番外編・メディア化作品の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:08 UTC 版)
「暗殺教室」の記事における「番外編・メディア化作品の人物」の解説
斎藤 綾香(さいとう あやか) 演 - 葵わかな 実写映画版の一作目に登場するオリジナルキャラクター。本校舎のB組に所属する女子生徒で渚の幼馴染み。E組に対する差別に抗ってはいないものの、E組に落ちた渚のことを今でも気にかけている。 プイ(Pui) 『殺たんB』に登場する少年暗殺者。E組の生徒たちと同年代で浅黒い肌が特徴。殺せんせー暗殺のために来日し、E組に訪れて早速殺せんせーに襲い掛かるも失敗。生徒たちには戦争が頻発する母国では学校にもあまり通えず級友たちも死んでいき、暗殺を生業にしているのも貧困状態である家族を養うためであると語っている。暗殺の技術は同じ村出身の師匠から教わったり自分の工夫によるものを得意としているが、英語は先述の経緯もあり文法がバラバラでE組の生徒たちには理解できない言葉に聞こえていた。そのこともあり、殺せんせーの提案により、E組と共に英語を学びながら暗殺させるという条件下で迎え入れられ、特に同じ貧乏であり似た境遇の磯貝とは意気投合する。 家族をある組織に人質にとられ、その組織から3日以内に殺せんせーを暗殺し報酬である100億を要求されたため殺せんせーを狙っていたことが判明する。最終的には殺せんせーが組織を壊滅させ家族を救出したことで彼に感謝と敬意を示し、これからの自分の武器は英語であることを悟り帰国した。 レア 『殺たんC』に登場。北欧の小国・ノルゴ王国の王女で、椚ヶ丘中学主催の英語ディペート大会に参加するために来日した。E組の生徒たちと同じ15歳であるが、ノルゴ王国は大陸の交差点と呼ばれる地域柄紛争が絶えず、母親も元難民であるため国際平和について深く考えている。一方で両親や国民からのプレッシャーに耐えかねて完璧な人物を演じていた。 立場上同年代の友人が少ないため、来日時にはごく普通の中学生と会うのを楽しみにしていたが、自身のエスコート役となった学秀が余りにも完璧すぎたために彼を言い包めてホテルから脱走し、半ば無理矢理に椚ヶ丘市街へ散策に出かける。その後喫茶店で偶然出会ったE組の生徒たちと立場を越えて意気投合する。直後に自身を暗殺しようとする暗殺者に何度も狙われるも、E組と学秀の活躍で全て防衛される。当初は学秀のことは冗談一つ言わない堅苦しい性格だったため「つまらない人」と称していたが、E組と共に行動するうちに徐々に認めるようになり、彼女自身も自分の本心を打ち明けるようになる。 その後E組、学秀、理事長、殺せんせーの協力で暗殺事件の黒幕であったノルゴ王国の駐日大使を糾弾し、事件が解決した後に開催されたディベート大会では周囲が引くほどの論戦を学秀と繰り広げた。帰国前学秀には、彼やE組と再会するべく日本に再訪すると語っている。 ステルド 『殺たんC』に登場。ノルゴ王国の駐日大使であり、紛争に武力介入するかどうかで二分しているノルゴ王国において外交官として紛争介入の裏で暗躍する野望を持っており、平和を唱えるレア王女の存在が邪魔だったことから王女の暗殺を計画した。 黒幕であることを渚と不破に暴かれ拳銃を取り出したが、殺せんせーの「手入れ」により地毛をちょんまげに結われる。 梓(あずさ) 番外編にて登場した、「居酒屋あずさ」を営む盲目の女性店主。夫に先立たれており、現在は一人娘の蛍と2人で店を切り盛りしている。誰に対しても分け隔てなく接するため、殺せんせーや常連の殺し屋たちからは慕われている。 「話すのに都合が良い」という理由で店を会合に使い出したシーカーたちの話を聞き、「自分たちは芝居の練習をしている役者」という殺し屋たちの口実を信じる姿勢を見せている。 実は手術による除去が不可能な悪性の脳腫瘍に侵されており、盲目となったのはその初期症状であった。殺せんせーと初めて会った時点で余命3年の状態であり、亡き夫の借金を1000万円も抱えていた。