アルフの勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 00:43 UTC 版)
人類をはるかに超越した技術を持つ太古種族アルフは。彼らのほとんどは異世界ウートガルドで安穏とした眠りについており俗世には深く関わろうとしない。しかし、この世界を監視するための組織を作っている者たちもいる。 アイギス ミョルニル山の頂上にはアルフたちが住まう遺跡都市「トルスティン・トラングル」があり、そこにはウートガルドへつながるゲートが存在している。その門番として選抜されたアルフたちが「アイギス」と名乗る集団である。アイギスはミッドガルドがなんらかの災厄で滅亡したとき、その余波がウートガルドへと干渉することを恐れており、世界滅亡レベルの危機が起こりそうになったときにそれを防ぐことを目的としている。なお、彼らの本質はあくまでウートガルドの守護であり、ミッドガルドに住む者たちの味方ではない。 アイギスのアルフたちが直接動くことは少なく、多くの場合はアルフが選抜した有能な人間たちを戦士として派遣している。アイギスの戦士たちはアルフたちが本質的にはこの世界の味方でないことを知りながらも、アルフたちがもたらす叡智がミッドガルドを救う力になると信じてアイギスに協力している。 アイギスの遺跡都市トルスティン・トラングルはイデアを持つ。それはミョルニル山の地下に封じられた【世界蛇ヨルムンガルド】そのものである。すでにシャードとして砕かれたともされているが、その力と破壊の意思は消え去ったわけでなく、眠り続けているだけである。 エクスカリバー 奈落を殲滅するために作られた騎士団。ウートガルドで安穏と眠りにつき奈落から逃げるだけの人生をよしとしないアルフたちによって結成された。 組織の上層部はアルフで占められているが、実際に戦う戦士たちは様々な種族で構成されている。「量より質」をモットーにするため、戦士の数は少ないが誰もが一騎当千の力を持つ実力者でありクエスターも多い。空中戦艦「アヴァロン」が本拠地となっている。 奈落退治以外では中立を前提としており、奈落が関わらない限りは特定の勢力に肩入れしないが、内部では導師が自ら選んだクエスターのみで奈落に対処すべきとする保守派と、広く人材を求めるべきとする開放派との対立があり、一時はその間隙を奈落に突かれて分裂しかかった過去がある。 エクスカリバーは自身のイデアを持つ組織である。それは【エピタフ】と呼ばれる剣十字型のレセプターで、戦いで倒れた戦士たちの魂は冥府に還ることなくこの中に宿り、生き残った仲間の戦いを見守り続けているとされる。ウィンカスター・フォーチュンサービス ウィンカスターで経営している情報企業。通称「WFS」。世界中の様々な情報を売り買いしており、それを活かして「冒険者」の斡旋業なども行っている。 再生前の宇宙では、稀代の女占い師ティファナが社長を行っていたが、再生後の宇宙ではナガセ・ミナが社長を行っており、ティファナはブルースフィアで活動している。ティファナの正体は"橙"の色で呼ばれるエクスカリバーの導師であり、WFSの実態はエクスカリバー開放派に属するティファナが作り出したクエスター支援組織である。そのため、クエスターにはより高度な情報の提供と冒険(クエスト)の斡旋を行っている。ティファナは、エクスカリバーが中立性を絶対視するあまりに構成員以外と協力することがなかなかできないことを憂慮し、エクスカリバー構成員に限らず全てのクエスターを支援することで、奈落に立ち向かおうとする「質より量」の戦略を提案し、保守派と対立した。そして奈落の介入によるエクスカリバー分裂の危機回避後、ウィンカスター・フォーチュンサービスを設立した。保守派の巨頭であった"青の"シェルリィは、エクスカリバーの結束を最優先させるためにティファナの行動を黙認し、のちに自身も、後述するブルースフィアのフォーチュンサービスに関わることになる。 なお、フォーチュンサービスの名を持つクエスター支援組織は他の世界にもあるが、その母体はすべてこのウィンカスター・フォーチュンサービスである。
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