ハノイの騎士
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「遊☆戯☆王VRAINS」の記事における「ハノイの騎士」の解説
鴻上 了見(こうがみ りょうけん)/ リボルバー 声 - 武内駿輔、幼少期 - 高橋未奈美 遊作と敵対するハッカー集団「ハノイの騎士」のリーダー。鴻上博士の息子。年齢は18歳。アバターはフルフェイスのバイザーを被っており、弾丸の形をしたピアスが特徴。第1シーズンまでの顔面は鋭い目付きと黄色い眼球、第2シーズンから顔面は現実世界の本来の素顔と緑のカラーラインの服装として変更する。イグニス達と直接接触している頃にアバターが顔が素顔に近い状態に変わっている。五年前からイグニスを手に入れようとしている。10年前、遊作が監禁されていた間「3つ考えることを忘れないで」と彼を励ましており、遊作がアイデンティティーを構築するきっかけになっている。 使用デッキは【闇属性・ドラゴン族】であり、2段階の戦術を用途で使い分けている。スピードデュエル用ではネットワーク関連用語を持つドラゴン族モンスターを使用し、リンクモンスターは「Storm Access」で手に入れた「トポロジック」と名の付いたモンスターを使用する。マスターデュエル用では「ヴァレット」と名の付いた火器関連用語を持つドラゴン族モンスターが中心のデッキであり、エースモンスターは「ヴァレルロード・ドラゴン」。スピードデュエル時の使用スキルは「Storm Access(ストームアクセス)」。「クラッキング・ドラゴン」の元々の所有者だが、現在では小手調べに使用している。サイバース狩りをしているが「毒をもって毒を制す」という考えにより、「Storm Access」によって手に入れたサイバース族の「トポロジック・ボマー・ドラゴン」といった「トポロジック」モンスターも使用する。 ハッカーでありながらネット世界に関して全て虚構であるという理由で否定しており、デュエルでもサポートAIをつけずにデュエルをする。ハッカーとしての能力は非常に高く、データストームを自在に操ることが出来、「LINK VRAINSを破壊するのは容易いこと」だと豪語して、LINK VRAINSの街並みを地獄絵図に変えることができる。 財前葵を利用しPlaymakerを誘き出しデュエルを行う。スピードデュエルで追い詰めていき、Aiがデータストームを呼び寄せる能力を発動させると同士討ちによる引き分けに持っていき、Playmakerと連戦でマスターデュエルを行う。策を講じてサイバース消滅を図るも、Playmakerが策の欠点を突いたことで失敗。それでも「ヴァレルロード・ドラゴン」の効果を駆使して追い詰めていくが、「ハノイの騎士」の抹殺を掲げるPlaymakerの強い気迫に押され敗北する。 アナザー事件の最中は表立った行動をせず、「ハノイの塔」を生み出すため電脳世界の奥深くで暗躍しており、「ハノイの塔」を嗅ぎ回っていたゴーストガールを始末した。「ハノイの塔」にたどり着いたGo鬼塚もデュエルで倒し、Playmakerと雌雄を決する。一回目のスピードデュエルでは、PlaymakerにAiがPlaymakerをモデルに創りだされたイグニスだと明かしながら互いにライフを削りあう攻防を繰り広げ、ストームアクセスで逆転を狙うもデータストームの密度の高さから手が出せず諦めかける。その時突如現れた鴻上博士の手助けからストームアクセスを成功させ、新たなる切り札「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」を召喚するも、直後に現実世界での鴻上博士の心拍数が停止したため、場にいたモンスター効果を使用し、引き分けに持ち込む。その後、現実世界で正体をつかみ自宅へとやってきた遊作と草薙に父である鴻上博士が今まで行ってきた事とその目的を打ち明けた後、Playmekerとマスターデュエルを行う。攻撃力3000のリンク4モンスターを並べる「エクストラリンク」を展開するも、Playmakerに逆転負けを喫す。