領域守護者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:46 UTC 版)
「オーバーロード (小説)」の記事における「領域守護者」の解説
パンドラズ・アクター (pandora's actor) 声 - 宮野真守 属性:中立(カルマ値:-50) 種族レベル:二重の影(ドッペルゲンガー)15lv、上位二重の影(グレータードッペルゲンガー)10lvほか 職業レベル:エキスパート10lv、クラフトマン10lv、ロード・オブ・ア・キャッスル15lvなど 制作者:モモンガ(アインズ) 呼び名:千変万化の顔無し ナザリック宝物殿の領域守護者。177cm。100lv。宝物殿の管理の他、金貨の出納等を行う財政面での責任者でもある。 同じドッペルゲンガー系列でも変化できる姿をギルドメンバーのデザインした普段の一つに絞ったナーベラルとは違い、「至高の四十一人」全員の外装をコピーし、その能力の八割程を行使できる(ただし、たっち・みーのワールドチャンピオンのような特別な能力は例外)。そのためアインズ(モモン)の影武者を務める事も可能であり、セバスへの詰問等で明言こそされていないものの主人の代行を度々している。 ナチス親衛隊制服に酷似した軍服を身に纏っている。どの階層守護者にも属さない別格の存在で、その戦闘力も階層守護者のトップクラスに並ぶとされるが、アインズ以外誰もその姿を見たことがなかった。 マジック・アイテム・フェチであり、時にはドイツ語を交えた伊達男のような派手な言動・挙動で周囲を振り回すその姿は、制作者であるモモンガ自身が「格好いい」と思っていた忘れたい過去(黒歴史)そのものであった。そのため、設定上ナザリックトップクラスの頭脳と知略に加え上記の通り利便性に富む能力を持ちながらも、かつてのギルドメンバーの姿を永久保存する意味もあってアインズ本人は表に出す事を躊躇していた。 ナザリック内での仕事が多かったが魔導国建国後はエ・ランテルでの主人の代行も多くなり、アインズにナザリックに帰還してマジックアイテムを磨きたいと懇願した事もある。 王国侵攻の際、アインズに変身しリク(ツアーの操る白金の鎧)と交戦した。戦後、魔法の通りが悪い事から90lvはあるタンク職と思われると報告した。 web版では、ピンク色の卵に似た頭部に眼鏡をかけ、ダークスーツに白シャツやネクタイ、黒い革靴と紳士風の衣服を着込んでいる。「隠し番外編」ではアイテムを査定する際の様子が描写されている。 恐怖公 (kyouhukou) 声 - 神谷浩史 属性:中立(カルマ値:-10) 種族レベル:昆虫の森祭司(インセクトドルイド)10lvなど 職業レベル:ハイ・ドルイド5lv、サマナー3lv、ムシツカイ2lv、ミニマム(課金)3lvなど 呼び名:五大最悪「拠点(住居)最悪」 ナザリック五大最悪の一角・住居最悪。第二階層の一区画「黒棺(ブラック・カプセル)」を任された領域守護者で、コキュートスの盟友でもある。30lv。 外見は体高30cm程の直立したゴキブリ、ただし顔面は正面を向いている。貴族然とした振る舞いと衣装を身に纏い、一人称は「我輩」。口調も紳士的だが特殊能力として、大小問わず無数のゴキブリを召喚することができる。生理的嫌悪感では済まない数の暴力で対象を嬲り殺し、拷問に用いられた場合は短時間の内に心を折る。 なお、外見が外見なので女性の守護者達からは非常に恐れられているが、蜘蛛の化身であるエントマは気にせずにスナック感覚で彼の眷属をつまみ食いしているらしい(彼はエントマのことをいかなる感情を込めてか「眷属喰い」と呼ぶ)。また、上述の貴族風の衣装も実は伊達などではなく、上流社会の礼法にも通じた教養人としての一面を持っている。 web版では、舞踏会に出席する羽目になったアインズとそのパートナーであるシャルティアに社交ダンスを指導した。ドラマCDでは知性を持つ彼の眷属が登場した。 紅蓮 第七階層の溶岩の川に潜む領域守護者。非常に巨大な奈落(アビサル)スライム。90lv。 戦闘に特化しており、一部階層守護者に勝るなどナザリックでは最上位の部類に入る。呼吸が不要で溶岩内に隠れた状態で、触腕を伸ばし敵を引きずり込む等姿を見せずに攻撃する。展開しているオーラは常に発動している。 魔導国による王国侵攻の際、王都陥落後、王宮の外観のみ残し全て焼き尽くせとの命令が出る。「王の使者」では、アインズの使者として七階層のデミウルゴスの許に向かう、デス・ナイトに興味を抱き溶岩の川の中を並走した。 グラント 階層守護者に次いで高いレベルを持つ領域守護者。エントマには聖母・お母さんと呼ばれ、彼女の守るべき領域は複数の階層に存在している。