連用語

1
100% |||||

2
噯気 デジタル大辞泉
100% |||||

3
噯 デジタル大辞泉
98% |||||

4
月賦 デジタル大辞泉
98% |||||

5
月賦販売 デジタル大辞泉
98% |||||


7
月割 デジタル大辞泉
74% |||||

8
月賦払い デジタル大辞泉
74% |||||



げっぷのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



げっぷのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのげっぷ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの妖怪屋敷 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのげっぷ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS