聖者の誕生日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:42 UTC 版)
「クリスマスはイエス・キリストの誕生日」とする習慣的な考え方は、世界的に有名ではあるものの、実際には12月25日などは、歴史的には後付された設定であることがわかっており、歴史資料にも聖書などの経典にも、キリストの誕生日の記録はない。キリストと太陽神の考え方とが混交したり両者が同一視された結果、冬至の日(≒太陽が新たにうまれる日)あたりがそれに当てられたともされる。 イスラム教では、預言者ムハンマドの誕生日に関する記録は存在していない、エジプトで始まった預言者誕生祭の影響で預言者の誕生日を祝うムスリムと、誕生日自体を否定する派に意見が分かれている。 また、国によっては預言者ムハンマドの誕生日を祝うことを禁じる法律があり、背教罪で死刑もありえる。 キリスト教の記念日は、日付は一定だが、正教会ではユリウス暦を使っているため、グレゴリオ暦を採用している地域より13日遅れとなる。 宗教月日名称由来仏教(日本) 4月8日 灌仏会 釈迦牟尼仏の誕生日(本来は旧暦) 仏教(中国) 旧暦4月8日 仏誕 釈迦牟尼仏の誕生日 上座部仏教 5 - 6月 ウェーサーカ祭 釈迦牟尼仏の誕生日 キリスト教 6月24日 聖ヨハネの日 聖ヨハネの誕生日 キリスト教 12月25日 クリスマス イエス・キリストの降誕を祝う日(なお、“ナザレのイエスの誕生日は本当に12月25日なのか”は現在も論争になっている) イスラム教 ラビー・アル=アウワル12日 マウリド・アン=ナビー ムハンマドの誕生日
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