worse
「worse」とは、なお悪い・いっそう悪いということを意味する表現である。
「worse」とは・「worse」の意味
「worse」は、「なお悪い」、「いっそう悪い」、「悪化して」などの意味を持つ表現である。ただ「悪い」というニュアンスではなく、「より悪くなる」という意味で用いられることが多い。形容詞、副詞、名詞など様々な品詞がある。「worse」の発音・読み方
「worse」の発音記号は、「wə'ːrs」である。「wə'」は「ウァー」、「r」は「ル」、「s」は「ス」と発音する。「r」は「ア」と「ル」の中間のような音になる。ネイティブの発音は、「ウァー(ル)ス」に近い。「worse」の活用変化一覧
・worses(三人称単数現在)・worsing(現在分詞)
・worsed(過去形)
・worsed(過去分詞)
・worses(複数形)
「worse」の比較級・最上級
「worse」は「bad」の比較級である。最上級は「worst」となる。「worse」の語源・由来
「worse」の語源は、中期英語の「werse(より悪い)」である。「werse」が古期英語の「wyrsa(より悪い)」、ゲルマン祖語の「wirsizo(より悪い)」、「ubilaz(悪い)+izo(比較級)」などを経て、現代英語の「worse」となった。「worse」を含む英熟語・英語表現
「get worse」とは
「get worse」とは、「重くなる」、「悪くなる」、「募る」などの意味を持つ表現である。「As time goes by, the situation only get worse.(時間が経てば経つほど、状況は悪くなる一方である。)」のような表現ができる。
「worse and worse」とは
「worse and worse」とは、「ますます悪くなる」、「どんどん悪化する」といった意味合いの表現である。物や状況などがどんどん酷くなっていくことを表現する時に、「worse and worse」が用いられる。例文にすると、「The atmosphere of the place became worse and worse because of his Unnecessary words.(彼の余計な一言で、場の雰囲気はますます悪くなった。)」、「Although he is receiving treatment at the hospital, his condition is get worse and worse.(病院で治療を受けてはいるが、病状はどんどん悪化している。)」のようになる。
「even worse」とは
「even worse」とは、「より悪くなる」、「さらに悪いことに」などの意味で用いられる英熟語である。例えば、「Aftershocks made the situation even worse.(余震は事態をより悪くした。)」のように用いることができる。
「what is worse」とは
「what is worse」とは、「さらに悪いことに」、「おまけに」といった意味を持つ表現である。悪いことが重なった時などに、「what is worse」という表現が使われる。例文にすると、「I came here to shop, but forgot to withdraw cash, and what is worse, I didn't have a credit card.(買い物に来たが、現金を下ろすのを忘れてしまい、さらに悪いことにクレジットカードも持っていなかった。)」のようになる。
「to make matters worse」とは
「to make matters worse」とは、「さらに悪いことに」という意味の英熟語である。「I missed the last train, and to make matters worse, I didn't have the money to take a taxi.(終電に乗り遅れ、さらに悪いことに、タクシーに乗るお金を持っていなかった。)」のような表現で用いられる。
「for better or for worse」とは
「for better or for worse」とは、「善かれ悪しかれ」を意味する英熟語である。「善悪に関わらず」、「良いにしろ悪いにしろ」のような意味で「for better or for worse」という表現が用いられる。例えば、「You should tell him the truth for better or for worse.(善かれ悪しかれ、あなたは彼に真実を伝えるべきである。)」のように使うことができる。
「worse」の使い方・例文
「worse」は、「いっそう悪い」、「もっと悪い」という意味でよく用いられる。例文としては、「He's bad for doing this, but you're even worse for not stopping it.(こんなことをした彼も悪いが、それを止めなかったあなたはいっそう悪い。)」、「The food at this restaurant is poor and the quality of service is even worse.(このレストランの料理の味は悪く、サービスの質はもっと悪い。)」などが挙げられる。「worse」を使った例文は、他にも以下のようなものがある。・We took shelter from the rain in a small cave, but It was raining worse than ever.(小さな洞穴で雨宿りをしたが、雨はますます激しくなった。)
・Nothing worse will happen.(もうそれ以上悪いことは起こらないだろう。)
・He had always had a bad drinking habit, but His drinking was getting worse.(彼はもともと酒癖が悪かったが、ますます酒の量が増えてきた。)
ウァース
(ワース から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 07:40 UTC 版)
ウァース | |
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ヘンリー2世に『ルー物語』を献上するウァース。1824年の挿絵
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誕生 | 1115年頃 ジャージー島 |
死没 | 1183年頃 |
代表作 | ブリュ物語 |
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ウァース(またはワース、Wace, 1115年頃 - 1183年頃)は、アングロ=ノルマン人の詩人。ジャージー島の生まれで、本土のノルマンディーで育った(本人が『ルー物語』で語っているところでは子供の時にカーンに渡った)。バイユーの律修司祭として生涯を終えた。
