500年前のニサン
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ソフィアの改革後、シェバトの技術、ファティマ兄弟の商隊、ソフィアの教えなどによって多くの人が集まり巨大な勢力になっていった。
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500年前のニサン
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「ゼノギアスの登場人物」の記事における「500年前のニサン」の解説
ラカン 搭乗ギア : ギア・アーサー → O.Rヴェルトール(ギア・バーラー化)→ O.Rヴェルトール(接触により変異) フェイの前世。創始暦9475年誕。500年前の現在のラハン村にあたる場所の村の出身。8歳の時に病気療養でやってきたエレハイム(後のソフィア)と出逢い、短い期間を共に過ごし別れ際にはエリィの絵を渡した。10年後、村を出たラカンは暴動に巻き込まれ、(ソフィアとの接点には互いに気付かないまま)カレルレンと知り合った。21歳の時ソフィアと再会するも教母という身分差を気にして打ち解けることができなかった。また「絵描き以外に取り得がない」自分では、いずれ戦線に立つソフィアを守れないという負い目もあった。 ソフィアの肖像画の仕事を引き受けるが、ニサンはシェバトとソラリスの戦いに巻き込まれていき、アニマの器「ナフタリ」と同調したラカンはORヴェルトールに搭乗し、ソラリスと戦うことになる。しかし戦いの中でソフィアが死に、目の前で大切な人を救えなかった無力さを痛感したラカンは「力」を求めた。そこへシェバトで囚われの身になっていたミァンの甘言に弄され、ミァンを解放してゾハルのあるベツレヘムの地へ向かった。対存在であるエリィが死んでおり、精神的にも不安定だったラカンは波動存在と不完全な接触しかできず、この世界に対する怒りの人格「グラーフ」を作り出してしまう。そして姿形は「イド」そのものとなり、ゾハルやデウスを破壊する術のないラカンは、グラーフとしてデウスの機動端末兵器を使って人類を滅ぼそうとした。そうすることで神の本体「ミァン」が生まれることがないように。しかし人類の96%を虐殺するもロニに敗れ、変わり果てた姿をかつての仲間たちに恐怖されてしまう。以後は「この世界が地獄になろうとも生き続ける」と誓い、グラーフの黒衣をまとい、放浪の果てに人知れず朽ち果てフェイに転生した(没年齢35歳前後)。しかし接触により得た能力で思念のみがグラーフとして残り他者の肉体を奪うことで生き続けていた。これはソフィアとの約束である「生きて」を体現する能力であった。ニサンにはラカンが描き遺した未完成のソフィアの肖像画が残されている。 フェイが視る前世の記憶では、(設定では)フェイ自身の主観によってラカンの服はフェイと同じに見えている。また接触後の暴走時も同様に回想上ではイドと同じ姿に見えている。 戦いの末愛する者を失い、仲間たちとは敵対し、孤独な死を迎えたラカン。しかし、次代の接触者を守るという意志はグラーフにも受け継がれており、結果的にフェイを救うこととなった。 ソフィア (Sophia) 搭乗ギア : レグルス → (ギア・バーラーになったE・レグルスへの搭乗は拒否した) アニマの器「ディナ」 幼名はエレハイムでラカンとは幼馴染。創始暦9475年誕。500年前のニサン正教初代教母。エリィの前世とも言え、外見がエリィに酷似している。エーテル能力に優れていたことからニサン公教会の枢機卿のひとりペヌエルの養女となり後にソフィアと改名。13歳のとき権力争いに巻き込まれ襲撃されて養父ペヌエルを亡くす。カレルレンはこの襲撃部隊のリーダーだったがソフィアに感化され僧兵となる。この襲撃をきっかけにニサン教会は分裂するが、7年後、ソフィアとペヌエルの姪ジークリンデが分裂していたニサン教をニサン正教としてまとめた。直後にソラリスとシェバトの戦争が始まり、行き先を失った人々を受け入れたニサンは急速に巨大勢力になって行った。ソフィアのギアがアニマの器「ディナ」と同調して"El・レグルス"になったが、乗る事はかたくなに拒み続けた。 