短編作品リスト
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邦題原題初出年掲載紙『アンの仲間たち』に収録 シャーロットの冒険 Charlotte's Quest 1933年1月 ファミリー・ヘラルド (Family Herald) シャーロットはフローレンスおばさんの家での暮らしに馴染めず、魔女と呼ばれている婦人の家を訪ねお母さんを見つけて欲しいと頼む。魔女は詳しい指示を与えた後でシャーロットに神の加護を祈る。 マーセラのほうび Marcella's Reward 1907年8月 ザイオンズ・ヘラルド (Zion's Herald) マーセラは両親を亡くし伯母の元で働きながら暮らしていたが、妹の病気で蓄えを使い果たし転地療養させるお金が無い。暗い気持ちで勤め先に向かうと以前は売り子だったが財産家と結婚した夫人から嫌がらせを受ける。 気まぐれの招待 An Invitation Given on Impulse 1900年4月 フィラデルフィア・タイムズ (Philadelphia Times) キャロルは母から学校の休暇に友人を招待する許可を貰い親しいモード招待しようと考えるが、内気で皆から見過ごされているルースには帰る家が無いと知って思案に暮れる。 フリーダが引き取った墓 Freda's Adopted Grave 1904年9月 ザイオンズ・ヘラルド (Zion's Herald) フリーダは孤児院育ちで他の子のように綺麗にする家族の墓は無かったが、ポプラの木に遮られた手入れされていない墓を見つけた。それは刑務所を出た男の墓だった。 テッドの半日休暇 Ted's Afternoon Off 1907年8月 キングズ・オウン (King's Own) テッドは仕事を早めに終え日曜学校のピクニックに行くのを心待ちにしていた。しかしロス夫人が来て妹が病気になったのでジミーと留守番をして欲しいと頼まれ、代わりにバイオリンを弾いてやる事にした。 牛を追う少女 The Girl Who Drove the Cows 1908年10月 プレズビテリアン・バナー (Presbyterian Banner) ポーリンは夏を田舎で過ごしていた時にエイダと友達になるが上流社会と近づきたいおばは牛を追う少女と親しくする事に賛成しない。夏が終わり別れ際に撮影したエイダの写真が展覧会で賞を取った。 ミス・プライスを呼びましょう Why Not Ask Miss Price? 1904年11月 ガールズ・コンパニオン (Girls' Companion) プライスは教師をしていたが内気で孤独な身だった。娘達に感謝祭の正餐を任せたアレン夫人は事情で欠席するクララおばさんの代わりにプライス先生を呼ぶことを提案した。 ジェイン・ラビニア Jane Lavinia 1906年9月 ザイオンズ・ヘラルド (Zion's Herald) ジェインは両親亡き後レベッカおばさんに育てられたが、有名な画家に素質を認められニューヨークに来て家事を手伝いながら絵の勉強をするように勧められる。 チェスターの家出 The Running Away of Chester 1903年11~12月 ボーイズ・ワールド (Boys' World) チェスターは父の継姉に引き取られていたが仕打ちに耐えかね家出して仕事を探すが見つからず、空腹でホープ農場の戸口で倒れてしまう。介抱されたチェスターは優しいサロメのために一生懸命に働く。 『続アンの仲間たち』に収録 ふたりのミリセント Millicent's Double 1905年12月 イースト・アンド・ウエスト (East and West) ミリセント・ムーアとワース・ゴードンは双子のように似ており親友となって一緒に住む事になった。ピクニックに行きたいミリセントはカービーおばさんからの招待を断わりたくなかったので代わりに行って欲しいとワースに頼む。 ペネロピーのパーティ用ブラウス Penelope's Party Waist 1904年3月 デザイナー (Designer) ペネロピーは貧しくて着ていく服がないという理由で招かれたパーティに行けない事を嘆いていた。アデラおばさんから届いた荷物には家宝と称する色褪せたキルトが入っていた。優しい姉は裏地でドレスを作ってやった。 小さな黒い人形 The Little Black Doll 1909年8月 ザイオンズ・ヘラルド (Zion's Herald) ジョイスは母方の祖母の家で暮らしていたが彼女を愛してくれるのはフランス系の雇われ少女のデニースと黒い人形だけだった。マーシャル家は結核で死にそうなデニースの世話はジョイスに任せ自分達は花形女性歌手のコンサートに出かける。 フレイザー奨学金 The Fraser Scholarship 1905年4月 ボーイズ・ワールド (Boys' World) エリオット・キャンベルはトップの成績を取るがフレイザー奨学金には特定の姓を持つ生徒には優先権が与えられていた。キャンベルは義父の姓で法的な姓はハンセルパッカーである事を正直に話して辞退し皆から同情される。 コンスタンスの身内 Her Own People 1905年8月 アメリカン・メッセンジャー (American Messenger) コンスタンスは身内が無く休暇に行く場所も無いと知った同僚のミス・チャニングは夏を田舎で過ごす事を勧める。そこが気に入ったコンスタンスは散歩中に見かけた美しい農場の事を滞在先の女主人に聞く。 ミス・サリーのお客 Miss Sally's Company 1904年10月 フォーワード (Forward) ミス・サリーは2人の娘が家に近づくのを見て、待ち焦がれていたいとこのアブナーの娘達ではなかったと知ってがっかりするが、用意しておいたお茶や食べ物を出して楽しく語り合った。 