ウァースの名前は「Robert(ロベール)」とされるが、伝統的にそう言われるだけで、証拠は何もない。現在では名前は「ウァース」だけだったと考えられている。ウァースは「Maistre(師、マスター)」という肩書きを誇りにし、「Maistre Wace」と言及されることもある。
作品
ウァースの作品で現存しているものには以下のものがある。
他の作品も韻文で書かれ、その中にはアンティオキアのマルガリタ、ミラのニコラオスといった聖人の生涯を扱ったものがある。
『ブリュ物語』
『ブリュ物語』(1155年頃)は、ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王伝』に基づいたものである。現代的な感覚からすると、歴史書とは見なされないが、ウァースは自分の知っていることと知らないこと、あるいは知ることのできないことを区別した。
ウァースはトロイのブルータスによるブリテン建国を、モンマスの創造した伝説的なブリテン史の最後まで語った。この作品の人気の理由は、その土地固有の言葉(アングロ・ノルマン語。アングロ・フランス語ともいう)でアーサー王伝説を大衆にとって近づきやすいものにしたことである。ウァースは初めてアーサー王の円卓の騎士たちの伝説に言及し、初めてアーサー王の剣にエクスカリバーという名前を用いた。
しかし、全体から見るとウァースはモンマスのテキストにさして重大でもないディテールを追加しただけだった。『ブリュ物語』はラヤモンの頭韻を踏んだ古英語詩『ブルート』や、ピーター・ラングトフト(またはピエール・ド・ラングトフト)の年代記の基になった。歴史家マシュー・ベネットは『Wace and Warfare』と題された論文の中で、ウァースは当時の戦術をきちんと理解していて、偽史的戦争の描写を書くために考案した戦術の詳細はその時代の戦争の概論を理解するうえで価値があると指摘した。
『ルー物語』
ラヤモンによれば、『ルー物語』はヘンリー2世の依頼で書かれたものだという。『ルー物語』の大部分はウィリアム1世(征服王)とノルマン・コンクエスト(ノルマン人のイングランド征服)に割かれている。ウァースの言及する口承の中には家族からの情報も含まれる。とくにノルマン・コンクエストおよびヘイスティングズの戦いの準備について、記録のみならず、肉親の目撃証言(ウァースが執筆を始めた時には目撃者はもう生きてはいなかったろうが)に依っていたものとうかがえる。さらに『ルー物語』の中にはハレー彗星への言及も含まれている。『ルー物語』があまり人気がないのは、1204年に本土のノルマンディーがフランスに編入されたことで、ノルマンディー公国への関心がなかったことを反映しているものと思われる。
ジャージー島文学

ウァースが使ったアングロ・ノルマン語はさまざまな人によって古フランス語の方言、ノルマン語の方言、とくにJèrriaisの先駆と考えられている。ジャージー島の作家たちはウァースをジャージー島文学の創設者と見なし、Jèrriaisは「the language of Wace(ウァースの原語)」として言及されることもあるが、ウァース自身は文語としてJèrriaisの発展に先行していた。ウァースはジャージー島作家の最初期の人物として知られている。
ウァースのノルマンディー海岸の軍事的重要拠点についての描写は、第二次世界大戦のノルマンディーの戦いの初期作戦段階に利用されたと言われることがある。
ジャージー島のロイヤル・スクエアにある政府ビルの側面に、花崗岩で作られたウァースの記念碑がある。そこには『ルー物語』にあるウァースの生地への誇りが引用され、刻まれている。
- Jo di e dirai ke jo sui
- Wace de l’isle de Gersui
- (私は自分がジャージー島出身のウァースと言うし、言いたい)
参考文献
- Charles Foulon, "Wace" in Arthurian Literature in the Middle Ages, Roger S. Loomis (ed.). Clarendon Press: Oxford University. 1959. ISBN 0-19-811588-1
- WACE, Roman de Brut, édité par I. Arnold, 2 vols., Paris, 1938-1940.
- WEISS, Judith, Wace's Roman de Brut. A History of the British. Text and Translation, Exeter, 2006.
- ARNOLD, I., & PELAN, M., La partie arthurienne du Roman de Brut, Paris, 1962.
- WACE, Roman de Rou, édité par J. Holden, 3 vols. Paris, 1970-1973.
関連項目
- アングロ・ノルマン文学(Anglo-Norman literature)
外部リンク
「ワース」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はワーズワースから数行引用した
- ワーズワースは私の大好きな詩人です
- ワーズワースの感情がこの詩の中でうまく表現されている
- これらの詩句はワーズワースから無断で抜かれている.
- 率直で勇敢な心…痛みに打ち勝った−ウィリアム・ワーズワース
- バラ色の唇、三途の川の色−ワーズワース
- 捨て子と取替え子のこっけいな世界の人々−T.C.ワースレイ
- 詩人はこのような陽気な交流において陽気にならずにはいられなかった−ワーズワース
- 鳴っている滝が情熱のように私にとりつく―ワーズワース
- ウィリアム・ワーズワース風に
- ダラスとフォートワースの間にある、テキサス北部の都市
- フォートワースはダラスの隣町である
- 英国の詩人でワーズワースとコールリッジの友人(1774年−1843年)
- パワーステアリングという動力操行装置
- 2005年,栃木県は交通死者率が全国ワースト1位だった。
- ロキの兄であるソー(クリス・ヘムズワース)はロキを自分たちの世界に連れ戻すためにやって来る。
- アスガルドの王子でありジェーンの恋人のソー(クリス・へムズワース)は彼女の身に何か悪いことが起きたのではないかと心配し,地球へ向かう。
- しかし,エリック(クリス・ヘムズワース)とサラ(ジェシカ・チャステイン)は互いに恋に落ち,軍隊から逃げようとする。
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