O.C.U.軍遊撃機動隊“キャニオンクロウ”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 04:50 UTC 版)
「フロントミッションシリーズの登場人物」の記事における「O.C.U.軍遊撃機動隊“キャニオンクロウ”」の解説
Canyon Crow ウィラス・E・ブレイクウッド (Willas E.Blakewood) 登場作品:『1ST』 年齢:51歳(2090年時) 身体:186cm・80kg ♂ 身分:O.C.U.ハフマン島駐留軍機動機械化大隊司令官、兼O.C.U.陸防軍第2軍機動部遊撃機動隊第1部隊「キャニオンクロウ」管理官。陸防軍准将。 アフリカ紛争に従軍したブルース・ブレイクウッドを父として持つ。上層部からキャニオンクロウに対しては直接指揮に当たらないよう布告されていた。 グーリー・B・オルソン (Guri B.Orson) 登場作品:『1ST』『FMO』 年齢:47歳(2090年時) 身体:180cm・74kg ♂ 身分:キャニオンクロウ司令官。陸防軍大佐。 搭乗WAP:エルドス 白髪オールバックにティアドロップ型サングラスを愛用する男。ロイド達という優秀なパイロット達を発掘するが、自身も優秀なWAPパイロットである。管理官であるブレイクウッド准将は上記の経緯から部隊に関与できないため、キャニオンクロウを実質的に動かしているのは彼と言える。 たとえ、それが上官であろうが誰であれ尊大な態度を取る性格。部下に対する態度も非常に高圧的だが、部下の抗命には折れることも多い。劇中で直接登場する人物としては、O.C.U.側からBD計画に協力していたのが確認された数少ない人物である。 ロイド・クライブ (Roid Clive) 登場作品:『1ST』 年齢:23歳(2090年時) 国籍:O.C.U.オーストラリア 身体:186cm・75kg ♂ 身分:元O.C.U.陸防軍大尉、キャニオンクロウ隊長 WAPコード:Shrike(百舌鳥) 初期搭乗WAP:ゼニス(ラーカス事件、フリーダム奪還)、テンダス(Mission1) 『1ST』O.C.U.編主人公。18歳の時、O.C.U.軍に志願入隊し、戦績を重ねていった。後にラーカス事件に巻き込まれることにより、軍籍を剥奪され、婚約者のカレンを同事件で失い、また人生の目的を見失ってしまう。 紛争勃発からおおよそ1年後、闘技場で日銭を稼いでいたある日、オルソンにスカウトされキャニオンクロウの隊長に任命される。第2次ハフマン紛争を駆け抜け多大な戦果を上げるが、終結後は自分達が巨大な力に踊らされていることに気付き、ラーカス事件の真実を知ることとなる。 紛争の引き金となり、恋人を守れなかった悔悟からか、常に寡黙で多くを語らない。 真相を暴露した後、ハフマン島を大国に支配される事のない自由な国家とするため、ハフマンの魂、そして再び集まった隊員達とともに戦い続けた。彼のその後は不明であるが、ハフマン島の英雄と呼ばれるだけの名声は後世に伝わっている。『2nd』には彼の名を騙る男まで出現する。 戦闘では格闘、射撃、遠距離、回避の全てに秀でている。 坂田竜二 (Ryuji Sakata) 登場作品:『1ST』 年齢:28歳(2090年時) 国籍:O.C.U.日本 身体:175cm・65kg ♂ 身分:元O.C.U.陸防軍中尉、キャニオンクロウ隊員 WAPコード:Raioh(雷王) 初期搭乗WAP:ゼニス ロイドの部下で、ラーカス事件に巻き込まれた1人。実はサカタインダストリィの次男坊だが、本人はその立場をよしとせず、家業を嫌って軍に入ったため、ラーカス事件及びそれに伴う軍籍剥奪後もハフマン島にいた。真面目な性格で、正義感に溢れ熱血なところがある。なお、親友でもあるロイドと他の人間とで態度を使い分けている。猫好きである。 戦闘では射撃に優れ、遠距離に秀でているが、格闘、回避に劣る。 ナタリー・F・ブレイクウッド (Natalie F.Blakewood) 登場作品:『1ST』 年齢:21歳(2090年時) 国籍:O.C.U.オーストラリア 身体:168cm・55kg ♀ 身分:O.C.U.