ブルースフィアの勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 00:43 UTC 版)
「ユグドラシル宇宙」の記事における「ブルースフィアの勢力」の解説
エクスカリバー 詳細は「ミッドガルドの勢力」の「アルフの勢力」を参照。ミッドガルドに本拠を置くエクスカリバーだが、ブルースフィアなどの異世界にも戦士を派遣している。また現地のクエスターが戦士としてスカウトされることもある。フォーチュンサービス / フォーチュンホールディングス ミッドガルドにおけるウィンカスター・フォーチュンサービスと同じくエクスカリバーの下部組織であり、在野のクエスター支援組織である。クエスター相手に専門的な情報やアイテムを売買したり、様々な冒険(クエスト)を依頼して成功報酬を与えたりしている。 表向きは、カラオケなどのアミュズメント施設経営で世界的な規模で成長を続ける「フォーチュンホールディングス」を経営している。クエスターは世界中にあるフォーチュンの関連店舗に赴き店員にシャードを見せることで様々なクエスター専用サービスを受けることができる。なお、カラオケボックスの場合、各部屋におかれたカラオケ端末は特殊なコードを入力することで高度な情報端末兼通信装置としても使用できる。 ブルースフィアのフォーチュンサービスは「高坂橙子」ことティファナが直接運営している。再生前の宇宙ではティファナがミッドガルドに戻ってからは、シェルリィが「高坂青子」と名乗って一時的に携わったのち、サプリメント『ラグナロク』では先代”蒼の守護者”・宮沢祥吾が社長代行を務めていた。 サジッタ社 錬金術と現代科学を融合させることを目的に作り出された研究開発機関。表向きは国際的な規模を持つ巨大な玩具会社となっているが、これはサジッタ社の販売する玩具にマナを封入させて世界中にバラまくことで、奈落と戦える素質を持つ能力者の魔力の覚醒を幼いうちから促そうという目的のためである。スパイダーウェブ社 サジッタ社の完全子会社であるコンピュータ関係の開発会社。その実態は地球にやってきたマシンヘッドが人間社会で自立するために作られた企業であり、社員の多くはマシンヘッドである。 スパイダーウェブ社の作り出す高度なコンピュータシステムはロボットの基幹部分と相性がよく、ブルースフィアの一般社会にはロボット技術を急速に普及しつつある フューネラルコンダクター社 ブルースフィアに数多くいる「奈落退治人」を支援するために結成された仲介組織。世界中の様々な宗教組織が連携をとって作り出した。 フューネラルコンダクター社に登録した能力者(「葬儀人」と呼ばれる)は普段は様々な日常生活を送っているが、フューネラルコンダクター社から指令があった際に奈落退治をしなくてはならない。そして、成功のあかつきには報酬がもらえる。 表向きには世界的規模で活動する葬儀会社を経理しており、奈落退治仲介活動の資金源にもなっている。あらゆる宗教・宗派に対応する葬儀が行えることがウリ。 魔術師連盟 魔術師たちの互助組織。活動拠点はヨーロッパが中心ではあるものの、西洋魔術と関係ない教派や宗派の魔術師たちも所属できる。世界的な規模と長い歴史を持っており、ブルースフィアの真っ当な魔術師は必ずここに属しているといってもいい。 魔法の源として世界中に満たされている「マナ」のバランス維持を重要視している。世界中のあらゆる街に一人以上の魔術師を「管理人」として派遣しており、その地域のマナに乱れがないかを監視している。クエスターはシャードを使ってマナの調律を行えるため、ある地域のマナが乱されるような事件があった場合、連盟からクエスターに解決の依頼が行われることもままある。 また、「魔法の知識を一般社会に知られてはならない」を信条としており、世界にはマナがあふれて魔法が実在するという「真実」を一般社会から隠蔽している。連盟の情報操作の手法は徹底しており、誰かの生命を奪うようなダーティーなものも含まれている。連盟の強い牽制と様々な利害により、他の多くの神秘勢力もマナの秘密を一般社会に漏らすのを避けている。 連盟が隠蔽に固執する理由は、世界のマナは有限であるため、魔法が技術として一般社会に広まるとあっという間に枯渇すると考えているからである。 アイギス ブルースフィアをあらゆる脅威から守るために結成された防衛組織。発起人はオリタ財団の若き総帥、折田志緒理である。 かつて志緒理は飛行機事故で南極に不時着したとき、「聖域」と呼ばれるアルフの遺跡を発見。そこで「"緑の"アイギール」と呼ばれるアルフの意識と接触し、古代の叡智とアイギールの遺志を引き継いだ。そして人間社会に帰還後、私財をなげうって世界の危機に立ち向かえる力のある戦士たちを募り、アイギスという名のブルースフィア防衛組織を結成したのである。また、志緒理はルーンナイトの覚醒を予知できるため、ルーンナイトの素質を持つ者には財団から直接スカウトがくることもある。 