メディアへの反論等とは? わかりやすく解説

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メディアへの反論等

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:34 UTC 版)

森喜朗」の記事における「メディアへの反論等」の解説

首相動静について「嘘を言ってもいいんだろ」と言う発言全体は「起床就寝時間については嘘を言ってもいんだろう」である[要出典]。これは、実際番記者いい加減な動静報じていたことによる[要出典]。 この発言の背景として、就任当初は前総理小渕病床にあり、小渕家族公邸からの引越しどころではなかったため、7月頃までは私邸から通っていたことがある番記者はそれを追いかけていたが、深夜早朝時事共同代表取材であった。だが、によれば「彼らは、自分たちでちっとも努力をしないのに、形だけにはこだわる」と言う起床就寝時間もいちいち確認に来るが、『新潮45』に書いたところによれば「私はいつも二時頃までは起きていて家人先に休ませるから、家人に私の寝る時間がわかるわけがない」状態だった。『経営塾』のインタビューでは「寝た人がどうして伝えられるんですか」と述べている。根本的な問題として「私の寝る時間国政とどんな関係があるのか」とも書いている。実際に夫人千恵子が「じゃあ○時ということにしてください」と、記者達にとりなしていた。「自分たちが早く帰りたいものだから十一時半帰って来たら、十五分後に「何時お休みでしょうか」と訊ねてきたこともあった」ため、彼らにも気の毒になり、半ば番記者たちのことを思って橋本龍太郎との会話で「嘘を言っても〜」という発言したところ、「嘘をついていい」と報じられたという。 また、重要人物と会う際に、見つからないように官邸でなく公邸で会うことにしていたのも一因だった。記者たちはこうしたことを全て見落としており、首相動静には本当のこと出ていなかったと言う言葉狩りについても批判している。地元帰って挨拶をした際「まもなく総選挙だが、私はなかなか帰れないので、銃後のことをよろしく頼みます」と述べたところ、朝日新聞などが「戦争用語を使うとは何事か」とバッシングした。「出陣式」「必勝祈願と言った言葉選挙の際には常套句であるため、は「こうした言葉単なる比喩に過ぎない」と述べている。また、銃後」という言葉の意味も、書き方知らない記者もいたという。 「幹事長時代新聞社テレビ局でも対談申し込みがあれば受けていた」が、首相時代はそれが簡単にできない仕組みになっていた事を語っている。たとえばテレビで直接話す(なお、アメリカの場合炉辺談話の頃からこの種の対話行われている)場合、『総理が語る』という番組慣習的に制作されてきたが、この番組の放映NHKと主要民放計7局による輪番制であり、「2ヶ月1度行って1年1度ひとつの局を回るかどうか」と述べている。さらにこの種の番組放送前には必ず新聞社との間でグループインタビューが必要というカルテルがあり、制約となっていた。さらに『総理が語る』は視聴率取れないため、放映時間帯も大半条件悪く且つ日本マスコミには「首相出演する単独企画はしない」という申し合わせ存在すると言う田原総一朗は『サンデープロジェクト』にて「森さん電話をかけてくれ」と呼びかけたが、前任者小渕テレビ朝日電話をかけた際、同社協定破り記者会で処分受けており、首相かけられないことを分かって呼びかけであった。そのため電話出ないでいたが、「逃げている」と思われ色々なころから自宅電話がかかり、最後に電話壊れたという。なお、後述のように首相辞任後雑誌対談などにも幾つも応じている。 料亭通いについても批判された。この件については、林真理子との週刊朝日での対談にて日本テレビ読売グループ首脳料亭通い常連であることを挙げている他、別の雑誌では「細川総理の頃から、料亭よくないというようになってしまった。細川さんは、会合には料亭ではなくホテルを使う、といっていたけれど、ホテルのほうが機密性が高い。料亭のほうが、障子があったり、襖があったり、外に音も洩れるから、秘密めいた話なんかできませんよ。」と述べ料亭付随する芸者入れて宴会というイメージについても否定し、畳の消費量石川県と富山県日本でも多く食器使われる九谷焼輪島塗などの焼き物加賀友禅のような着物など、自身出身地である北陸根付いた日本文化支え産業賞賛している。 は「本来ならもっと重要な話題沢山ある」と述べている。その一例として、2000年秋に原油価格値上がり問題となっていた際、イランハタミ大統領来日し、アサデガン油田優先交渉権獲得した件 を挙げている。背景として2000年2月アラビア石油カフジ油田持っていた権益失効しており、森内閣切り替わった春頃より、日本側は新油田獲得に向け交渉加速させていた。