用語と期間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 10:23 UTC 版)
後古典期は世界史の歴史学者の用いる時代区分で、特に後古代の概念は20世紀後半から21世紀初頭にかけて発展した世界史以外では「中世」や「暗黒時代」といった用語に対する誤った先入観を排除するために「前近代」や「後古代」、「後古典期」といった語が使われるが、これらの語もまたヨーロッパ中心主義的で世界規模で用いることには問題があるとされている。 前近代または後古典期は、おおよそ西暦500年ごろから1450年ごろまでを指す。開始年や終わりの年は各地域の古代の終わりによることが多い。例えば、中国では220年の漢王朝の滅亡(英語版)、西ヨーロッパでは476年の西ローマ帝国の滅亡(英語版)、インドでは543年のグプタ朝の滅亡、イランでは651年のサーサーン朝の滅亡を古代の終わりとすることが多い。 世界史の時代区分では、6つまたは5つに時代を区分した時の古い時代から3つ目の時代が前近代(後古代、後古典期)にあたる。 初期の文明 古代社会 後古典期(前近代) 近世 長い19世紀 現代 (時折「長い19世紀」と「現代」は一括りにされる。) なお、「後古典期」の語は西欧においては中世とほぼ同義である。
※この「用語と期間」の解説は、「前近代」の解説の一部です。
「用語と期間」を含む「前近代」の記事については、「前近代」の概要を参照ください。
- 用語と期間のページへのリンク