500年前の雁州国の人々とは? わかりやすく解説

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500年前の雁州国の人々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 07:39 UTC 版)

十二国記の登場人物」の記事における「500年前の雁州国の人々」の解説

斡由(あつゆ) 声 - 松本保典 / 大倉正章州侯元魁の息子姓名は接祐(せつゆう)。赤茶色の髪で、右のこめかみのひと房だけが白い。彼の身分は、国府六官牧伯と並ぶ。 梟王時代から傑物として州内人望集め梟王末期暴政から民を守るために、梟王いいなりであった父親対立し、父を幽閉して実権掌握する30年上続いた王不在期には、院白沢始めとする優秀な官僚団を統率して、雁国を覆った過酷な荒廃押しとどめるべくその手腕を発揮し、元州のみならず雁国全土にその名を知られる。 尚隆登極後も元州の実質的な州侯として復興尽力していたが、梟王時代破壊された漉(ろくすい)の堤復旧先送りし続ける尚隆の態度業を煮やし、漉水流域の民を守るために反旗を翻す。しかし国府徴兵志願者や、支援申し出る郷や郡が続出し宰輔拉致監禁という強攻策に出たため尚隆の計略もあって諸侯から離反者続出するという不利な状況追い込まれ大雨最中に街の対岸にだけ堤を作るという尚隆の策に嵌り敗北、元州に潜入していた尚隆と互いに剣を向かい合わせた状態で対峙自身庇い弁護した白沢に尚隆が背を向けた瞬間に不意を突いて襲い掛かるも、潜伏していた悧角が飛び出し致命傷を負わされるその際、「大きいの」である「ろくた」がその場介入しようとするも更夜が呼び止め不発に終わる)。最期、尚隆に引導を渡され死亡した普段真面目で利発な上に条理弁え鷹揚で懐が深く才能ある者を積極的に取り立てていた。しかしその実は、己の失敗認めることができない性格であったまた、十二国創造したという天帝実在否定的で「天帝などおらず、いたとしてもそんなもの必要ない」と六太と驪媚の前で言い放っており、天帝実在のみならず必要性まで否定している。 彼の死後、院白沢らの人材は延王尚隆のもとに移る。内乱から100年経たぬうちに功績忘れ去られ、現在では「遥か昔に延王に反逆した大罪人」としてしか伝わっていない。尚隆曰く「もう1人自分」。 駁更夜(ばく こうや) 声 - 石田彰幼少 - 本井えみ 荒民少年子供時に父親失踪したうえに里の住人達から母子共に罵声浴びせられる生活を送り、国の荒廃により母親捨てられさまよってたどり着いた里の大人によって崖から黒海落とされところを子供亡くした妖魔天犬)に拾われ育てられる。その妖魔と共に、父がいると信じていた「蓬莱」を求めて黒海沿岸放浪していた幼い頃に、尚隆を王に選んで2年後の六太と出会い、六太によって「更夜」と名付けられる自分育ててくれた妖魔大きいの)に「ろくた」と名づけるドラマCDでは「大きいの」のままである)。 その後金剛山山腹の穴を拠点に「ろくた」と当て無く各地放浪していたが、六太と出会って3年後に六太以外で初め人間扱いしてくれた斡由と出会い、雁国元夏官射士貴人私的な護衛官の長)として取り立てられる。その恩に報いるため斡由を陰で支えまた、斡由の唆しにより謀反者の暗殺を担う。反乱勃発時には六太誘拐実行犯となった。斡由が尚隆に襲い掛かろうとした時、「ろくた」を呼び止める謀反鎮圧後は人界別れ告げて黄海入り、現在では犬狼真君呼ばれている。青み帯びた黒髪外見1516歳前後。 亦信(えきしん) 声 - 小形満 梟王時代には、成笙の束ねる軍の麾兵あり、かなりの手練の兵士だった。更夜を連れて街に出た六太を小臣として護衛した際、六太を脅して連れ去ろうとした更夜を阻もうとして「ろくた」が呼び寄せた妖魔殺された。 院白沢(いん はくたく) 声 - 有本欽隆 元・元州宰で、斡由の部下外見50前後。