陸防軍中尉、キャニオンクロウ副官 WAPコード:Prime Rose(サクラソウ) 初期搭乗WAP:ハスキーMk.III ウィラス・ブレイクウッド准将の実娘。キャニオンクロウを支える有能な副官として従軍する。当初は規則を盾に独断専行の多い隊長を筆頭とする隊員達をたしなめていたが、その本人もロイドに知らず知らずのうちに好意を抱くようになった。実はBD計画を知らされており、実の父を差し置いてキャニオンクロウ結成の真の目的に触れる位置にも居た。 戦闘では射撃、遠距離に優れ、格闘に秀でるが、回避に劣る。 キース・カラベル(Keith Carabell) 登場作品:『1ST』『2089-II』 年齢:23歳(2090年時) 国籍:不明 身体:184cm・75kg ♂ 身分:傭兵、キャニオンクロウ隊員 WAPコード:Ms.Jerry 初期搭乗WAP:ガルボ 戦闘報酬によって生計を立てる根っからの傭兵。キャニオンクロウにスカウトされる以前からハフマン島で傭兵活動をしており、『2089-II』ではチャリオット小隊のトーネード達とも共闘している。傭兵であるだけに金への執着心は強く、報酬に目がくらんで無茶をすることも。ナタリーに気がある素振りを見せるが、全然相手にされていない。 戦闘では格闘、射撃に優れ、遠距離に秀でるが、回避に劣る。 J・J(ジョイナス・ジェリアスカ) 登場作品:『1ST』 年齢:25歳(2090年時) 国籍:南アフリカ 身体:192cm・82kg ♂ 身分:傭兵、キャニオンクロウ隊員 WAPコード:Hunter J 初期搭乗WAP:ギザ キースと常にコンビを組んでいる傭兵。正規軍志望であったが、正式な入植者ではなかったため入隊を認められず傭兵に転じ、キャニオンクロウにスカウトされた。故郷への仕送りのため傭兵の活動をその資金稼ぎと位置づけている。故にキース同様金にうるさく、戦闘をしながら収支採算を行うほど。 戦闘では射撃に優れ、格闘、遠距離に秀でるが、回避に劣る。 ヤン・メイファ(楊美花【Yang Meihua】) 登場作品:『1ST』 年齢:19歳(2090年時) 国籍:前大漢中(中国) 身体:?cm・?kg ♀ WAPコード:Gyokuran(玉蘭) 初期搭乗WAP:ハスキーMk.IV 傭兵としてハフマン島を渡り歩いていたが、キャニオンクロウに合流した。弟であるイーヒンを捜している。 戦闘では格闘に優れ、射撃に秀でるが、遠距離、回避に劣る。 ハンス・ゴルドウィン(Hans Goldwin) 登場作品:『1ST』 年齢:19歳(2090年時) 身体:179cm・66kg ♂ WAPコード:My Maria 初期搭乗WAP:モスVR.5 腕利きのハッカーで爆弾などの工学的知識にも強い。12歳でマサチューセッツ工科大学に入学した天才児だったが、在学中に友人と軍の中枢コンピューターに侵入し、すべてのプログラムを破壊するという凶行に及んでいる(動機は不明)。ロイド達に頼まれハッキングを行っていたが逆ハッキングされ身の危険を感じキャニオクンクロウに入隊。大型のヘッドマウント型バイザーを常時着用しており、モニター越しに世界を見ている。そして、最後までその素顔が明らかにされることは無かった。 戦闘では遠距離に優れ、射撃に秀でるが、格闘、回避に劣る。 モーリー・オドネル(Maury Odonnell) 登場作品:『1ST』 年齢:42歳(2090年時) 身体:164cm・79kg ♀ WAPコード:Tomy 初期搭乗WAP:テンダス ハフマン島の初期入植者で、ラークバレーの孤児院で保母として働いていた。彼女1人を残して壊滅したラークバレーを、その元凶たる軍隊に好きにはさせないと守っていた中でキャニオンクロウの面々と遭遇、ロイドから紛争勃発の原因となったラーカス事件の当事者と打ち明けられ、彼を恨むなどのトラブルの末に入隊することになる。しかし戦いの中で紛争に隠された陰謀に触れ、ラーカス事件の現場である工場跡地でゲンツから真相を聞き、ロイドが紛争勃発とは事実上無関係と知る。本編では語られていないが、病気のせいで子供を産むことが出来ない体になっている。『1ST』のエンディングに仲間にしていたメンバーが駆け付ける場面があるが、後述するフレデリックと彼女はそこに登場しない。