ブルースフィア:クエスター勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:41 UTC 版)
「アルシャードトライデント」の記事における「ブルースフィア:クエスター勢力」の解説
西園寺恵(さいおんじ・めぐみ) 『明日へのプロファイル』のPC。「神薙ぐ御剣」『未来へのコンタクト』「虹の彼方から」にもNPCとして登場している。「星のシャードの守護者」であり、ティファナの弟子、祥吾の預かり弟子でもある。 彼女が持つ「星のシャード」はその中に地球(=ブルースフィア)が見えるという稀有なものであり、その所持者である恵はアレクサンドロスからは「巫女」とも呼ばれていた。星のシャードについては謎が多く、『トライデント』でも星のシャードそのものの来歴については一切語られないのだが、「星のシャードの所持者である恵は、ギャラルホルンの吹き手になれる」とアレクサンドロスは信じており、世界的ロックバンド「アキレス」として恵に近づき、彼女を誘拐した。その後、加護《アレクサンドロス》を使用して恵は心身ともにアレクサンドロスの虜にされてしまった。そして、彼の求めに応じて二回目のギャラルホルンを恵が吹いたことで、大ラグナロクは開始された。 「襲来! コスモマケドニア!!」における、アレクサンドロスの洗脳の影響下にある恵の描写は、第1パーティ編GMである田中天によってかなりアグレッシブに描かれ、親友の茉莉はそれにショックを受けていた…のだが、GMがあまりに恵を変人に描写しすぎたので、茉莉のプレイヤーであるしのとうこが爆笑してしまい、リプレイ中ではシリアスな悲壮感はほとんど感じられない。「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」ではアレクサンドロスの支配からは解放されているはずなのだが、GMにクセが残っているのか(GMは「前回の後遺症が残っている」と説明している)、リプレイ前半はなぜか変人ぽい行動が続き、プレイヤーたちから突っ込まれていた(特にしのは「茉莉が恵に高速往復ビンタを食らわす」キャラロールを見せ、井上から「マツリが切れた」と言われている)。 アビスマルトリニティ討伐後は祥吾とともにブルースフィアへ帰還。サプリメント『ラグナロク』によれば、ブルースフィアのフォーチュンサービスで祥吾のサポートをしている。星のシャードに宿ったガイアの力で、ブルースフイアのクエスターたちを任意の異世界に送り出す装置「ブケファロス」の起動オペレーターをこなしている。こうしてブルースフィアから数多くのクエスターたちがイデア探索に様々な世界を訪れている。 宮沢祥吾(みやざわ・しょうご) 茉莉、虎吾郎、竜一郎の父で先代の「蒼の守護者」。『明日へのプロファイル』「神薙ぐ御剣」『未来へのコンタクト』「虹の彼方から」のNPC. 登場するたびに設定が増えており、本リプレイでは神の戦士たるアインヘリアルに到達していたこと、グローリアスと戦友だったこと、妻・あざみとの結婚式直前までミッドガルドに3ヶ月間滞在して奈落と戦い、その勇名はアルフレッドの下にも達していたことが明かされている。ハンティやゾンバルトとも面識があったようだ。 「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」では、『明日へのプロファイル』(特に第2話「蒼き星、黒の太陽」)の設定と連動して、物語後半の核心人物として登場する。12年前のヒュペリオンとの戦いで「シャードが汚染される呪い」を受けた祥吾は、汚染の進行を回避すべく、シャードを侵していた奈落を自身の体内に移し変えた(これは祥吾自身の生命を削る行為でもある)。大ラグナロクの開始でヒュペリオン本体が解放され、自身の余命が尽きようとしていることを悟った祥吾は極秘裏に動き、ヒュペリオンや、彼と連携するメタトロンのアバターと融合してアビスマルトリニティを誕生させた。この奇策は、茉莉の成長を願う意図から、茉莉はもちろんグローリアスにもオトリュスでの最終決戦まで隠され、恵にも決戦直前まで明かさなかった。