「フォーサイト」メンバーのアルシェの皮を剥いだ胴体と足を貰い、子供の食料にした。コキュートスが交流のある者として恐怖公や餓食狐蟲王と共に名を挙げている。 餓食狐蟲王(がしょくこちゅうおう) ナザリック五大最悪の一角。第六階層に存在する「蟲毒の大穴」に配置され、階層守護者のアウラが近づくことを避けるほど恐れられている。昆虫型モンスターでコキュートスと交流がある。 名の由来は芽殖孤虫。 オーレオール・オメガ 職業:指揮官系など 第八階層の桜花聖域で「スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン」を守護する領域守護者。プレアデスの末妹。165cm。100lv。 人間であるが不老の存在。ナザリックに招待されたエンリ達が転移門を通過した際、一瞬幻視した姿によると巫女装束である。ナザリック内の転移門の管理を担当している。末妹が桜花聖域からプレアデスに移動すると彼女をリーダーとする七姉妹(プレイアデス)に移行する。 エーリッヒ擦弦楽団の上位二重の影5体にバフを掛けた。 ニグレド 制作者:タブラ・スマラグディナ 第五階層に存在する館「氷結牢獄」地上階を守護する領域守護者。情報収集に特化した魔法詠唱者。170cm。 アルベドと同じ制作者に姉として創造され、設定上及び互いの認識も姉妹関係である。外見は黒の喪服姿に長い黒髪と寡婦のような姿で顔面の各パーツは整っているが、表皮が無いために顔は剥き出しのままであり、異様な容貌となる。 性格は割りとまともなものの、「亡子を求める怪人」といった風情の制作者謹製のホラーな寸劇を繰り広げた後でないと会話に入れない。この趣向は転移後も引き継がれている。 アインズの命で精神操作を受けたシャルティアの居所の発見する。ゲヘナでは魔法的な監視を担った後、王国から拉致してきた子供の助命のためペストーニャと共にアインズの方針に逆らい謹慎となった事がある。王国侵攻の際のこれ以上の皆殺しを止めるようペストーニャと共にアインズに嘆願した。 ニューロニスト・ペインキル (neuronist painkill) 声 - 玄田哲章 属性:邪悪(カルマ値:-425) 種族レベル:脳食い(ブレインイーター)7lv 職業レベル:ビショップ3lv、ドクター10lv、ゴッドハンド3lv 制作者:職業が暗黒騎士のメンバー 呼び名:五大最悪「役職最悪」 ナザリック五大最悪の一角・役職最悪。第五階層の氷結牢獄地下にある「真実の部屋 (Pain is not to tell) 」に配置されている領域者にして特別情報収集官。23lv。 6本の触手を持つタコのような頭部と、ネイルアートを施した4本指を持ち、溺死体のような膨れ上がった白い体を申し訳程度に革帯で覆った姿をしている。語尾に「ん」を付ける話し方が特徴(「○○かしらん」「○○よん」他)。 男とも女とも判断しがたい濁声だが、本人は「おねえさん」を自称。異性としてアインズに好意を寄せており、シャルティアやアルベドをライバル視している。中性で性別はない。 制作者が尿道結石で苦しんだらしく、それを再現した拷問を行う。 ペストーニャ・S(ショートケーキ)・ワンコ 声 - 新井里美 制作者:餡ころもっちもち ナザリック地下大墳墓のメイド長。第九階層の領域守護者。直立歩行した犬の姿をしている。書籍版では顔を縦断する継ぎ接ぎの跡がある。 高位の神官であり、強力な治癒魔法及び復活魔法を行使できる。体毛は冷気への耐性を備えている。 語尾に「わん」をつけるが、たまに忘れる。ナザリックでは例外的な慈悲深い一人。 メイド長として一般メイドの管理をしており、セバスが不在になると、九〜十階層の運営管理も行っている。セバスからツアレを託された際にも、セバスが彼女を伴侶とすべく、腰掛けとしてメイド職に就けたと思い込み、ナザリックのメイドとしての教育を施している。蜥蜴人集落侵攻の際は、転移を任されたシャルティアに魔力の支援を行った。ゲヘナ後にアインズの方針に逆らってニグレドと共に王国から拉致した子供の助命を嘆願したため謹慎となった。魔導国建国後に謹慎は解除され、今後孤児院の運営に携わる模様。王国侵攻の際のこれ以上の皆殺しを止めるようセバスを通じてアインズに嘆願した。 web版では守護者に続くLvの神官。メイド服を着た二足歩行する、茶色と白色の毛並みをしたシェットランド・シープドッグ。しかし、「感想返し」ではメイド服を着用した触手とも言われている。書籍版と同様、セバス不在時に九〜十階層の運営管理を行い、ポーションの管理等の報告もしている。アウラの要請でエルヤーに従っていた三人の森妖精奴隷の切除された耳の治癒も施した。
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