聖者サナトールとその護衛とは? わかりやすく解説

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聖者サナトールとその護衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 01:23 UTC 版)

癒しの葉」の記事における「聖者サナトールとその護衛」の解説

ユーリグ・グラディウス 主人公。ドミナトール王国オクシオン出身兵士黒髪で目は青く身長仲間の中で突出して高い。心身ともに頑強剣術優れ、敵に対しても独特のゆとりを失わず咄嗟判断力にも長ける知勇兼備猛者また、偏見がなく誰とでも打ち解けられ愛されるなど、あらゆる点で強く逞しい男。その反面、素直で涙脆く愛情表現豊かだ女心には鈍感なにより重度天然ボケ。当たり前のように人を愛し、当たり前のように人から愛され、心に一点曇りも闇も持たない素直な無邪気さを持つせいで、愛情飢えたオルフェグレンといった人々からは強烈な嫉妬向けられる軍隊生活長かったせいで、横にならず立ったまま目を開いたまま眠れる特技を持つ。体が硬く動作ぎこちないせいで、ドミナトール軍では「機械人形のユーリグ」として有名。敵国出身セレスとははじめ対立するも深い友情育みクレアとは自然に恋に落ちてしまう。 「癒しの葉」が落ちてきた場所は右目。物語が進むにつれ、ドミナトール王の庶子であることが判明する。かつて国王暗殺企てたという濡れ衣を着せられ異母兄第一王子オルフェ弁護王都からの追放済ませて貰った恩を持つ。兄を肉親として深く敬愛するあまり、意のまま操縦されていた。しかし、オルフェガイ暗殺しよう企み自分陥れるためにセレスを罠に落としたことに苦悩抱えることになる。それでも一片たりとも兄に敵意悪意抱かずアビゴールとの開戦に際してセレスとの一騎討ちに臨む。セレスフィニ結ばれたことを祝福しセレスの手かかった愛馬は黒馬のウィンタード。馬には特に愛されるせいでセレス愛馬アルバも手なづけている。 周囲人々への愛情深すぎるせいで、誰かのためならばためらいもなく自分の身を差し出してしまうことが最大美徳にして欠点最終回生還を果たすが、戦士であることを捨て聖者”となる道を歩むセレス・アラストール(セレス・エレサール・オルヴィア) アビゴール連邦国オルヴィア州出身族長息子金髪金色の瞳。女性のように端正な顔立ち華奢な体つきをしているが、誇り高き一流戦士性格繊細几帳面なにより極端に神経質接触恐怖も持つ。潔癖不道徳なものに強い嫌悪を抱く。反面老人子供女性といった弱者に対して労りや自然な優しさ見せる。小食で甘い物が大嫌い肥満生理的嫌悪を示すためアジンとは終盤まで折り合いが悪い。警戒心丸出し孤立し、誰とも交わろうとしなかったが、ガイ導き仲間たちとの絆や信頼関係により少しずつ頑なさを解いてゆく。愛馬白馬アルバ。 「癒しの葉」が落ちてきた場所は左胸。幼い頃対立していたオルグ一族襲われた際、母が陵辱され自害する姿を目の当たりにした過去を持つ。また、このとき重罪人の証「裁きの手」を左胸に刻まれた。これらの事からオルグ家に対す復讐誓い立てるが、一族と共にオルグ家を襲撃した際、幼い少女だったフィニ見逃した冷徹なりきれない自分への戒めから、アビゴールにおける復讐の女神の名である「アラストール」を名乗っている。フィニ生きている限り復讐誓い成就されたことにならないと父・カシム責められるが、かつての自分と同じで何も事情知らないフィニを自らの誓いのために傷つけ殺すことに葛藤を抱く。そのことが「影の民」を招き寄せる原因となった。 「影の民」に襲撃された際に左胸を射貫かれ昏倒し、生死の淵を彷徨うオルフェ拉致された際、「裁きの手」を刻まれ部分に更に「K.O.D」(キング・オブ・ドミナトール=ドミナトールの王の所有物、の意)の傷が加えられた。 リュセル・オーリン エクシア共和国内務大臣次男首都コーンスロー出身聡明温和な常識人。まとめ役として国情考え方違いから衝突し易い他の3人の仲裁役を一手引き受けている。また、ユーリグとアジンボケ対すツッコミ役。優等生で常に笑顔絶やさないが、周囲が思う以上に情熱家涙もろいまた、いざとなると冷静。人物眼は確かで、一目ガイを見破り仲間たちの持つ才能個性についても早い段階から見極めフィニ秘めた本心見抜いた医師資格持っている。 「癒しの葉」が落ちてきた場所は右腕長らく家庭問題心を痛めてきたがガイ仲間たちにより解決をみる。特にセレス対す恩義友情深くセレスへの二度目の「影の民襲撃に際して我が身を盾にして矢から庇おうとした。 