東西遊記とは? わかりやすく解説

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とうざいゆうき〔トウザイイウキ〕【東西遊記】

読み方:とうざいゆうき

橘南谿(たちばななんけい)の「東遊記」と「西遊記」との併称


東西遊記

読み方:トウザイユウキ(touzaiyuuki)

分野 紀行

年代 江戸後期

作者 中井竹山


東西遊記

読み方:トウザイユウキ(touzaiyuuki)

分野 紀行随筆

年代 江戸後期

作者 橘南谿


東西遊記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 14:34 UTC 版)

江戸時代後期のの儒医である橘南谿日本の諸地方を巡遊し、現地で見聞した奇事異聞を基に編纂して出板した紀行、『西遊記(せいゆうき[1])』と『東遊記(とうゆうき)』を併せて東西遊記と称す(以下、両書を併称する場合は「両遊記」と記す)。


  1. ^ 「西遊記」の読みは厳密には不明であるが、『西遊記』中に数箇所「西遊」という語があり、そこには「セイユウ」の仮名が振られているため、本書の読みも「せいゆうき」であると思われる(日本庶民生活史料集成所収、鈴木棠三「東西遊記 解題」)。
  2. ^ 松本愚山『東遊記』序文、伴蒿蹊『西遊記』序文。
  3. ^ a b c d e f g h i 鈴木前掲「解題」。
  4. ^ a b c d e f g h i 宗政五十緒「東西遊記 解説」(東洋文庫本『東西遊記 1』所収)。
  5. ^ 板坂『江戸の紀行文』、同「貝原益軒『東路記』『己巳紀行』と江戸前期の紀行文学」(新日本古典文学大系『東路記・己巳紀行・西遊記』解説)等。
  6. ^ a b c d e f 板坂『江戸の紀行文』第6章。
  7. ^ 板坂前掲『江戸の紀行文』第2章、同新日本古典文学大系本解説。
  8. ^ a b 宗政五十緒「板本『西遊記』挿絵一覧」(新日本古典文学大系『東路記・己巳紀行・西遊記』付録)。
  9. ^ 今田洋三「江戸のベストセラー」(諏訪春雄編『東海道中膝栗毛と四谷怪談』(新訂増補週刊朝日百科「日本の歴史」近世から近代へ-1)、朝日新聞社、2003年)。ただし、あくまで板本が対象であって、手写本は問題とされない慣例であった(板坂前掲『江戸の紀行文』第7章)。
  10. ^ a b 太田「橘南谿の稿本類について」。
  11. ^ 東京大学史料編纂所架蔵。南谿の生家である伊勢国宮川家から同所に譲られたもの(太田前掲論文)。
  12. ^ a b 『東遊記』(正編)「凡例」。
  13. ^ a b c 『西遊記続編』巻之二「毀誉」。
  14. ^ 『西遊記続編』巻之五「楓樹」。
  15. ^ a b c d e 宗政五十緒「橘南谿『西遊記』と江戸後期の紀行文学」(新日本古典文学大系『東路記・己巳紀行・西遊記』解説)。
  16. ^ a b 内田保廣「東西遊記」解題(『研究資料日本古典文学』第9巻(日記・紀行文学)、明治書院、昭和59年)。
  17. ^ 写本『西遊記』巻之三「学信和尚」。
  18. ^ 『西遊記続編』巻之三「鍛冶祐定」。
  19. ^ 『西遊記』(正編)巻之一「しらぬ火」。
  20. ^ 鈴木前掲「解題」。南谿は塘雨を「我にひとしき心の友(同好の友)」と称している(『西遊記続編』巻之一「扶桑木」)。
  21. ^ 文蔵は越中国出身であったという(『東遊記後編』巻之二「養軒が詩」)。
  22. ^ 『西遊記』(写本)巻之二「青葉の笛竹」に「嶋津兵庫殿(久徴)とは文雅のちなみ有りて」とある。
  23. ^ 宗政前掲新日本古典文学大系本解説。なお、前掲「青葉の笛竹」には「(嶋津兵庫の)まろふ人(まろうど、客人)と成り」ともある。
  24. ^ 『西遊記』(写本)巻之七「熊胆」。
  25. ^ 前掲「養軒が詩」。ちなみに養軒は日向の出で、生家の丹生家は宇都宮氏の流れと伝える(『東遊記』(稿本)「舌切雀」)。
  26. ^ 宗政前掲「解説」。衣笠安喜「『異学の禁』とその後」(衣笠編『江戸の学問』(新訂増補週刊朝日百科「日本の歴史」近世から近代へ-3)、朝日新聞社、2004年)。
  27. ^ 板坂『江戸の紀行文』、柳田國男『紀行文集』(帝国文庫)「解題」(後に『老読書歴』(実業之日本社、昭和25年)に所収)。
  28. ^ 『笈埃随筆』巻之三「配所月」。同章は写本『西遊記』巻之八「左遷」(板本では正編巻之四「流人」に相当)を引いてある。
  29. ^ 佐久間正圓『橘南谿』橘南谿伝記刊行会、昭和46年。
  30. ^ 『東遊記』(正編)巻之5末「三尊窟」。塘雨は正編板行前年の寛政6年に歿している。





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