ボアストローク比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 00:29 UTC 版)
ボアストローク比(ボアストロークひ 英: bore/stroke ratio)とは、レシプロエンジンにおけるシリンダーボア(内径)とピストンストローク(行程)の比率のことで、ストロークをボアで割った値である。エンジンの性格を類別する際に使用されることが多く、この値が1.0(1:1)の場合はスクエアストロークまたは略してスクエア、1より小さいものはショートストロークまたはオーバースクエア、1より大きいものはロングストロークと呼ばれる。
- ^ GP企画センター、2000、『新版クルマのメカ入門』1、グランプリ出版 ISBN 4-87687-215-5 p.18
- ^ 岡村神弥 (2017年10月17日). “レシプロエンジンは同じ排気量でもボア×ストロークが変わると何が変わる?”. WEB CARTOP. 交通タイムス社. 2019年1月23日閲覧。
- ^ スロットルレスポンスやツキともいわれるが、車載の状態では、車輪の直径を含むトータルの歯車比や、車両総重量も関係する。
- ^ GP企画センター 1999, p. 31.
- ^ a b GP企画センター 1999, p. 32.
- ^ “ボア×ストローク”. ヤマハバイクブログ バイク用語辞典. ヤマハ発動機. 2019年1月23日閲覧。
- ^ ただし、ホンダ・ZC型(DOHC PGM-FI仕様)のように、一部のメーカーではピストンやコネクティングロッド、クランクシャフトなどの形状を工夫することにより、ロングストローク型でも高回転型スポーツユニットとされるモデルもあった
- ^ 細川武志、2003、『クルマのメカ&仕組み図鑑』2、グランプリ出版 ISBN 4-87687-241-4 p.19
- ^ 岡村神弥 (2016年10月24日). “【疑問】3気筒よりも4気筒エンジンの振動が少ないといわれるのはなぜ?”. WEB CARTOP. 交通タイムス社. 2019年1月23日閲覧。
- 1 ボアストローク比とは
- 2 ボアストローク比の概要
- 3 脚注
ボアストローク比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 15:19 UTC 版)
ピストンの直径(シリンダーの内径)とストロークの比をボアストローク比と言う。 詳細は「ボアストローク比」を参照 同じ回転数であれば、ショートストロークのほうが平均ピストンスピードが遅い。 かつての9m/秒が機械的強度限界とされていた時期は高回転を使用するエンジンに採用されていたが、機械工作精度と材質の向上によりピストンスピードの限界が上がっている事、ロングストロークは低フリクションであり、大径の燃焼室は燃焼効率低下につながるとする実験結果もあり、燃費向上を重視する乗用車用エンジンにおけるボアストローク比の傾向には変化が生じている。
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