元州の乱の後は、雁国冢宰任じられるドラマCDでは六太を逃がしたことにより「大きいの」によって処刑された。 驪媚(りび) 声 - 折笠愛 / 勝生真沙子州牧伯。元は司刑官の下大夫だった。結婚していたが、官吏になった際に家族とは別れた。元州謀反の際、六太と共に人質として元州に囚われるが、六太を州城から逃すため彼の索条を切り、頭を断ち切られる。六太に王と違って天罰受けない仙が王権握ること恐ろしさ最期まで説いていた。 アニメ版では、六太が蓬山にいた時に昇山し、親が子を殺さずとも生きていける国になるよう王を与えてほしいと懇願する。 毛旋(もうせん) 声 - 肥後誠 元は成笙の師帥。元州の乱の頃には小臣として、尚隆の出奔嫌々ながら手引きしていた。元州の乱の際に一時的に大司馬抜擢される。 元魁(げんかい) 声 - 柴田秀勝 梟王治世から元州の乱時の元州候。保身のため梟王言われるがままに、やむなく罪の無い民も罪人として処罰するなど民を虐げたため、息子の斡由によって州城の地下牢の奥に幽閉される。その後は、わずかな地下水と牢に生えた飢え渇きしのいでいた。元魁が幽閉された後、斡由は父の影武者として一人老人立てたが、彼もまた影武者辞めた際に斡由によって舌を切られ地下牢閉じ込められ放置されていた。斡由の過去本性を六太に教えた梟王きょうおう) 雁国の先王長く善政布いたが、いつしか道を失い暴君となる。州侯のうち心ある者は誅殺し、王に不満を言うものあれば嬰児に至るまでを殺し尽くした末期には国土破壊し尽くした麒麟失道の病で倒れた後は、自らの天命尽きた傲然と言い放ち多数人民徴用して巨大な墓を作らせ、さらに国民苦しめた。その完成間際、 道を踏み誤ってから三年目にして崩御それ故に、その暴虐辺境の地まで及ぶことは無かった標仲ひょうちゅう) 雁国北方の継州の北の州境付近にある山陰寒村節下郷西隕の出身梟王が斃れた年に生まれた苦学の末に継州の少学進み梟王暴虐によって府第から人がいなくなったために予算確保為に府第人員補充をしていたことによる慮外果報によって三十半ばで国官の迹人野木生ず新しい草木や鳥獣集める官)に任命された。包荒旧友愛馬の名は娃玄。 包荒警告を受け、奇病流行し枯れていく山毛欅を救うべく奔走するが、尚隆登極聞いて、その奇病止める薬草である青条を新王に卵果にしてもらうべく玄英宮に運ぶ途中で限界迎え事情知らぬ人々善意希望託す包荒ほうこう節下郷の山師(山野保全掌る官)。西隕出身幼い頃から山野に遊ぶことが好きで、付近の山縦横無尽駆け廻り一本の木を飽かず眺め一日中でも見守っていられ、そこの植生地形自分の庭のように熟知していた。標仲旧友で共に少学へと進み標仲よりも一年早く少学出て彼の天職とも言える山師となった職務上の天敵である猟木師(プラントハンター生業とする浮民)とも分け隔てなく接する。 山毛欅が石のように変化して枯れ奇病に対して枯れた木が高値売れるため喜んでいた民とは違い山毛欅無くなることで起き災厄予見警告していた。奇病止めるべく興慶助力の下、標仲と共に奇病治す薬草探し青条発見するが、青条生態故の繁殖難しさから奇病食い止めることができず、王宮青条届けに向かう標仲見送り西隕で青条守りながら果報待った興慶きょうけい四十代半ばぐらいの猟木師。顔色の悪い痩せた男で、寡黙無駄口を叩かない。包荒とは顔なじみで、彼によって標仲紹介された。自ら包荒語ったことによると生まれは芳だが、生まれた頃の政変で国が荒れていたためか四つになったばかりの頃に両親によって猟木師の宰領売り渡された。以来猟木師の一員として諸国遍歴最近宰領の許を離れることを許可されたが、弟子はいない。包荒に手を貸すべく自ら『天の配剤』として仲間別れて継州に留まり包荒標仲に猟木師秘伝知識技術伝えて青条発見とその育成力を貸した

※この「500年前の雁州国の人々」の解説は、「十二国記の登場人物」の解説の一部です。
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