その後、Playmakerから「心が通じ合える」「仲間になれる」と諭され、彼から「自身を救おう」と誘われるがそれを断り、ログアウト後はクルーザーに乗って遊作の元を去っていった。 事件から三ヶ月後、眠りから覚めた仲間たちと共にPlaymakerの三ヶ月の間の動向を振り返ったのちに、ノースウェスタン島刑務所に収監されていたバイラを救い出し、「ハノイの騎士」の復活を宣言する。それ以降常にイグニスやPlaymakerの動向を探り、ウィンディがPlaymakerとAiを始末しようとしたときに部下とともに現れる。イグニス達との意見の相違からウィンディとデュエルを行い、鴻上博士の意思を引き継ぐ強い執念から勝利を収める。その後ライトニングから宣戦布告を受け、イグニス達との戦いの間だけPlaymaker達と停戦協定を結び協力関係を築く。 ライトニングとの戦いに備え、旧LINK VRAINSでハノイの塔を使ってミラーLINK VRAINSをお引き寄せるためにスキャンプログラムの鍵を、イグニスアルゴリズムを解読できるプログラマーの協力を元々はブラッドシェパードに依頼するはずだったがライトニングのデュエルに敗北し消えてしまい、代わりにイグニスとパートナーを組む者達を遊作に集めさせた。しかし、Soulbernerは協力を否定されデュエルに挑むが、何もしないままターンを終え彼の戦意喪失で中断となる。不霊夢曰く、尊に謝罪の意味を込めたものだった。その後、旧LINK VRAINSからPlaymaker達とミラーLINK VRAINSに赴く。ライトニングとのデュエル中にヴァレルロード・ドラゴンとヴァレルロード・X・ドラゴンで決着をつけるはずが、ライトニングが仁とスペクターの意識データを人質に取られたことで非情に徹しきれずPlaymakerの呼びかけと合わさって攻撃を躊躇う。この迷いによってライトニングの天装騎兵エフエス・グランマの効果で敗北し、PlaymakerとAiに後を託し消滅した。ミラーLINK VRAINSの戦いが終わったのと同時に意識を取り戻した。 数日後、現実世界の遊作と尊の前にスペクターを伴って現れ共通の敵対者が消滅したのを機に「イグニス殲滅を再開する」「今回共に闘った仲間だろうと、邪魔をするなら容赦はしない」と宣言した後去っていった。晃からの協力依頼を受けると、自身達で開発したAI·パンドールを財前に渡し協力を承諾。Aiとの戦いの決着後、自首することを公言する。 閉鎖されていたLINK VRAINSをログインした直後Soulburnerが入手したPlaymaker宛てのメールを賭けてデュエルを行い敗北する。その後自首するはずがSoulburnerからロスト事件を忘れる事の無いためにネットワークの監視者として罪を償うべきだと留まることになる。遊作がAiと決着つける前にヴァレルロード・F・ドラゴンを託す。PlaymakerとAiのデュエルから三ヵ月後、スペクターと共にLINK VRAINS内でPlaymakerの帰りを心待ちにしている。 スペクター 声 - 鍛治本大樹 リボルバーの補佐官。アバターは基本変わらず鴻上博士を除いて唯一ハノイの騎士のような特徴的な仮面や服を着ておらず、グレーのスーツ姿である。 遊作、草薙仁と同じく「ロスト事件」の被害者の一人。しかし二人とは違い、産まれた時から家族が居らず天涯孤独の身であったこと、「誰かに必要とされている」「事件のおかげで孤独だった自分の時間は動き始めた」という自身の解釈から、心に傷を受けておらず、むしろ事件を「楽しんでいた」とPlaymakerに語っている。「ロスト事件」解決後も自ら現場へと戻り、そこに現れたリボルバーからの勧誘を受け、ハノイの騎士に入った経緯を持つ。 リボルバーには絶対の忠誠を誓っており、「ハノイの塔」の完成で自分の意識も消えることに関しても、「それがリボルバー様の意思なら喜んで受ける」と口にしている。 使用デッキは【聖(サン)】。「聖天樹(サンアバロン)」モンスターを起点に「聖蔓(サンバイン)」モンスターを次々と展開し、自身へのダメージを最小限に抑え反撃する守りに徹した戦術をとる。 立場上イグニスを排除する側であるが、それでも自身を基に生み出されたイグニス・アースとは見えない繋がりがあったようで、アースが消滅した際には身に覚えの無い涙を流していた。