ピッコロの技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:17 UTC 版)
「ピッコロ (ドラゴンボール)」の記事における「ピッコロの技」の解説
初代ピッコロ大魔王がよく使用していた技はほとんど使用可能。原作で名前が付いている技は魔貫光殺砲、魔封波がえしのみ。鳥山は「あまり技に名前を付けるのは好きではないが、大体そのキャラクターが考えそうな名前を付けており、ピッコロは漢字で渋くしている」と語っている。 フルパワー衝撃波(フルパワーしょうげきは) / 超爆裂魔波(ちょうばくれつまは) / 地球破滅波(ちきゅうはめつは) / 爆発波(ばくはつは) / 爆裂波(ばくれつは) / 魔光閃空(まこうせんくう) / 魔神結界 / 超爆力魔波 全身の気を最大に高め、自身を中心とした大爆発を放出する魔族最強の技。天下一武道会において、会場や周辺の街を吹き飛ばした。『超』でも力の大会を想定した悟空&天津飯との戦闘、力の大会では第4宇宙の透明人間ガミサラス戦で使用している。一部のゲームでは、相手のエネルギー波を消滅無効化するバリア的な要素も併せ持つ衝撃波として扱われる場合もある。 追尾弾(ついびだん) / 爆裂魔光砲(ばくれつまこうほう) / 追跡エネルギー弾 / 魔空波(まくうは) / 誘導エネルギー弾 / 爆力魔波 天下一武道会当時のピッコロが切り札として繰り出した。片方の手で支えて放つのが特徴。標的をどこまでも自動追跡していくのが特徴だが、悟空にその特性を利用されて逆に自分が喰らうことになった。一見して単なるエネルギー波のため、初見の際にはその特性を気付かれにくい。 劇場版第8作『とびっきりの最強対最強』ではドーレに対して放っており、ドーレはこれに辟易して受け止めようとするが止めきれずに消滅した。 魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう) ピッコロが悟空を倒すために開発した技で、ラディッツ戦にて初めて披露した。2本の指を揃えて額に当てて気を溜めた後、その指先を敵に向けて螺旋状の気をまとった貫通力が非常に高い光線を放つ。破壊力はピッコロの技の中でも最高クラス。また、ラディッツに避けられた際の「あのスピードを…」というピッコロの発言から、光線のスピードにも自信が窺える。 指先に気を溜め続けるほど威力が増していく特性があり、長時間かけて気を集中させることで、自身の限界以上の強力な一撃を放つことが可能。そのため、当てることさえできれば、自身より格上の相手にも一矢報いることができる。この特性から原作ではラディッツ、『超』ではフロストや、絶大な生命力を誇るサオネルとピリナといった、自身を上回る戦闘力や耐久力を持つ対戦相手に、その能力差を覆すために使用している。また、力の大会で放った時は気が充分に溜まっていない半端な状態で撃ったことがあり、その後は完全な状態で撃った場合との威力の違いが描かれている。 実力差を覆せる切り札となり得る技だが、ラディッツ戦時点では一度の戦闘中に2発しか使えず、強力な一撃を放つには気を溜めるのに時間がかかる欠点があり、気が溜まるまで悟空が時間稼ぎの戦闘を行う必要があった。また、ナッパとの戦いでは両の掌を突き出した状態でエフェクトが同じ技を放っている。 原作ではラディッツ戦以後は使用していないが、アニメや劇場版では何度か登場。完全体となったセルの背中に命中させたが通じなかった。第6作『地球まるごと超決戦』では溜め時間なしの速射で放つも、ターレスに片手で受け止められた。第8作『とびっきりの最強対最強』ではクウラを倒して力を使い果たした悟空たちを襲おうとしたサウザーを遠距離からこの技で狙撃して倒し、悟空たちを救った。第12作『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では悟飯を狙ったボージャックの気功波を迎撃した。