アニサキス‐しょう〔‐シヤウ〕【アニサキス症】
アニサキス症
アニサキス症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 05:39 UTC 版)
激しい腹痛や吐き気などを伴う(詳細は後述)。生きたアニサキスの第3期幼虫(体長は11-37mm位)を経口摂取して発症し、主に Anisakis simplex、Anisakis physeteris および Pseudoterranova decipiens の3種によって引き起こされる。 1955年、オランダのStraubによってニシンの寄生虫による症状が報告され、後にVan Thielによって原因がアニサキスであると特定された。 シュードテラノバ属によるアニサキス食中毒 近縁のシュードテラノバ属(鰭脚類に寄生する)Pseudoterranova decipiens の幼虫による、同様の症状(シュードテラノバ症)を含める。厚労省機関である国立感染症研究所では、後述のアニサキス食中毒の病因物質は、「アニサキス属およびシュードテラノバ属に分類される2属のアニサキス科線虫である」と明記されており、アニサキス属はイルカおよびクジラが、シュードテラノバ属はアザラシなどの海生ほ乳類(海獣)が終宿主の役割であり、それらの胃に成虫が寄生するとの違いがある。
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