シェバトは権力欲に駆られソラリスに反旗を翻した。しかし今ではソフィアの元に人々の意志が集中しており、次第に力を増していった。それを恐れたシェバトの長老会儀はソラリスと密約を結び、ソラリスは当時反目していた裏の権力者ミァンの身柄と地上の分割政治を約束し、シェバトはソフィアを差し出した。罠によって窮地に陥ったラカンたちを救うため、ソフィアは一人エクスカリバー1番艦でメルカバーに特攻をかけ死亡。死亡時の年齢は25歳。ソフィアの死が世界の運命、ひいては物語に大きく影響している。 なお終盤では、ラストダンジョンに乗り込むためにメルカバーをエクスカリバーとユグドラシル4の連携によって轟沈している。これはソフィアが身を挺して道を切り開いたのを現代に再現したものである。 ロニ・ファティマ 搭乗ギア : アンドヴァリ → El・アンドヴァリ アヴェ王家の始祖。創始暦9469年誕。500年前に行商隊を頭領として指揮してシェバト地上軍と商売していた経緯からニサンに協力、ラカン、ソフィア、カレルレン、弟のレネたちと共にソラリスと戦った。後にラカンによって引き起こされた「崩壊の日」にはギア・バーラー"アンドヴァリ"に乗り、ガゼル法院から奪ったギア・バーラーと同調できた者たちや部隊を率いて、辛くもグラーフを撃退してディアボロス軍団を停止させた。この「崩壊の日」に世界の96%の人命が奪われることになった。更に戦いが終わって生き残ったのは全人類のわずか2%。その後、碧玉要塞を見つけたロニは"アンドヴァリ"を隠して、いつかソラリスとの戦いが起こることに備えてアヴェ王国を興した。キスレブもロニが進めたエルドリッジ時代の遺跡や戦艦(ユグドラシル4)の発掘・改修作業の作業地点であるノアトゥンに人が集まり、町として発展していったもの。バベルタワーの反射鏡設置もロニの手による建造物である。 モデルは『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの一人「エドガー・ロニ・フィガロ」から[要出典]。 レネ・ファティマ ロニの双子の弟。創始暦9469年誕。ニサン教母の祖先。500年前に兄とともに行商隊の頭領として指揮してニサンに協力した。ソフィアの義理の従姉妹にあたる教母補佐官ジークリンデと結婚。イゾルデという娘をもうけている。「崩壊の日」には兄達と懸命に戦うが、兄のロニをかばって死亡した。娘のイゾルデが次の教母になり、代々その子孫が教母を継いでいる。アヴェ王家はロニ・ファティマの子孫であるが、ラグンバルトI世の王妃となった大教母シグリッドはレネ・ファティマの子孫であるため、その子であるエドバルトIV世と大教母エルヴィラ、そして孫であるバルトとシグルドとマルーはロニとレネ両方の子孫ということになる。 モデルはロニ同様、『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの一人「マシアス・レネ・フィガロ(マッシュ)」から[要出典]。 ジークリンデ ペヌエル枢機卿の姪。ペヌエル枢機卿の養女になったソフィアとは、ペヌエル修道院で共に修道女として過ごして親しくしており、ペヌエル枢機卿が襲撃されてカレルレンと共に行方を消していた間も常にソフィアと同行していた。分裂していたニサン教をソフィアと共にニサン正教として統一。教母になったソフィアの教母補佐官を務めた。「崩壊の日」の後、レネの忘れ形見である娘のイゾルデを出産。壊滅したニサンは教母補佐官であったジークリンデを中心に共同体として再興されていき、イゾルデを教母として教育した。 イゾルデ ニサン正教第二代教母。創始暦9502年誕生。レネ・ファティマと教母補佐官ジークリンデの娘。教母となって母と共にニサン正教の再建に尽力した。アヴェ王国を建国したロニ・ファティマは亡き弟と共にその娘であるイゾルデも王族として公認、その縁によりニサン正教はアヴェの国教とされ、国家レベルで両国は相互扶助の関係で興隆していくことになった。イゾルデ以降、教母はエーテル能力を基準にしない世襲制になり、教母の役職名もやがて大教母になった。
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