アニメ『超』ではフロストに直撃はしなかったものの、シャンパが作った彼いわく「超頑丈」なバリアーを貫くほどの威力にまで達しており、フロストも「もしも捕縛されたまま技を受けていたなら負けていた」と語っていた。力の大会では、驚異的な生命力を持つ第6宇宙のサオネルとピリナを攻略するために使用し、この時には高低差のある位置にいた2人を同時に射貫くために、光線の軌道を曲げて撃つ新たな技術も見せている。 貫通力の設定で、一部のゲームではガード不能とされており、衝撃波で消すか弾くしか対処ができない最強クラスの技となっている。また、チャージ可能な技として設定されている作品もあり、その作品ではフルチャージすればガード不能の貫通力が反映されることもある。 光線眼 / 目から怪光線 / 目からビーム 両目から発射する光線。クリリンの発射した追跡エネルギー波を相殺する際に使用。悟空との試合においても使用したが、避けられている。 角ビーム / 怪光波 / 魔電撃(までんげき) 体内に流れる微量の電気を触角で増幅させ放つ。天下一武道会で悟空に対して使用。『超』ではフロスト戦で魔貫光殺砲を溜めている期間に牽制技として使用。 口から気功波(くちからきこうは) / 口から怪光線(くちからかいこうせん) / 爆裂魔口砲(ばくれつまこうほう) / 魔王砲(まおうほう) / 超激烈魔口砲(ちょうげきれつまこうほう) 体内で蓄えた"気"を口から吐き出す技。気をためていることを敵に悟られないのが利点。第23回天下一武道会で悟空の右胸付近を貫いた。サイヤ人編では、栽培マンをこの攻撃で消滅させた。『超』でも力の大会では第4宇宙の透明人間ガミサラス戦で使用しとどめを刺している。 魔光砲(まこうほう) 手から気功波を放つ。悟空との戦いの序盤戦などに使用。 連続魔光砲(れんぞくまこうほう) / 魔空連弾(まくうれんだん) 上空から気功波を連発する技。天下一武道会で悟空に対して使用。 魔光線(まこうせん) / 魔激砲(まげきほう) / 爆力魔波(ばくりきまは) / 魔砕撃滅波(まさいげきめつは) / 魔光砲(まこうほう) 下方の敵に向けて放つ特大のエネルギー波。第23回天下一武道会にて悟空を会場ごと吹き飛ばすために使用したが、悟空の放った超かめはめ波に打ち負ける。 連続閃光弾(れんぞくせんこうだん) / 拡散誘導気功弾(かくさんゆうどうきこうだん) / 魔空包囲弾(まくうほういだん) / 魔操光弾(まそうこうだん) / 魔空集中弾(まくうしゅうちゅうだん) 大量に放ったエネルギー弾を空中に留まらせ、その全てを同時にぶつける。相手を包囲して逃げ場を奪うことができるが、人造人間17号にはバリアーで防がれた。力の大会では第10宇宙のルバルト、第6宇宙のピリナに使用した。ファミリーコンピュータ用ソフト『サイヤ人絶滅計画』を初めとするゲームでは、ピッコロの最強技に設定されていることも多い。また、ゲームによっては相手を包囲せずに大量のエネルギー弾が追尾する技ともなっている。 超爆裂魔波(ちょうばくれつまは) / 激烈光弾(げきれつこうだん) 胸の前で両手の五指の指先同士を合わせて、全ての力を集中した後に両手で押し出すように気功弾を放つ。人造人間17号との戦いに乱入してきたパワーアップしたセルに使用した。 それまでピッコロと互角の闘いを繰り広げていた17号ですら喰らえば無事では済まないほどの凄まじい威力を持ち、技を脇から見ていた17号は「やばい…!」と身を伏せ退避した。観戦していた18号もその威力からセルを倒したと思い込んだが、大量の人間を吸収したことで彼らの想像以上のパワーアップを遂げたセルには通用しなかった。 後者の名称は主にゲームで使われているほか、アニメ『Z』第148話のサブタイトルでも使用されている。 また作中、神と融合した後に使用した技であることから、ゲームによっては神と融合した後の状態でないと使用できない場合もある。 手を伸ばす / 伸びる腕 / ミスティックアタック / 妖魔拳(ようまけん) / 魔手(ましゅ) / イビルハンド 腕を伸ばし、相手を捕まえて引き寄せ、重い一撃を与える技。