そんな折にシーカーたちの話を聞き、口実を信じる素振りを見せつつも密かに計画を練り、自分が死んでも蛍が一人で生きていけるだけの資金を残すため闇金の生命保険に加入し、殺せんせーあるいは証文を持つ債権業者のどちらかを道連れに自害する計画を立てていた。闇金業者に拉致された所をシーカーらに助けられた直後、殺せんせーと2人になった所を狙い自爆を図るも殺せんせーの脱皮により失敗してしまう。しかし彼女の容体を把握していた殺せんせーの「手入れ」という名の触手を用いた手術により腫瘍を全て除去され視力が回復し、最後は殺せんせーに諭され感謝の言葉を口にする。 蛍(ほたる) 番外編にて登場した梓の一人娘。小学生であり、偶然にも渚とよく似た顔つきをしている。そのため殺せんせーも彼女と渚を重ねて見ている。盲目の母が営む居酒屋を手伝っていることから殺せんせーや常連の殺し屋と交流を持つようになる。梓とは異なり殺し屋たちの口実を信じこんでいたが終盤で彼らの本業が別にあることを知る。サラリーマン風の変装をした殺せんせーのことは「タコさん」と呼んでいる。 シーカー 番外編にて登場した、居酒屋あずさに集う殺し屋の一人。元は腕利きの航空管制官だったが、大型旅客機の遭難墜落事故の全責任を負わされ職を追われた過去がある。その後前職の知識に独学を加え、あらゆる目標の「座標」を探り当てる術を身につけそれゆえにこれまで誰も発見できなかった殺せんせーのアジトを独自に探り当てている。前職で失った信用を取り戻すことが出来なかったため殺し屋に身を落としていることを引きずっていたが、梓を助けたことで考え方に変化が生じ新しいことを始めるべく思案するようになる。 マリオ 番外編にて登場した、居酒屋あずさに集う殺し屋の一人。別のマリオを思わせる容姿をしている。元は首相クラスのVIPを護衛する凄腕のSPであり、ヤクザ十数人を瞬殺できる格闘能力を持つ。 チャンタ 番外編にて登場した、居酒屋あずさに集う殺し屋の一人。サングラスをかけた中国風の男性で、語尾が時折カタカナになる。元は警備会社の技術者であり、独自に開発したマスターキーでオートロックを解除する技術を持つ。 アベベ=ブリティッシュブルドッグ=ふとし 居酒屋あずさに集う殺し屋の一人。常に鼻くそをほじっており、額に「殺」の文字が刻まれているタンクトップ姿の小太りの黒人男性で、語尾に「っしゅ」と付ける。番外編キャラクター中で唯一本編にも登場しており、二代目死神に拉致されたイリーナの後任候補として登場した際不採用となった姿を見せている。普段はとぼけているがヤクザ相手には経歴の一つ「弁護士」としての腕を発揮し、梓の借金の違法性を法的根拠を添えて真面目に解説し平時の姿とのあまりのギャップに仲間たちをも驚かせた。 ジェローム・マーチ 『殺たんD』に登場。茅野と共演した人気若手俳優。21歳。十代の頃からヒット作を飛ばし、明るく奔放なキャラクターも相まって絶大な人気を誇るが、ナルシストで女癖が悪く、共演した茅野を始め卒業旅行で現場を訪れたE組の女子にもナンパを仕掛けていた。またE組とシシ団の戦闘現場に遭遇した際にもモデルガンを手に手柄を得ようと現れるも、ラワンの蹴り一発で倒されるなど、殆ど活躍しなかった。 事件後に再開された撮影で、緊張の解れた茅野の演技力に驚愕し、自分の未熟さを痛感していた。 ラワン 『殺たんD』に登場。茅野が出演した映画のスタントマンだが、正体は撮影が行われたプノン国では名の知れた盗賊団「シシ団」の頭目。撮影用に現場に運び込まれた国宝級の仏像を強奪するためにスタッフに扮して潜入していた。人質を取るなど卑怯な戦法をとるが、格闘能力も高い。 仏像を盗み出して逃走し、数十人の部下と共にE組と逃走劇を繰り広げ、E組が偶然発見した殺せんせーの隠れ家内まで追撃するも、E組の連携で手下を全滅させられる。直後に茅野を人質に取り、仏像を渡そうとした渚も返り討ちにして逃走を図ろうとするも、E組の連携で逃走を阻まれ、最後は渚のクラップスタナーで倒された。
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