20世紀後半から21世紀
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「日英関係」の記事における「20世紀後半から21世紀」の解説
1951年 サンフランシスコ条約締結。翌年発効し、日英関係が正常化。 1953年 昭和天皇の名代として、皇太子明仁親王(現・上皇)がエリザベス2世の戴冠式に参列。 1957年 イギリス映画「戦場にかける橋」が公開。第二次大戦中、日本軍による英軍捕虜を使役した泰緬鉄道建設をテーマとし、アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞。日本軍の大佐を演じた早川雪洲は助演男優賞候補となる。 1960年 日英文化協定締結。東京のブリティッシュ・カウンシルが日本国内で公式に認められたイギリス文化交流センターとなる。 1964年 東京オリンピック開催。イギリス選手団は金メダル4個、銀メダル12個、銅メダル2個で計18個のメダルを獲得。 1966年 英国海外航空機空中分解事故が発生。BOACのボーイング707が富士山付近の上空で空中分解し、乗客・乗員124名全員が死亡した。ザ・ビートルズ、東京の日本武道館で日本公演を実施。メンバーのジョン・レノンは1969年に日本人芸術家の小野洋子(ヨーコ・オノ)と再婚。1966 FIFAワールドカップがイングランドで開催されたが、日本代表はアジア地区予選に不参加。 1971年 昭和天皇・香淳皇后がイギリスに行幸啓。歴代天皇では初、自身では皇太子時代の1921年以来。第二次大戦中に剥奪されていたガーター勲章を再度授与された。 1973年 ミック・ジャガーの大麻所持逮捕歴を理由にローリング・ストーンズの日本入国が許可されず、公演は中止となった。 1975年 エリザベス2世がイギリス国王として史上初の訪日。 1980年 小田島雄志によるウィリアム・シェイクスピアの日本語訳全集(全7巻)が刊行完了。ポール・マッカートニーが来日直後の成田空港で大麻所持の現行犯で逮捕され、国外追放された。 1980年代 イギリス議会の中に英日議員同盟が発起し日本企業などの献金受領を開始。 1983年 徳仁親王(現・今上天皇)がオックスフォード大学マートン・カレッジへ留学し、テムズ川の水運史を研究(-1985年)。 1986年 日産自動車、イングランド北東部のサンダーランド工場での本格稼働を開始。日本車メーカーで初めてイギリスで完成車を生産する。同年にチャールズ王太子夫妻が日本を訪問し、ダイアナ妃ブームになる。 1989年 宿澤広朗監督の率いるラグビー日本代表がラグビースコットランド代表に勝利。 1990年 イギリス放送協会が財政難を理由に日本語放送を廃止。後に衛星放送のスカイパーフェクTV!の1つとしてBBCワールドのテレビ放送を開始(一部の番組で日本語の同時通訳付き)。同年、ローリング・ストーンズとポール・マッカートニーの日本公演が実現。 1993年 Jリーグ開幕。元イングランド代表選手のゲーリー・リネカーが名古屋グランパスエイトでプレー。 1994年 リネカーが名古屋との契約を終えて退団し、現役を引退してイギリスに帰国した。 1996年 名古屋のフランス人監督、アーセン・ベンゲルがアーセナルFCの監督に就任して離日。 1998年 外交関係樹立140周年を記念して「英国祭98」のイベントが各地で催された。長野オリンピックが開催。イギリス選手団はボブスレー男子4人乗りで銅メダルを獲得した。 2001年 前年から東京で失踪していたイギリス人女性の遺体が発見された(ルーシー・ブラックマンさん事件)。犯人として韓国から帰化した日本人が逮捕されるが、2007年に東京地方裁判所で無罪判決が言い渡された(他の外国人女性への準強姦で無期懲役)。 2002年 日本で2002 FIFAワールドカップ開催(韓国との共催)。イギリスからはイングランド代表が本大会に出場してベスト8進出。同代表主将のデビッド・ベッカムが日本でも人気を得た。 2003年 イラク戦争に有志連合の一員として日本・イギリスともに参加し、サマーワに自衛隊とイギリス軍が駐屯。 2005年 イギリスから日本に帰化した作家のC・W・ニコル、大英帝国勲章(MBE)を受章。 2007年 イギリス人女性が千葉県内で殺害される(リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件)。犯人として日本人が指名手配され逃亡したが、2009年11月に逮捕された。セルティックFC所属の中村俊輔がスコティッシュ・プレミアリーグのMVPを獲得。 2008年 外交関係樹立150周年を記念して「UK-JAPAN 2008」のイベントが各地で催された。 2000年 電通がイギリスの歴史ある宣伝代理店コレット・ディケンソン・ピアースを買収。 2012年 エリザベス2世の即位60年祝賀行事に親覧するため、天皇(現・上皇)と皇后(現・上皇后)が英国行幸啓。 2012年4月10日、戦略的パートナーシップの構築に関する共同声明を発表。6月3日、日英防衛協力覚書を署名。 2013年 電通がイギリスの大手宣伝代理店イージズ・グループ(英語版)を約3955億円で買収し約110か国に展開。 2014年7月、日本政府が国家安全保障会議(NSC)の閣僚会合を開き、防衛装備品の輸出や国際共同開発に関する新たな原則「防衛装備移転三原則」に基づき、F-35戦闘機搭載のミサイル技術をめぐる日英共同研究を承認した。この共同研究のミサイルは「共同による新たな空対空ミサイル」(JNAAM=Joint New Air-to-Air Missile)と呼ばれる。 2017年1月16日、自衛隊とイギリス軍との提携を取り決めた日英物品役務相互提供協定が署名。8月18日に発効。 2019年 日本でラグビーワールドカップ2019開催。イギリスからはイングランド代表、スコットランド代表、ウェールズ代表、アイルランド代表(アイルランド共和国と北アイルランドの合同チーム)が本大会に出場してイングランド代表が準優勝、ウェールズ代表がベスト4進出、アイルランド代表がベスト8進出。スコットランド代表とアイルランド代表は、日本代表と同じプールAに属しその対戦は大いに大会を盛り上げた。 2020年10月23日、イギリスのEU離脱の移行期間終了後の日英の貿易関係を規律する日英EPAが署名。
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