うつ・る【写る】
うつ・る【映る】
読み方:うつる
1 姿・形・影などが、反射や投影によって、他の物の上に現れる。「鏡に—・った顔」「障子に—・る人影」
2 映像がスクリーンやブラウン管などの上に現れる。「電波障害でテレビがよく—・らない」
3 色や物の配合がよく、つりあいがとれている。また、付属的なものが本体と調和する。「あの人には赤がよく—・る」「その背広にはストライプのネクタイがよく—・る」
うつ・る【移る/▽遷る】
読み方:うつる
[動ラ五(四)]
1 位置が変わる。
㋐場所や地位・配置などが変わる。「新居に—・る」「営業部に—・る」
2
㋑物事や人の性質・傾向・状態などが変わる。「次の議題に—・る」「すぐさま行動に—・る」
4 色やにおいなどが他の物に染みつく。「石鹸(せっけん)のにおいが—・る」
5 病気や物の勢い・傾向などが他に及ぶ。「風邪が—・る」「火が隣家に—・った」「父の癖が子供にも—・る」
6 時が経過して色があせる。色がさめる。
「花の色は—・りにけりないたづらに我が身よにふるながめせしまに」〈古今・春下〉
7 花や葉が散る。
「今日だにも庭を盛りと—・る花消えずはありとも雪かとも見よ」〈新古今・春下〉
「物の怪(け)、生霊(いきすだま)などいふもの、多く出で来て、さまざまの名のりする中に、人にさらに—・らず」〈源・葵〉
[可能] うつれる
うつる
徙
拪
敫
移
移 |
迁
迁 |
迻
遷
「うつる」の例文・使い方・用例・文例
- あくびはうつる
- あくびはうつるものだ
- 私の風邪が君にうつる。
- バカがうつる、近づくな。
- 病がうつる.
- あくびはうつる.
- 情がうつる
- 別れの場は情がうつる
- 視像が網膜に鮮明な焦点でうつる目の正常な状態の、または、視像が網膜に鮮明な焦点でうつる目の正常な状態に関する
- 神霊が人の体にのりうつる
- 斜面にある田の一つ一つにうつる月かげ
- かわりうつる
- 執念をもってのりうつること
- 他のものに心がひかれ視線がうつる
- 農業をやめて他の職業にうつる
- 水にうつる影
- 性行為でうつる病原体から生じる病気
- 神霊が人の体にのりうつること
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