志緒理はアルフの叡智を引き継いだがゆえに、アルフのレリクスが人類にとっては手に余る危険物なことを強く感じており、アルフの遺跡の封印もアイギスの大きな役割である。他の神秘組織の多くはレリクスを人類の希望と考えているため、アイギスと他組織とで激しいレリクス争奪戦が起こることもしばしばある。 ミッドガルドのアイギスとの名前の共通性については理由は明らかではない。なお、南極の「聖域」にはミョルニル山と同じく異世界へ通じるゲートが存在する。 八島神道流 日本でも有数の門弟を持つ古武術の流派。海外にも道場を多く持つ。しかしその実態は、奈落と戦うために武術を磨き上げてきた流派である。また、退魔の武具を鍛えるための刀鍛冶の技術も独自に発展しており、様々な「魔器」を現在にいたっても生み出している。 東陵聖母学園 ブルースフィアの人間社会になじめないものたち(ダンピールや異種族、異世界人など)を保護し、人間社会での自立した生活をできるように様々なこと教える学校。結界の中にあり、一般人には認識できない。 「人間社会で自立した生活」の中には、一般人の中で暮らすという意味に限らず、魔術師や能力者として神秘社会の中で生計を立てるという意味も含む。そのため、奈落退治などを「実習」として行っている。 TANATOS 世界の戦争を裏から操る秘密結社。一個の統括された組織というより、世界各地の軍需産業や犯罪組織のゆるやかな連合である。彼らの共通する目的は世界中に戦争の種を撒き育てることであり、そうして生まれる戦争市場で富を分け合うのである。 マナや神秘に関する造詣も深く、神秘の軍事利用に関する研究も活発である。ホムンクルスやサイキックを使った警備部隊や実験部隊を所持しており、様々な「裏の仕事」に投入されている。奈落やシャードに対しても「商品」として強い興味を持つ。また、一説によるとTANATOSの総帥はオリュンポス12神の戦神アレス本人だと言う。ザントマン社 TANATOSの警備部隊や実験部隊を「商売」に使うために設立された民間軍事企業。傭兵契約を結んでホムンクルスやサイキックの超人兵士を投入する。利益重視の団体なため、金次第で敵にも味方にもなる。 ナインライブス 西洋のフォックステイル(妖狐)の貴族たちを統括する一大血族。人類社会に大きな影響を与えられたものが血族の中でも優位に立てることになっており、ナインライブスのフォックステイルの多くはフィクサーとして人類社会を裏から動かしている。特に経済的戦略に長けたものが多く、ナインライブスはブルースフィア世界経済を左右する巨大な闇資本となっている。 時間管理局 ブルースフィアの未来に存在しているという組織。時間遡行技術を持っており、「リターナー」と呼ばれるエージェントを派遣してたびたび「現在」に干渉する。彼らの目的はブルースフィアの歴史を修正することで、未来を守ることと言われている。 未来の知識を現代人にもらさないように徹底した情報管理が行われており、リターナーは未来の情報を他人にしゃべることができなくなる精神操作を受けている。任務の遂行に必要なこと以外の未来の知識が記憶から消去されることさえある。 時間を操るイデア【タイムルーラー】を所持している。 七瀬市 ブルースフィアの首都圏近郊にある地方都市。プレイヤーキャラクターたちのホームタウンに使えるように設定された街。もちろん、この街ではない場所をホームタウンとして設定することも一向に構わない。『アルシャード・ガイアRPG』では「N市」という仮名で呼ばれていたが、『セイヴァー』に版上げしてからは「七瀬市」という名前が正式につけられた。 再生後の宇宙では、七瀬市はブルースフィアの新しい脅威であるシャドウガイアが潜伏する場所として注目されている。このため、ダークレジェンドは七瀬市から生み出されるケースが多い。 縁栄町 前世期の高度成長期の頃、いくつもの工場が立ち並ぶ工業地帯の中に生まれた、どこにでもあるようなちょっとひなびた住宅街。ちょっと見た目や文化が違うくらいの「変わった人たち」がやってきても何の詮索もせずに受け入れる風土が古くから形成されている。この結果、少しずつ異世界からの来訪者(地元の住人は「お頼りさん」と呼ぶ)が住み着く宿場街のような性質を持つようになる。 街の一般的な住人たちは、マナや奈落といった世界の神秘については何も知らないし、「お頼りさん」が異世界人だなどということは知る由もない。街の住人の魔法や神秘についての理解は他の街とほぼ変わらない。ただ、街中に明らかに人間でない者たちが歩いていたとしても、とりたてて大騒ぎしないほどに暢気で許容力が高い住人ばかりというだけである。 サプリメント『ラグナロク』で「異世界人が地球人のふりをせずとも地球人と交流できる舞台」として設定され、『アルシャードガイアRPG』リプレイ「翼の折れた愛と青春」もこの街を舞台としている。 再生後の宇宙では七瀬市の一区画に縁栄町があることになった。
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