霊波之光とは? わかりやすく解説

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霊波之光

(霊波之光教会 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 00:39 UTC 版)

霊波之光
廃城になった教団本部の「天使閣」[注釈 1] 教団の象徴から悪の温床へと変わってしまった
設立 1954年
設立者 波瀬善雄
種類 宗教法人
法人番号 5040005014656
目的 人類救済、世界平和の実現
本部 千葉県野田市山崎2683-1
座標 北緯35度55分15秒 東経139度54分30秒 / 北緯35.92083度 東経139.90833度 / 35.92083; 139.90833座標: 北緯35度55分15秒 東経139度54分30秒 / 北緯35.92083度 東経139.90833度 / 35.92083; 139.90833
ウェブサイト http://www.rhk.or.jp/(日本語)
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霊波之光(れいはのひかり)は千葉県野田市に本部がある新宗教である。

創始者(初代教主、教祖)は波瀬善雄(はせ よしお、本名:長谷義雄、1915年7月2日 - 1984年3月19日)。二代目教主は波瀬敬詞(はせ けいじ、 - 2024年7月 ※永久追放)。現教主 波瀬敬仁(はせ たかひと 2024年8月 - )。

概要

「霊波」と教団が称する一種の神通力により、病や苦しみから救われ奇蹟が起こると教団は主張しており、「人類救済」「世界平和の実現」を目的としている。創始者である波瀬善雄は、教団では「神の分身」「救世主」とされており、「御守護神様」と称される。波瀬善雄が死去した1984年に波瀬敬詞が教主を継ぐ。二代目教主である波瀬敬詞は、教団では「二代様」と称されていた。現教主(2024年『霊波110年』8月~)は、波瀬敬仁。「三代様」と称されている。

教団では波瀬善雄が誕生した1915年(大正4年)を霊波元年とする「霊波暦」という暦を採用している。

教典は「御書」と称されている。

特徴

教団では信者になることを「御絆(おつながり)」「御つながり」と称し、本部の参拝受付、支部、支所で受付けている。入信費は一世帯につき5,000円(年会費制、2016年現在)で「感謝金」と呼ばれる。入信すると「御神体御札」と称されるが配布される。

年会費は前納制となっており、年末年始に会費を添えて「更新」の手続きが必要となる。「更新」を行わない場合は自動的に退会となり、新年度の札は配布されない。

賛助会は家族単位ではなく個人で10,000円からの奉助会と、50,000円からの奉賛会のどちらか。二十歳前の子供の祈願料は親の入会状況にかかわらず賛助会料金。単回祈願、一手100円で御神酒を得られるようになった。

病気・ケガ・金銭問題・人間関係等、病院や自分自身で修繕できない事象を、お祈り・奉仕活動・協力金(教団への寄付)・布教を行い、その事柄を良い方向へと導いてもらう事を目的に信者は信仰活動を行っている。病気が治った・会社での人間関係が良くなった等、活動後に改善があると、御守護神様から奇跡を与えていただいたと実感する。その奇跡を教団・信者間では『体験』をいただいたと言う。

その『体験』をいただく事、日常生活の安定・日々の安全/安心を目的として信仰信者になる。

信者になると以前は毎月会報が送られていたが、現在はペーパーレス化が行われ、信者専用 Webページ『光報えがお』から、「御講話」・「光報えがお」・「機関紙霊波」・「体験まんが」等を観覧出来るようになっている。

教えは、「暖かい心はあいさつから。 笑顔と思いやりに 喜びと幸せ」など。

「御守護神様、二代様、我ら人類救済の道へあゆませ給え」と唱えて祈る。

教団職員や信者は、教団施設内で奉仕活動を行う際、白色の着衣を身に纏う。

信者が亡くなった場合の葬儀については、教団特有の形式などは無く、教団は一切の関与をしない。そのため、仏式葬、神式葬、キリスト教式葬など、葬儀は他宗教の宗派により執り行われる。

2024年8月2日の講話で、御聖主二代が一般人となり教主三代が霊波を継承されたと発表。

同時に「耐震性や諸問題があり、建物としての維持が難しくなりました。」と天使閣の取り壊しを全信者に公式発表をした。

御聖主二代こと敬詞(けいじ)が、「天使閣[注釈 1]であるまじき行為が数十年間にわたり横行していたことが発覚。」(*2024年8月 各支所班長会発表事項から抜粋)

よって、波瀬敬詞は永久追放となった。

なお、「永久追放」は役職のある信者に連絡事項として伝えられた言葉で、一般信者には永久追放という言葉を使って発表はされていない。

不祥事発覚とその後の教団

  • 不祥事発覚と平行して、天使閣の取り壊し・神子制度の廃止も発表。

神子制度は廃止されたが、現在は係員と称して人員を募っている。

ただし条件が限定されている。(*一部記載) 1)未婚の女子対象  2)入教時に、御祈願年齢が23歳までの方  3)四年制大学、短期大学、高等専門学校、専門学校、高校を卒業、または来春卒業見込みの方。 5)体重が規定内の方(身長の制限はありません)。


  • 「光報えがお」(信者専用Webサイト(広報ページ))内の、波瀬敬詞が関連する 講話・月刊誌・機関紙の全てが削除された。

全国の御神域(本部・支部・支所)

沿革

---教主を波瀬敬仁に承継以降---

交通アクセス

※ 毎年6月8日は周辺の国道16号や流山街道が大変混雑し、野田市議会でも問題になったことがあった。ここ数年、第一駐車場拡張工事(平成24年)など駐車場の大幅な増設を行い、混雑にも若干の改善が見られる。

CM

催事

  • 教団では3月7日「御聖神祭」、6月8日「御聖旅祭」、7月2日「御聖誕祭」を三大佳節と称し、大祭日となっている。
  • 6月8日は「先祖浄霊御祈願」と称する先祖供養や水子供養が信者以外の参拝者にも無料で行われる。
  • 教団ではさつき盆栽の写真集「天然の美さつき」を発刊している。

映画製作

  • 創始者波瀬善雄自身が監督となり自身の修行時代のエピソードを現した「神への道」シリーズを制作している。
  • 現在は現教主波瀬敬詞の監修により「体験シリーズ」が制作されている。

注釈

  1. ^ a b c 日本の一般的な城の天守閣に似た建造物であり、教団では「救いの城 天使閣」と称されていた。
  2. ^ ただし、波瀬善雄が神より啓示を受けたとする「霊峰山」という名の山は実在せず、修行を行った山の総称として用いている。

脚注

  1. ^ a b Facebook 霊波之光
  2. ^ 参拝ガイド - 宗教法人 霊波之光
  3. ^ 「[しおかぜ]利根運河にふれあい橋――野田市 / 千葉」『毎日新聞』1996年8月7日、地方版千葉。

関連項目

外部リンク

全国の青年部ブログ




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