またアースのデータを取り込んだGo鬼塚のPlaymakerとのデュエルを見ていた時は何かを感じ取ったかのように怯えたような表情で瞳孔を震わせていた。 Playmakerを挑発するブルーエンジェルに目をつけて接触を図り、電脳ウイルスが仕込まれた「ダーク・エンジェル」を渡す。「ハノイの塔」のパニックでは、北村を倒した後ブルーエンジェルとデュエルを行い、上記の戦術でブルーエンジェルが繰り出す戦術を防ぎ、ブルーエンジェルの内情を絡めた精神攻撃で彼女の想いを嘲りながら勝利する。そのすぐPlaymakerの下に現れ続けざまデュエルをする。Playmakerに自身の過去を明かし動揺を誘いデュエルを優位に進めるが、Playmakerに挑発され戦術の核である「聖天樹」モンスターで戦闘してしまい逆転負けをしてしまう。その後、燃える大樹に母親の姿を重ねながら、共に炎に飲み込まれたのちに三騎士と同様に電脳世界で深い眠りに付いてしまう。 「ハノイの塔」事件後は他の仲間たち同様、すでに眠りから目覚めており、再びハノイの騎士として活動を再開している。 ライトニング勢との最終決戦ではPlaymaker達と一緒にミラーLINK VRAINSを赴く。進攻した5人の中で最初にライトニングの標的され、彼とデュエルを行う。切り札であるリンクマジック「裁きの矢」を奪って逆に利用する他、ライトニングがエクストラリンクを完成させるとそれを崩し、逆に自身がエクストラリンクを完成させる「エクストラリンク返し」を行うなど、数々の奇策でライトニングを追い詰めるも、自身の「聖天樹」モンスターが効果による破壊に弱いという弱点を突かれ、そこから一気にエクストラリンクを崩され敗北。ライトニングにデータごと身柄を回収されてしまった。ミラーLINK VRAINSの戦いが終わったのと同時に意識を取り戻した。 第3シリーズでは晃の護衛としてハノイの三騎士と共に参加しAiとデュエルを行うが敗北する。PlaymakerとAiのデュエルでPlaymakerの勝利したのと同時に意識を取り戻す。 鴻上 聖(こうがみ きよし) 声 - 菅生隆之 元・SOLテクノロジーの研究者。イグニスの生みの親であり、リボルバーこと了見の父親。彼からは「父さん」と呼ばれている。 最初は人類の未来の手助けのためにハノイプロジェクトを実行し、ロスト事件の末に意思を持ったAIであるイグニスを開発したが、何億回のシミュレーションを重ねてもイグニスが人類を破滅へと導く結論に辿り着いてしまったために、イグニスとサイバースを世界から抹殺することを決意する。しかし、イグニス達が生み出したサイバース世界から生まれたデータマテリアルを、金儲けの手段として利用しようと考えたSOLテクノロジーの重役達に電脳ウイルスを仕込まれて昏睡状態に陥り、現実世界では7年前に既に死亡したことになっていた。のちに電脳ウィルスを侵されたのはSOLテクノロジーの重役達ではなく、ライトニングの仕業だと明らかになる。 以後は三騎士の力を借りた了見の手で意識のみの状態でLINK VRAINS内に蘇り、暗躍していたが、Playmakerとリボルバーのデュエルの際に自身の命を懸けて「スターダスト・ロード」を作り出し、リボルバーがストームアクセスを成功させた直後に心拍数が途絶え、死亡する。 ハノイの騎士 声 - 遠藤大輔・長谷徳人・矢野正明・石狩勇気・伊原正明・鈴木崚汰・村田太志・綿貫竜之介・外崎友亮・小林千晃 ハノイの騎士のアバター達で同じ姿をしている。敗北したときに自爆する者もいる。少なくとも千人以上はいるが、リボルバーには「LINK VRAINSに反感を持つ偏った主義者やハノイの名に憧れ売名行為を目論む有象無象ばかり」と評されている。
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LINK VRAINSに、デュエルによるハッキングを仕掛ける謎のハッカー集団。サイバースを滅ぼそうとしている。LINK VRAINSの崩壊をたくらむ。
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