事件の真相を暴露してジャーナリストに戻ったフレデリックとは異なり、彼女は戦いをやめたのかどうかも含めて、その後の消息は不明。非常にふくよかな体格で、まだ42歳であるにもかかわらずハンスから「ばあさん」呼ばわりされていた。 戦闘では回避に優れるが、格闘、射撃、遠距離に劣る。 ヤン・イーヒン(楊一清【Yang Yeehin】) 登場作品:『1ST』 年齢:17歳(2090年時) 国籍:前大漢中(中国) 身体:♂ WAPコード:Garyo(臥龍) 初期搭乗WAP:サカタ90X式 U.S.N.に在籍していたが同僚が行方不明になることに不信感を抱き脱走、姉のいるキャニオンクロウに保護される。メイファの嘆願(むしろ脅迫)により以後O.C.U.の管理下におかれるが、後に彼の所属部隊がBD計画のU.S.N.側の候補者であったことが明らかとなる。 戦闘では射撃に優れ、格闘、遠距離に秀でるが、回避に劣る。 ピウィー・リッチバーグ Jr.(Peewie Richburg jr.) 登場作品:『1ST』 搭乗機:Supply car(補給車) キャニオンクロウの唯一の補給車を任されている。度重なる命令違反による脱走を企てるが、懲罰を受ける代わりにキャニオンクロウに配属された。性格は臆病かつ慎重だが、裏を返せば部隊の生存のためには必要不可欠な立場にあり、彼が勇敢ではなく戦闘を回避することが他の隊員を助けることにもつながっている。本編では語られていないが、実はリッチバーグハンバーガーなる企業の御曹司で、現在は勘当されている。さらにナタリー曰く、車の運転はなかなかのものらしい。物語中盤で補給車に搭載された火器(ヴァンツァー用のマシンガンと同種のものらしい)が変更される。 戦闘では射撃に秀でるが、格闘、遠距離、回避に劣る。 ポール・C・グリバー(Paul C. Grieber) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Rainbow(虹) 年齢:34歳(2090年時) 身体:175cm・67kg ♂ 初期搭乗WAP:パボット 丸型サングラスを掛けて首にロザリナを下げている。元従軍牧師。腕の前で十字を切る癖がある。実戦参加の動機は「紛争の早期終結」。経歴が経歴なので戦闘中でも神に祈る。選択によっては入隊しない。 戦闘では遠距離に優れ、回避に秀でるが、格闘、射撃に劣る。 アルダー・ワイス(Alder Weiss) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Cow boy 過去には優れた傭兵であったが、息子を戦争で失って自棄酒の日々を送っている。その後、ロイドが死に急いでいることに気付いて、彼を守るために入隊。息子の二の舞にしたくないが故に、若い者には口うるさい。選択によっては入隊しない。 戦闘では遠距離に優れ、回避に秀でるが、格闘、射撃に劣る。 グレゴリオ・マイアス(Gregorio Maias) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Mr.Kong 強さを求め、闘技場では不敗を誇った。愛称「コング」。選択によっては入隊しない。 戦闘では格闘に優れるが、射撃、遠距離、回避に劣る。 ボビー・ホプキンス(Bobby Hopkins) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Death(死神) ポルンガとは腐れ縁の傭兵で、街中でヴァンツァーを使った喧嘩をしていたところをキャニオンクロウに止められ合流する。元O.C.U仕官であり、所属部隊が壊滅しても彼一人だけが生き残ったために「死神」と呼ばれていたことも。物事を冷めた目で見てドライな言い方をするが、根本では仲間思いで、ポルンガとの喧嘩も、無謀な戦闘に挑もうとする彼を引き留めるためだった。選択によっては入隊しない。 戦闘では射撃に優れ、遠距離に秀でるが、格闘と回避に劣る。 ポルンガ(Porunga) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Natural(自然) ボビーとは以前からの付き合いがある傭兵でアボリジニの末裔(ただし混血であり、アボリジニの特徴は、肌以外継いでいないとのこと)。