クリリンに対して使用。悟空に対しては受け止められ、逆に投げられる。原作ではそれ以降は使われなかったが、劇場版ではターレスやサウザーに使用している。『超』でも何度か使用し、相手を拘束するのにも用いた。 ゲームによっては引き寄せてから投げる、ミスティックスルーも存在する。 残像拳(ざんぞうけん) 素早い動きで残像を残し、相手に自分の位置を誤認させる。クリリンのかめはめ波を回避するために使用。 魔封波がえし(まふうばがえし) 相手の放った魔封波を、より強大な魔封波で跳ね返して相手を封じ込める技。第23回天下一武道会で神が乗り移ったシェンに対して使用。 なお、魔封波自体も使用することができ、『超』では悟空に教えようとしたり、ブルマがスマートフォンで録画する前で実演してみせた。 ソニックキック 人造人間17号に対して使用。相手の横方向から、足を上げて引いたまま突進し、相手目掛けて伸ばして放つ蹴り。 巨大化 / 超巨身術(ちょうきょしんじゅつ) 体を巨大化させる技。小山ほどの大きさと化すが、スピードは全く衰えない。反面、小回りが利かなくなる欠点がある。単なる息でも衝撃波に似た効果を及ぼす。 第23回天下一武道会での悟空戦で使用するが、悟空には逆に利用され、飲み込んで人質にしていた神様が封印された小瓶を、体の中に入り込まれ奪い返された。 作中では2段階に大きさを変えており、ゲーム『ドラゴンボール3 悟空伝』では「巨身術」、「超巨身術」と区別されている。アニメでは、ガーリックJr.と対決した時も悟空の時ほどではないが一回り大きくなった。 劇場版第7作『超サイヤ人だ孫悟空』では、同じナメック星人のスラッグが使用しており、その際のスラッグについての界王の説明からナメック星人の技であることも示唆されている。ゲーム『超ドラゴンボールZ』では、初代ピッコロ大魔王も使用できる。 分身 文字通り体を分裂させる。アニメではこの技を発動して自分同士で組み手を行い、修行する描写があるほか、ナッパ戦でもクリリンと共に、それぞれ3体に分裂してナッパと戦っている。分身特訓はアニメオリジナルだが、鳥山明のアイディアを基にしている。 物質出現魔術(ぶっしつしゅつげんまじゅつ) 何もない場所からイメージした物体を出現させる術。ナメック星人が持つ特殊能力で、同様の術は界王や界王神も使用している。ピッコロの場合はマントや道着、剣、砂時計を出現させている。 再生 切断された腕やバラバラになった肉体を瞬時に再生させる。体力を消耗するので戦闘力は下がるが、頭さえ無事なら何度でも復活が可能。劇場版では千切った耳も瞬時に生やして復活させた。 遠見の術(とおみのじゅつ) 元々は地球の神が使用。主に天界関係者が下界を監視するために用いるもので、本来はナメック星人や魔族には使えないため、ピッコロは神が自分と融合すれば消滅する能力と予測していたが、実際は融合した後もこの能力を使用している。 テレパシー 声を出さずに直接相手の脳に話しかける能力。人造人間20号に襲われた際、悟飯に助けを求める時に使用した。異次元である精神と時の部屋にいる悟天とトランクスや、『GT』ではあの世からデンデに使ったり他の星にいる悟飯に別れの言葉を告げるために使うなど、利便性のある能力。ピッコロと神様だけでなく他の多くのナメック星人も使うことができる。上記の通り、話しかける相手はナメック星人以外でも会話ができるが、その場合は相手は声を出さないと会話ができない。 魔閃光殺砲(ませんこうさっぽう) 漫画版『超』で使用。悟飯との合体技で、悟飯が放った気功波にピッコロが指先から放った気功波が螺旋状に纏わり、1つとなって相手を襲う。 魔翔硬爬斬(ましょうこうはざん) ゲームオリジナル。伸縮自在の両腕を鞭のように振るいながら上昇し、連撃を叩き込む技。
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