ミニマム
「ミニマム」とは、最小量・最小限・最低限のことを意味する表現である。
「ミニマム」とは・「ミニマム」の意味
英語で最小限、最低限を意味する「minimum 」が「ミニマム」の由来である。英語の「minimum」の語源はラテン語の「minimum」にあるとされている。英語でもラテン語でも「minimum」のスペルや意味は同じであるが、ラテン語では「ミニムム」と発音する。「ミニマム」は名詞としても形容詞としても使われる。似たような言葉として「ミニマル」がある。「ミニマム」は絶対的に決められた範囲内の最小限、最低限度を表す言葉である。それに対して、「ミニマル」は、必要最小限、可能な限り少ないことを表した言葉である。人によって必要最小限の量は異なるため、「ミニマル」の量は決まっていない。「ミニマル」とは自分にとって必要最小限の家具や衣服をもつという絶対量ではなくて質を表す言葉である。例えば、minimum wageとは最低賃金を表す言葉である。一方、minimal careとは必要最低限のケアを表し、明確なケアの最低ラインがあるわけではない。
「minimum」は略語として「min.」と表記されることもある。テレビの音量の調節ボタンなどでよく使われている。ミニマムの対義語は最大限を表すマキシマムであり、略語として「max.」と表記される。
「ミニマム」はビジネスの世界でも使われる。ミニマムスタンダードとは法律上守るべき最低限の基準を表している。また、ミニマムチャージとはレストランなどの最低利用代金を表す言葉である。ミニマムチャージが1000円のドリンクバーでは800円分しか飲みものを注文していなくても1000円分の支払いをしなければならない。
「ミニマム」という言葉はファッションの世界でもよく使われる。装飾を極限まで減らしたシンプルなファッションをミニマムファッションという。ほかにもお札がギリギリ入る大きさのミニマム財布という言葉もある。
「ミニマム」の熟語・言い回し
ミニマム化とは
ミニマム化とは、本当に必要な最低限のものしか持たないという考え方のことである。自分にとっていらないものを捨てる断捨離を行うことはミニマム化の具体的な行為である。
ミニマム生活とは
ミニマム生活とは、生活に必要な最低限の持ちもの以外は持たないシンプルなライフスタイルのことである。本当に必要なものだけを身の周りに置くことでものを管理することができるようになるため、節約につながっていく。また、余った空間を贅沢に使えるようになる。
1980年代から1988年までの昭和の終わり頃に生まれた人々をミニマムライフ世代という。ミニマムライフ世代は幼少期にバブル崩壊や阪神淡路大震災を目の当たりにし、リーマンショックによる就職氷河期を経験した世代である。そのため、将来への不安感が強く、貯蓄を好み消費をあまりしないといわれる。
ショナルミニマムとは
ナショナルミニマムとは、国家が国民に保障する最低限度の生活水準のことである。英国で社会主義活動家のウェッブ夫妻が提唱した。日本国憲法の第25条に「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という生存権の規定がある。具体的には最低賃金制度や労働時間や環境衛生・労働安全の基準などが挙げられる。
少子高齢化と非正規雇用者の拡大によって日本の相対的貧困率は15.7%にものぼるようになっている。そこで、2009年に厚生労働省にナショナルミニマム研究会が設置された。母子家庭の生活保護基準のあり方や子どもの貧困化など幅広い議論が行われている。
「ミニマム」の使い方・例文
「ミニマム」は最小限のとか最低限のという意味合いで使われる。ミニマムサイズやミニマムライフなど「ミニマム〜」という言葉を使うことも多い。・「今夜はおにぎり1個のミニマムな夕食である。」
・「誕生日にミニマムサイズのテディベアをプレゼントしたところ、とても喜んでくれた。」
・「ミニマムサイズのケーキを買ったがとても美味しかったので今度はもっと大きいサイズを買いたいと思った。」
・「ミニマムライフとは必要最低限にまで持ちものを減らした環境にも優しい生活のことである。」
・「ミニマムライフ世代とは1980年代から1988年までの昭和末期に生まれた世代のことである。」
・「ミニマムな暮らしに憧れて家の中のものの断捨離を始めたが、きりがなくなかなか終わりが見えない。」
・「ミニマムチャージが1000円のレストランに入った。」
・「ミニマム財布を購入してカード類は最低限必要なものだけ残した。」
・「大相撲の世界では、新弟子検査のミニマムスタンダードは身長167cm、体重67kgとされている。」
・「ミニマムなファッションを心がけている。」
ミニマム【minimum/min.】
ミニマム
ミニマム(ミニー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 02:54 UTC 版)
「星のカービィ 鏡の大迷宮」の記事における「ミニマム(ミニー)」の解説
カービィが小さくなる能力。普段では通れない狭い通路を通ることができる。使用中は攻撃各種と携帯電話が使用不可になり、移動とジャンプしかできない(ホバリングも不可)。そのため、あくまで局地用としての意味合いが強い。部屋を移ると能力は解除される。
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ミニマム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:34 UTC 版)
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ミニマム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:20 UTC 版)
「ファイナルファンタジーシリーズの魔法形態」の記事における「ミニマム」の解説
姿を小さくする。物理攻撃・防御力が激減するが魔法関連の能力は変化しない。
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ミニマム
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「ハマトラ (アニメ)」の記事における「ミニマム」の解説
特定の行動を発動条件として発揮される人知を超えた超常的な能力。名前の由来は「小さな奇跡」。基本的に自他ともに「○○のミニマム」と称している場合がほとんどだが、ナイスなどファクルタースの卒業生たちは、自分達のミニマムに何らかのネーミングをしていることがある。これは、漫画版によるととある人物がある「想い」を込めて本人が鑑賞した邦画のタイトルに準えて命名したもの。本来、ミニマムは生まれながらにして持つ先天的な能力であり、後天的に覚醒するのは本来ありえないとされる。一般には公表されていなかったが、第10話でモラル達によって情報が流出して存在が明らかになり、普通の人間とミニマムホルダーとの間でお互いの不信感から亀裂や暴動が続発するようになった。また、上記のようにミニマムの能力には「特殊な動作」がトリガーとなっているが、元来では使用者が任意で自由に発動できるはずのものが、ある人物の仕業でミニマムを封じられたナイスたちが偶発的に発見したという経緯がある。
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「ミニマム」の例文・使い方・用例・文例
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