彼もまた出稼ぎ傭兵の1人だが、自然を愛しておりハフマン島の自然が荒らされる事には心を痛めている。セリフはやや片言調である。ボビーと同時に入隊する。 戦闘では格闘、射撃、回避に優れるが、遠距離に劣る。スキルスロットが5であるのに対し習得できるスキルが4つしかない。 ラルフ・ダイアン(Ralph Dian) 登場作品:『1ST』 WAPコード:Cancer(癌) U.S.N.軍の兵士であったが、いつの日からか自分はもう長くは生きられないと思い込むようになり軍を退役、その後は自堕落な生活を送っていた。長身に対し体重が軽いという身体的特徴を持つ。選択によっては入隊しない。 戦闘では格闘に優れ、射撃に秀でるが、遠距離、回避に劣る。入隊時にスキルスロットが全て埋まっているため、新たにスキルは習得できない。 ただし、DS版に限り遠距離スキルであるガイドを習得できる。 キャニオンクロウ関係者 フレデリック・ランカスター (Frederick Lancaster) 登場作品:『1ST』『4th』 年齢:30歳(2090年時) 国籍:O.C.U.オーストラリア 身体:177cm・65kg ♂ 身分:新聞記者(2090年)、フリージャーナリスト(2096年) WAPコード:Witness(目撃者) 初期搭乗WAP:テンダス 元はNYのトップ記者だったが、とある暴露記事を書いたために左遷される。第2次ハフマン紛争でキャニオンクロウに助けられてからは彼らの従軍記者として取材を続けた。その際、自身もヴァンツァーに乗り戦闘に携わる。 最終決戦から半年後、ライバル誌デイリーフリーダムの紙面にて取材の結果を「祖国達の島」と題して掲載した。この記事によりサカタインダストリィ事件を世に知らしめることになり、ザーフトラ・PMOの国際的信用の失墜、4年後のイグチによるサカタの吸収合併へと繋がっていく。 2096年にはフリーのジャーナリストとして、各国に潜伏したザーフトラのスパイを暴くことをライフワークにしており、E.C.ドイツ軍基地襲撃事件を調査するデュランダルにはその活動の一環として協力する。 戦闘では回避に優れ、格闘、射撃、遠距離に秀でている。 カレン・ミューア (Karen Meure) 登場作品:『1ST』、『2089-II』 年齢:23歳(2090年時) 身体:174cm・58kg ♀ 身分:O.C.U.陸防軍中尉 WAPコード:Danger Lady 搭乗WAP:ゼニス(1st,、USN編ミッション3時)、ゾラ3A、カレン専用ゼニス ロイドの婚約者にして、ラーカス事件に巻き込まれた1人。しなやかな身体を持ち、性格は軍人と思えないほど柔和。 ラーカス事件の際行方不明となるが、ヤン・メイファによるとグレイロック市の病院に搬送され治療を受けていたことが明かされる。 ヤンは先に退院し、さらにグレイロック市街戦でニルバーナ機関の証拠隠滅により、ロイドのカレン捜しは振り出しに戻る。この後にニルバーナ機関で研究されていたバイオニューラルデバイスの献体として彼女の脳が使われ、「BD6-Kr」としてドリスコルのレイブンに搭載された事を紛争の終戦後に知ることとなる。 『2089-II』の「M17 傭兵の絆」でチャリオット小隊の危機に駆けつけている(『2089』シリーズの舞台はラーカス事件の発生以前)。 ミゼット・ブラウン (Mizzete Brown) 登場作品:『1ST』 元O.C.U.科学技術庁将校。自らの研究の非人道性に気づき、軍から逃亡。後に野戦病院で医師を務めていた。
※この「O.C.U.軍遊撃機動隊“キャニオンクロウ”」の解説は、「フロントミッションシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「O.C.U.軍遊撃機動隊“キャニオンクロウ”」を含む「フロントミッションシリーズの登場人物」の記事については、「フロントミッションシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- O.C.U.軍遊撃機動隊“キャニオンクロウ”のページへのリンク