用語と初期のスーパーモデルの起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 01:56 UTC 版)
「スーパーモデル」の記事における「用語と初期のスーパーモデルの起源」の解説
マイケル・グロスの著書『トップモデル―きれいな女の汚い商売』によると、スーパーモデルという言葉が最初に使われたのは1943年にクライド・マシュー・デスナーが書いたモデルになるための「ハウトゥー本」だという 。しかし、作家のジュディス・キャスはクライド・マシュー・デスナーが本を出版する以前の1942年10月に、『シカゴ・トリビューン』に「'Super' Models Are Signed for Fashion Show」という見出しの記事を書いている。 1960年代と1970年代になると「スーパーモデル」という言葉がメディアにたびたび登場するようになる。1967年5月に『ソールズベリー・デイリー・タイムズ』はスーパーモデルとしてのツイッギーに言及した。1968年2月には『グラムール誌』が全19人の「スーパーモデル」をリストアップしたほか、『シカゴ・デイリー・ディフェンダー』は1970年1月に「New York Designer Turns Super Model」という記事を書いている。『ワシントン・ポスト』と『マンスフィールド・ニュース・ジャーナル』は1971年に語を使用した。そして、1974年に『シカゴ・トリビューン』と『アドボケート』も語を利用し記事を掲載している。アメリカ版『ヴォーグ』は1975年9月の記事でマーゴ・ヘミングウェイに言及するために、カバーページでこの語を使用した。雑誌『ジェット』も1977年12月にベヴァリー・ジョンソンを「スーパーモデル」と評している。 1979年にはモデルのジャニス・ディキンソンは“スーパーマン”と“モデル”の合成語として「スーパーモデル」という言葉を作ったと主張した。ディキソンが『エンターテイメント・トゥナイト』のインタビューで語ったところによると、エリート・モデル・マネジメントの彼女のエージェントであるモニーク・ピラールが彼女に「ジャニス、あなたはあなた自身を一体誰だと思う?、スーパーマン?」と尋ねたところ、ディキソンは「いいえ、私はスーパーモデルよ。」と答えたという。 現在では一般的に、リサ・フォンサグリーヴスが初のスーパーモデルとして広く認識されている。彼女は1930年代から1950年代まで『タウン&カントリー』『ライフ』『ヴォーグ』『ヴァニティ・フェア』と『タイム』を含む主要なファッション雑誌に登場し、『ヴォーグ』誌における彼女のイメージと知名度は、同誌の将来とスーパーモデルを形作る際にとても重要なものになったと言える。
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