ある招待 The Story of an Invitation 1901年8月 フィラデルフィア・タイムズ (Philadelphia Times) バーサはメグおばさんから休暇を共に過ごして欲しいとの招待を受け喜んでいたが、天涯孤独で貧しいルームメイトのグレイスが夏の休暇に書店で働く予定だと知って驚き、身を案じておばさんに手紙を書く。 ミス・シンシアの雪どけ The Softening of Miss Cynthia 1904年7月 リビング・チャーch (Living Church) シンシアは義兄の息子が、父親から叔母のところに行くように言われ1人でカリフォルニアから来た事に驚いた。血のつながりも無く生活を乱されたくなかったシンシアは働く事と引き換えに住まいと食事を提供してくれる雇い主を見つけてやれば十分だと考えた。 マーガレットの看護 Margaret's Patient 1908年2月 イースト・アンド・ウエスト (East and West) マーガレットは孤児で親類の家で女中のように働き、次に老婦人の話し相手を5年勤めた。遺言で片田舎の小さな家とお金を受け取り、旅行を手始めに1年は楽しく過ごそうと思っていたが、医師からやはり天涯孤独のフリーダが回復するまで家に泊めて欲しいと頼まれ、一度は断る。 シャーロットの貴婦人たち Charlotte's Ladies 1911年2月 エプワース・ヘラルド (Epworth Herald) シャーロットは孤児院で暮らしていたが2人の婦人を塀の隙間から見ているうちに親しくなった。可愛いリジーが女の人に引き取られたのを羨ましく思ったが、シャーロットにも養女にしたいとの申し出が来る。
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短編作品リスト
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赤毛のアンのクリスマス 『赤毛のアン』の25章の話を再録した物。アンを喜ばせようとマシューが流行の服を買いに行く話。 レッド・ビュートのクリスマス シオドーラは叔母の家で暮らしていたが叔父が亡くなってから生活が苦しく、我が家にはクリスマスは来ないのではと思い悩む。 仲直り クリスマスにノーマン叔父さんの家に向かうと駅に叔母からの手紙が届いており、妹が事故に遭ったので留守にするが家でくつろいで欲しいとの事だった。そこで三姉妹は駅長に教わった家に向かう事になった。 シリラおばさんのバスケット シリラおばさんは大きなバスケットに田舎風の食べ物を詰めて甥夫婦の家を訪ねるのがルーシーには恥ずかしい。しかしクリスマスに汽車に乗ると雪がどんどん降りはじめる。 <もみの木荘>のクリスマス オズボーン家の子供達は恵まれているのでクリスマスも別段楽しくはないと知ったマイラは、真に楽しいクリスマスにするために、ほかの人にいいクリスマスをあげるのはどうかと提案する。 ミス・エイヴィス ナニーはみなしごで炉辺荘(ブライス家ではない)のお手伝いをしている。クリスマスに一家が集まり楽しそうにしているのを見て優しかったミス・エイヴィスの事を皆が忘れていると思い、リースを持って家を抜け出し墓に向かう。 クロリンダの贈りもの クロリンダは夏に病気をして一文なしになり何も贈れない事を悲しんだ。エミーおばさんは、お金で買うよりももっと優れた贈り物がある事を教える。 キャサリンとアンのクリスマス 『アンの幸福』の2年目の4~6章の話を再録した物。アンはキャサリンをクリスマスの休暇にグリーン・ゲイブルズに招く。 ぼんやり先生のおかげで グラント家は父さんが亡くなって生活が苦しくクリスマスに子供達に何も買ってやれない。するとぼんやり者で有名な先生が絶交中の従姉からの招待を伝えに来た。 エンダーリー・ロードのサンタクロース エンダーリー・ロード村とブラックバーン・ヒル村の住民は昔から仲が悪かった。少年達は学校帰りに寄り道して迷い、通りかかった女の子に声をかけると泣いていた。立たされたことを恨んだ少年が教室の飾り付けをさせないという。 スティーヴンとアレクシーナ ファルソム兄妹は父が亡くなって無一文になり、将来の夢は諦めて働き口を見つけ離れて暮らす事になった。クリスマスを祝う余裕はなかったがジェームズ伯父が会いたいと手紙をよこす。 クリスマスの思いつき それぞれ事情で故郷に帰れない仲良し五人は部屋に集まりクリスマスを楽しんでいたが、同じ下宿屋に住むミス・アレンが誰からも手紙や小包を受け取っていない事に気づき励まそうと計画する。 ジョーゼフ一家のクリスマス ジョーゼフ家は貧しかったが八人の子供達は工夫して互いの贈り物を準備していた。そこに吹雪で立ち往生した豪商のロールストン夫妻が泊めて欲しいと申し出た。 リチャードおじさんと元旦のディナー リチャード伯父は父と喧嘩して以来プリシーとも口をきいてくれないが、元日も商用で出かける伯父をびっくりさせようと台所に入り料理を始めた。 アイダのニューイヤー・ケーキ アイダは母が送ってくれたフルーツケーキで新年を祝おうと下宿先の友人達を誘うがケーキは届かない。運送屋に行くと同姓同名の女の子に誤配されたらしいと判り帰りがけに寄る事にした。 バーティの新年 バーティは叔母の元に身を寄せていたが体の弱い従弟が橇すべりに行きたがっているので手袋を貸してやる。フォーブス医師の娘たちはバーティが寒さの中で手袋も無しに配達に来たのを見て部屋で暖まるように言う。
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