ドミナトールへの旅に同行したフィニ真っ直ぐな心に打たれ自分関心がなく報われないことを知りながら愛を告白その後頑ななセレスから秘めていた想い引き出し二人結びつけるキューピット役を果たす。そのことが、セレスが自らの「影の民」に打ち勝つきっかけとなった。 ユーリグ戦死の報にアジンさえも動揺する中、感傷に浸ることなく丹念に事実見極めるクレアにユーリグの死を知らせ損な役目引き受けた。自らの感情よりも課せられた役割意識した行動をしてしまうのが、リュセルの美徳であり欠点アジン・アクババ フルゴール連邦アクババ市長息子次期市長高慢鼻っ柱強く自己中心的自信過剰あらゆるモノや人を商売利用しようとする逞しい商魂を持つ金の亡者聖者や「癒しの葉」で一儲け企むまた、毒舌がひどくガイに対して容赦がない。ユーリグからは「まんじゅう」と称されるほどふくよかに太っており、セレスからは生理的に嫌悪されているが全く意に介さず豊満な肉体素晴らしさ常日頃自慢し誇り思っている。また値切り天才商人泣かせるほどに底値近く買い叩く菓子限らず料理全般糖分過多の品ばかり好んで食べ無類甘党。 「癒しの葉」が落ちてきた場所は鼻。他人影響受けたり話をありがたがるタイプ人間ではなかったが、リリィとの恋に破れ、そこから立ち直ったことでユーリグたちへの深い友情目覚めるまた、貧民対策にあってはリフォームによる格安での住宅建設など施政面における非凡な才能発揮するオルフェ陰謀によりセレス、ユーリグが相次いで一行離れる中、優れた頭脳発揮しセレス救出のためドミナトールに潜入した際には随所知謀働かせる。ただし、影の民襲われなかったことを自身人格が「ぱーふぇくと」だからだと嘯きセレス大喧嘩になる。 一騎討ち敗れたユーリグの墓前にて動揺のあまり涙ながらに憤りあらわにした。 劇中に登場する人物の中で一番の現実主義者世間人々ガイを「聖者サナトール」と讃えることにも、戦死したユーリグを「英雄」と讃えることにも反発しており、人間名声友情国家といった概念のために生きたり死ぬことに意味を認めないまた、それぞれが持つ才能財産でなにかを為す実績」こそがすべてで、聖者と讃えられながら人々を救う実績示さないガイ認めておらず、なにもしないのなら「タダおっさんにすぎないという見方最後まで通したトウハ・ガイ 聖者サナトール。年齢50代前後。(劇中では「中年男」などとされる)「影の民襲来による人々混乱をすこしでも抑えるため、聖地フローンズ島から帰還する限られた時間の中で人々に「影の民」を克服する道を示そうとするが、彼が聖地から持ち帰ったとされる癒しの葉」を巡り国家間相互監視目的勝手に護衛派遣協定結んだことに辟易痛烈な皮肉を込めてユーリグをまんまと騙すことに成功するがリュセルに正体見破られる。そうして始まった4人の護衛たちとの共同生活通じ悩める人々に道を示す。 元はドミナトール軍の兵士このため身のこなしや剣捌きにも長け護衛を必要とするほど「か弱く」はない。クロス総督ゴドフリードミナトール国王とは旧知間柄また、かつてフローンズ島で「影の民」に悩むオルフェ王子遭い真実伝えるが想い通じことはなく、彼の誤解狂気加速してしまった苦い過去を持つ。このため言葉でなにかを伝えることに消極的で、それぞれ体験したことや直面した問題通じて助言与えるに留まっている。 クロス聖女式典にて、病気の子供を抱えた母親救い求めてクレアにすがろうとした際に、奇跡強く求め人々敢えて生命の樹」を見せる。そのこと混乱深まり活動制限され暗殺陰謀表面化してゆくが、若者たちそれぞれの問題対峙する後押し続ける。やがて「影の民」が襲来必要以上忠告避けそれぞれそれぞれの心の闇対決するのを見守った。 ドミナトールとアビゴール戦争激化する中、リュセルらの心配をよそに護衛たちの前から姿を消し、フローンズ島に単身赴く。そこで生と死狭間に立つユーリグと最後会話交わした後、夢を通じて人々警句与えるべく沈み行く島と運命を共にして人々の前から永久に姿を消す聖者とは呼ばれていたが、誰よりも人間的で彼自身迷い葛藤抱え間違い犯し一人人間としての自分大事にして、その上でなにが出来るかを模索し続けた結果が、今後目に見えない困難に立ち向かわなくてはならなくなる人間たちのために命を投げ出すことだった。

※この「聖者サナトールとその護衛」の解説は、「癒しの葉」の解説の一部です。
「聖者サナトールとその護衛」を含む「癒しの葉」の記事については、「癒しの葉」の概要を参照ください。

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