殺し屋たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:56 UTC 版)
「ついでにとんちんかん」の記事における「殺し屋たち」の解説
抜作ととんちんかんメンバーは作中で時おり殺し屋に命を狙われたが、抜作の不死身ぶりと殺し屋たちの間抜けぶりにより、暗殺は全て失敗に終わっている。 東郷 十三(とうごう じゅうぞう) 声 - 玄田哲章(第19話) → 銀河万丈(第26話以降) 帽子にコートの殺し屋。銃などの凶器を使用したものから拳法などの肉体を駆使したものまで、あらゆる種類の殺しの技を会得している。テレビのニュースで自分の殺しよりも怪盗とんちんかんの特集に時間を割かれたことに激怒し、リーダーの抜作に暗殺の予告状を出して殺しを実行する。しかし、抜作が何をしても死なないため、やぶれかぶれに抜作の首を絞めていた処を殺人未遂の現行犯にて毒鬼警部に逮捕されるが、抜作相手に殺人罪が適用できないこと、牢屋の中でうるさく騒いでいたことを理由に、その日のうちに釈放された。その後も仲間と共にたびたび抜作の命を狙うものの、その都度常識を超えた不死身ぶりを目の当たりにし撃退される。一度は狙いを東風に定めるものの、カンフーによりやはり撃退される。仲間のシシリアーノ・ジュリアンと共に某国の地下秘密組織・殺し屋養成学校の卒業生である。 シシリアーノ 声 - 屋良有作 抜作の暗殺に失敗した東郷の助っ人としてイタリアから来た殺し屋。顔つきは二枚目であるものの身長の半分以上を占めるほどの巨大な頭であり、頭の中は道具入れになっていて、バズーカ砲などの凶器を収納していても空港の税関に気付かれなかった。頭が重過ぎるために動きは鈍いが、その大頭を活かした強力な頭突き攻撃を持つ。しかし珍平の殺害を試みるものの、メカにより撃退された。その後とんちんかん殺害の最終手段として、吉沢先生を人質にとり、殺し屋最強メンバーを集めた塔にとんちんかん全員を呼び出して殺そうと画策した(アニメでは東郷が首謀者)。しかし、その吉沢先生本人が予想に反して非常に凶暴な危険人物であったため作戦は失敗に終わり、殺し屋たちのチームは全滅した。 ジュリアン 声 - 横尾まり シシリアーノと共にアメリカから来た女性の殺し屋。金髪蒼眼。スカーフを頭に巻くことが多い。ワイヤーを使った絞殺や付け爪を飛ばして凶器にするなど、道具を駆使した攻撃を得意としており、甘子の絞殺を企てるも超能力ではね飛ばされ失敗に終わる。東郷とシシリアーノに対しては、顔だけは良いと思っている。 大男 声 - 塩屋浩三 殺し屋最強メンバーを集めた塔の1階にいた男。銃の弾はおろか大砲の弾もはね返すほどの強靭な肉体を持ち「鋼鉄の筋肉(アニメでは鋼鉄マン)」と呼ばれている大男で、巨大な斧を使い攻撃してくる。とんちんかんの攻撃は全く通用しなかったが、最後は抜作のギャグにより発生した爆発に巻き込まれて敗れた。ビキニパンツ一枚だけという裸に近いいでたちで、甘子の攻撃は股間の膨らみを見せつけるだけで退けた。原作では髪をモヒカン刈りにしたアメリカ先住民族風の容姿だが、アニメでは髪を弁髪にした中華風の容姿に変更されている。 幽霊 塔の2階にいた男。眼鏡をかけた細身の中年男性の外見をしているが、シシリアーノいわく「10年前に死んだ殺し屋の幽霊」であり、幽霊ゆえにどんな攻撃も通用しない「不死身で幻の殺し屋」であるという。しかし、幽霊ゆえに相手を怖がらせるだけで何の攻撃能力も持たないため、とんちんかんは彼を無視して3階へ行ってしまい、彼の不戦敗となる。 魔女 塔の3階にいた小柄な女。アニメでは登場しない。とんがり帽子をかぶりホウキに乗った魔女の殺し屋で、魔法を使って攻撃してくる。変身魔法を得意とし、東風をイヌ、甘子をネコ、珍平をネズミ、抜作をハクチョウに変えて弄んだ(ただし、彼女自身は抜作をイボイノシシに変えるつもりだった)。甘子の超能力も全く通用しない。