ピストンスピード
ピストンがシリンダー内を往復運動するときの速度で、平均速度と最高速度とがある。一般に平均速度が多く用いられ、エンジン回転数がNrpm、ストロークがSmとしたときに、平均ピストン速度は、NS/30m/sとなる。最高回転数において、実用エンジンでは平均20m/s以下となるのが一般的であるが、スプリント用のレーシングエンジンで、は29m/sにも達する。一方、ピストンは上死点後、クランク角80度程度において瞬間最高速度に達し、その値は平均ピストン速度の1.5倍程度となる。
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