この件について、日経NHK扱いがあったが民放報道消極的で、官房長官辞任した中川秀直右翼と酒を飲んでいるという映像放送注力していた件を挙げている。 アフリカ歴訪した際は日本の新聞に「正月から名刺でも配りに行くのか」と揶揄されるなどと批判され歴訪意義についてはCNNの方が先に注目したと言う[要出典]。また、訪問先の内ケニアでは自然公園難民キャンプ訪問先入っていたが、次のようなエピソード語って苦言呈している。 自然公園訪れた際にはたまたま象が居なくて案内係が萎縮していた。その案内係のネクタイには象の絵が描かれていたため、は「象が居ないはずですよ。あなたのネクタイ中にみんな集まっているのですから」とジョーク言って場を収めた。しかし翌日日本の新聞は「軽口叩いた」と批判した難民キャンプ訪れた際に、マラリア罹っている乳児母親注射をしてもらいに来ていた。患者達話しているとマスコミ患者母親を蹴飛ばすように動き回り苦しんでいる患者周囲平然とカメラ回し続けた無作法さにいたたまれなくなり、「報道陣出て行ってくださいと言ったマスコミがこの一件を「怒鳴りつけて摩擦起こした」ように報じたため、後で「私の悪いところは書きたければ書けばいい。しかし、記者である前に日本人であれ。相手に対して礼を失しないように書いてほしい」と苦言呈したアフリカ歴訪から日本に帰国したのは2001年1月15日だった。帰国直後ということもあり、1月17日早朝阪神大震災記念式典には欠席した。このことを新聞被災者孤独死挙げて後ろめたくないのか」と批判した早坂茂三との対談の中で、自分にもコメント求め電話かかってきたが、国土交通相防災担当相出席していることを挙げて弁護した旨を述べている。 2001年1月末にスイス開かれたダボス会議についても、歴代首相予算委員会重なるため出席見合わせ続いていた。経済面重要性から出席決めてハードスケジュール組みチューリヒ飛んだ飛行機到着は夜となり、車でリゾート地であるダボス会議場に行くと3時間かかり、ヘリ飛ばせなかったため、その日はチューリヒ一泊したマスコミは「ダボスパーティサボりチューリヒ食事をしていた」と批判した会議出席後、所感について語りたかったが、ぶら下がり記者からの質問はなかったという えひめ丸事件ゴルフ批判された。このときの背景についてによれば次のような事情があった。元々事件一報入った2月10日群馬にある福田赳夫墓参りをする予定だったが警備都合取り止めとなった当時予算委員会などの対応で官邸スタッフ疲労しており、取り止め予定空いたのを、皆を休養させる機会考え自身ゴルフに行くことを決めた。場所は東京から近いところを条件とし、4、5年行ってなかった戸塚決めたその日事件発生したが、ゴルフ批判の際に使われたのは上述のように、事件当時映像ではなく夏に撮影されたものであった。それを見たは「マスメディアが私のイメージ落とそうと、総がかり襲ってきたな」と感じ、「マスコミつくりだす世論」にはもう抗えない」と認識した。そのため、辞任決めた最も直接きっかけえひめ丸事件だという。もっとも、運命論信じる面があり、就任の時も辞任の時も「運命だな」と思ったという。 また、事故前に妻の千恵子次のように語っている。 「主人はああ見えて総理になって少し痩せました。いまは体重95キロぐらいじゃないでしょうかワイシャツの襟がダブダブなりました。ああやっぱりこの人でも痩せるんだわ、と思いましたけど。健康についてはやはり心配で、ゴルフ唯一の楽しみにしていた主人がとてもそんな時間などなくて「足の筋肉おとろえてきたなあ」などと足をさすっているのを見ると、「家の中でウォーキングマシンでもやったら」と主人にいったんですが、主人に「そんなことしている時間があるか」と言われました。やはり心配ですね」 いわゆる新聞辞令についても批判している。批判対象朝日新聞2001年3月7日に「首相辞意固める」と報じたことであったその日は日米首脳会談日取りが正式発表される日だったが、この報道仕切り直しになったという。伝聞断った上でその朝刊朝日ワシントン支局幹部ホワイトハウス関係者持っていき、ブッシュ新大統領当時)と合わせないように工作していたという趣旨の説を紹介し、「国益関わることだ。総理辞めさせるための世論操作一商業誌がやってよいのだろうか」「三月十三日党大会で、何らかの意思表示をする腹はすでに固めていた。しかし自らの進退一新聞に指図されるいわれはない」と批判しており、下記のように訪米実行した

※この「メディアへの反論等」の解説は、「森喜朗」の解説の一部です。
「メディアへの反論等」を含む「森喜朗」の記事については、「森喜朗」の概要を参照ください。

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