最後はとんちんかん全員を串刺しにする寸前まで追い込んだが、東風が甘子のおっぱいを揉んで超能力の大爆発を故意に起こし、塔外へ吹き飛ばされて敗れた。 サイボーグ 声 - 田中和実 塔の4階(アニメでは3階)にいた男。殺人マシーンとなるため自らの体をサイボーグ化した殺し屋で、全身が金属の装甲に覆われている。パンチ・キックを中心とした攻撃力の強さに加え抜作のギャグに対する耐性もあり、全員を虫の息にするところまで追い詰めたが、抜作が落とした500円玉の落ちる音を聞きつけ突如現れたゴンベエによって塔外へ弾き飛ばされて敗れた(アニメでは原作の対魔女戦と同様に、東風が「奥の手」と称して甘子の胸を揉んだことにより超能力炸裂による大爆発を起こしてふっ飛ばされた)。相手が女性(甘子)であっても全く容赦しない反面、殺し屋でありながら、人を殺すことに空しさを感じ涙を流すという一面もある。 巨匠 塔の最上階にいた車椅子に乗り医師を従えた老人。アニメでは登場しない。年齢は180歳、現役160年の殺し屋の巨匠で、睨んだだけで人を殺す実力と言われるが、とんちんかんと対峙した時点で寿命が尽き、何もしないまま臨終を迎える。 殺し屋養成学校の校長 声 - 矢田耕司 東郷・シシリアーノ・ジュリアンらの師匠で、任務に失敗した部下は容赦なく殺すという冷酷非情なメガネの小男。とんちんかんのリーダー(抜作)が何をしても死なないと聞いて興味を示し、殺し屋養成学校の生徒たちの卒業試験と称して抜作を殺そうと次々に刺客を差し向けるが、その場にいた天地の協力(正確には抜作を助けようとして逆効果になった)にもかかわらず抜作の暗殺はことごとく失敗し、最後は毒鬼警部に踏み込まれて暗殺は未遂に終わった。なお、殺し屋養成学校は後日つぶれたという。 マサイ (アニメではウンバ) 声 - 堀之紀 殺し屋養成学校の刺客でアフリカ出身。狩猟民族風の黒人。抜作を投げ槍で殺そうとすると、天地が庇って抜作を突き飛ばしたが、突き飛ばされた抜作の頭に槍が命中した(しかし抜作は死ななかった)。 アニメでは紐付きの石の分銅を投げつけるも、手元が狂って違う方向に投げるが、原作同様に天地の余計な行動で抜作に直撃した。 ギョーザマン 声 - 大竹宏 殺し屋養成学校の刺客で中国出身。原作では額に「ギ」と書かれている。古い餃子を抜作に食べさせて食中毒で殺そうとする。すぐに天地が薬を飲ませたが間違えて猛毒を飲ませ、慌てて吐かせたところ骨や内臓まで吐いてしまった(アニメでは逆に調子が良くなった)。それでも死なない抜作にもっと古いシュウマイを食べさせようとしたが、「殺し方がセコい」と校長に射殺された(アニメでは東郷にどつかれ中断)。 軍人風の男性 声 - 龍田直樹 殺し屋養成学校の刺客で、「ハイルヒットラー!」と叫びながら戦車に乗って現れる。抜作を戦車で轢き殺そうとすると、天地が庇って抜作を突き飛ばしたが、突き飛ばされた抜作はローラー車に轢かれてペラペラになった(やはり抜作は死ななかった)。 アニメでは顔つきが異なり、前述の台詞はない。 アインシュタイン 声 - 小林通孝 殺し屋養成学校の刺客で、白衣を着た科学者風の男。アニメでは名前は呼ばれず。まず抜作を高圧電流で殺そうとすると、天地が庇って抜作を突き飛ばしたが、突き飛ばされた抜作は送電線に引っかかって黒焦げになった。原作ではそれでも死なない抜作を薬品で溶かそうとしたが、天地が渡した知恵の輪が「解(と)けない」抜作は「溶(と)けなく」なった。 機関銃の女 声 - 鶴ひろみ 殺し屋養成学校の刺客で、セーラー服を着て機関銃を持った女。伸ばした前髪で顔を半分隠している。銃口を抜作に向け射殺しようとするが、生まれて初めて銃を手にしたという天地の応戦に遭う。しかし天地はそのまま女でなく抜作の頭部を撃ち抜くが、抜作は死ななかった。
※この「殺し屋たち」の解説は、「ついでにとんちんかん」の解説の一部です。
「殺し屋たち」を含む「ついでにとんちんかん」の記事については、「ついでにとんちんかん」の概要を参照ください。
- 殺し屋たちのページへのリンク