ちなみにグレートブケパロスから恵を連れ出したのは祥吾だが、その真意は茉莉をスクールエンパイアまで呼び出し、自身に残された時間がないことを告げ、茉莉に覚悟を決めさせる時間を与えること、そして恵に茉莉の成長の立会人を依頼することにあった。 アビスマルトリニティが倒されたことでヒュペリオンは滅び、12年に及ぶ因縁に決着を付けたが、その代償として自身も完全に滅びかけた。しかし茉莉の得た加護《ガイア》によって蘇生すると共に、彼を蝕んでいた奈落も浄化された。そしてユグドラシル宇宙の行く末を茉莉に託し、恵と共にブルースフィアに帰っていった。 ブルースフィア帰還後は、ミッドガルドに帰ったティファナやシェルリィに代わってブルースフィアのフォーチュンサービスを率いている。「美少女★女神と伝説の愛天使」では南極のゲートを通じてブルースフィア侵略を開始したアンタレス赤方偏移機械生命体戦団や機械天使たちからガイアを守るため、南極に絶対防衛線を引いてクエスターたちの軍団を結成、その指揮を執る。同リプレイのオープニングで、南極戦線の助力を頼める有能な戦士たちを集めてくれるように虎吾郎に依頼した。 なお、「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」の茉莉の回想シーンでは、『明日へのプロファイル』『未来へのコンタクト』のGMであった矢野俊策が操作していた。それによると、祥吾が茉莉に課した剣の鍛錬は、普通の女子高校生が持てないような両手持ちの剣の素振りなど厳しいものだった。 宮沢竜一郎(みやざわ・りゅういちろう) 茉莉の次兄で虎吾郎の弟。「神薙ぐ御剣」のPC。魔剣「アウターゲネス」を所有するが、その強大な力故にめったに刀を振るうことはなく、主に素手で戦う。父・祥吾とは確執を抱えており、現在は実家を離れて一人暮らしをしている。 「美少女★女神と黄金の林檎」では、応援も駆けつけたるんに困惑しながらも、東京・日暮里に出現した奈落に立ち向かっている。また「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」では、祥吾を「アウターゲネスを抜いたって、勝てるかどうかわからねー」強い男と評し、その祥吾が茉莉にシャードを譲ったことが確執の一因になっているなど、祥吾に対する複雑な感情を吐露しており、「親父が無茶を言ってきたら俺に言え」と茉莉を気遣っている。なお、これまでリプレイ本編ではほぼ裏設定扱いとなっていたアウターゲネスの設定が、茉莉の「世界を滅ぼす剣…だよね?」というセリフでわずかながら取り上げられている。 「美少女★女神と伝説の愛天使」では南極戦線で戦うクエスターの一人として登場。祥吾に連れられてきた虎吾郎に増援を要請した。そのため美衣たちは再び南極に赴くことになる。 「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」の茉莉の回想シーンでは、「神薙ぐ御剣」でのプレイヤーでもある井上純弌が操作していた。 マーリン 古来から生き続けている伝説の大魔術師たる老人。ブルースフィア最大の神秘組織である魔術師連盟の創設者。現在でもトップの座についているがあまり表に出てくることはない。『アルシャードガイアRPG』基本ルールブック以来の公式NPC。 先代の「蒼の守護者」である祥吾と、その長男・虎吾郎の魔術の師匠である。しかし、オカルト懐疑主義者である虎吾郎はマーリンを「イギリスで出会った、オカルトにハマって自分を魔法使いだと信じ込んでる変な爺さん」としか考えておらず、自分がマーリンから教えられた「くだらないオカルト遊び」が本物の魔術の技であるという認識はもっていない。マーリンが世界的に大きな権力を持っている超VIPらしいということは理解しており、「美少女★女神と黄金の林檎」では、虎吾郎はクアドラの動向を監視しているマーリンのコネを頼って、臨時教師として成穂学園に侵入できるように工作を依頼している。
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