パリ編(第16 - 32話)
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「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「パリ編(第16 - 32話)」の解説
1824年 - 1829年(16 - 20話) パリに到着してから、ジャンはダンベールと名乗りコゼットとゴルボー屋敷で暮らすようになるが、ジャヴェールに見つかったために屋敷を離れる。ジャンとコゼットはジャンが市長時代に助けた老人・フォーシュルヴァンの協力でプチ・ピクピュス修道院で暮らすことになる。ジャンはフォーシュルヴァンの弟・ユルティーム・フォーシュルヴァンとして住み込みで庭師の仕事をし、コゼットはユルティームの娘、コゼット・フォーシュルヴァンとして寄宿学校に通う。そこでコゼットは教養と女性らしさ、人を愛する機会を得て、読書が大好きな少女に成長する。 1830年 - 1831年(20 - 32話) 秋頃フォーシュルヴァンが亡くなったのをきっかけにコゼットはジャンに連れられ修道院を出る。その頃、ジャヴェールはパリに栄転し、暗躍する犯罪者集団「パトロン=ミネット」と対峙し、反政府運動の取り締まりに努めていた。モンフェルメイユから夜逃げしたテナルディエ一家もパリに来ており、ゴルボー屋敷に住むようになった。一家の隣には、父親のことで祖父ジルノルマンと対立して家出した法学生・マリウスが移り住み、エポニーヌは彼に恋をするようになる。一方でマリウスは同級生のクールフェラックの影響でアンジョルラス率いる結社「ABC(アベセー)の友」に参加。革命を起こそうと真剣に考えるようになる。同じ頃、鍛冶屋に奉公に出されていたガヴローシュもまた、テナルディエ一家とは別にバリに移る。 修道院を出たコゼットは、ウエスト通りのアパルトメンにジャン、女中のトゥーサンの3人で暮らし始める。ジャンは警察から身を隠しながらも毎日コゼットを連れてパリの貧しい子供たちにパンを配り、子ども達のために学校を建てる計画を立てていた。 秋、コゼットはジャンと供にリュクサンブール公園を散歩中に出会ったマリウスを気にするようになり、彼もコゼットに一目ぼれする。マリウスは一度はコゼットの家を突き止めるが、ジャンは彼をジャヴェールの協力者と勘違いしたためプリュメ通りの屋敷に引っ越す。 その後、ジャンとコゼットが慈善活動としてテナルディエの家を訪れた際、テナルディエは彼らの正体に気付く。そこでテナルディエは計画を練り、パトロン=ミネットと組んで、復讐と金儲けのために再びジャンを呼び出し監禁する。だが、そのことに気付いたマリウスがジャヴェールに届け出をしたことでテナルディエ一家とパトロン=ミネットのほとんどは逮捕された。その後、マリウスは引越し、逮捕を免れたエポニーヌは一人で過ごすようになる。
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パリ編(第33 - 52話)
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「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「パリ編(第33 - 52話)」の解説
1832年(33 - 49話) コゼットとマリウスは何度もすれ違うが、マリウスがエポニーヌの協力を得てプリュメ通りにあるコゼットの家を訪れ、再会し恋仲となる。それから二人はコゼットの家の庭で会うようになる。 その頃、パリではコレラが流行し、民衆から慕われていたラマルク将軍も危篤状態に陥っていた。フォルス監獄に収監されていたパトロン=ミネットの脱獄に加え、「ABCの友」など反体制派の活動も活発化など不穏な空気が漂う。 テナルディエはパトロン=ミネットとともに脱獄、彼らから見捨てられるがガヴローシュに助けられる。一方、テナルディエの妻は夫に見捨てられたことに愕然とし、アゼルマは父から解放されたことを喜ぶ。その後、テナルディエはパトロン=ミネットと再び手を結び、金のありそうなプリュメ通り(実はジャンの邸宅)を狙うがエポニーヌに妨害され失敗。また、自分の家に何者かが侵入しようとしたことを悟ったジャンはコゼットを連れてロマルメ通りに引っ越し、イギリスに移ろうと考える。革命(六月暴動) 6月5日、ラマルク将軍の葬儀をきっかけに“革命”が勃発。パリ市内にいくつもバリケードが作られた。ABCの友のメンバーは居酒屋・コラントのあるシャンヴルリー通りにバリケードを築き警察と戦う。これにガヴローシュやエポニーヌらも加わる。 マリウスも革命に合流、一時的に軍隊を追い払う。ジャヴェールは警察のスパイとしてシャンヴルリー通りのバリケードに潜入していたが、ガヴローシュに正体を見抜かれ捕虜になってしまう。 夜、エポニーヌはマリウスを庇って銃で撃たれ、彼に全てを告白、「自分が死んだら、額にキスをしてほしい」と約束する。彼に看取られながら安らかに息を引き取り、約束は無事に果たされた。マリウスはエポニーヌの告白からガヴローシュが彼女の弟だと知り、彼を逃がすためにコゼット宛の手紙を届けるよう頼むが、この手紙がジャンの手に渡りコゼットとマリウスの仲が知れることになる。ジャンはコゼットの恋人を守るためバリケードに向かう。また、ガヴローシュもバリケードに戻ってしまう。 6月6日の未明、ジャンがバリケードに到着、「守るべき家族のいる」5人の男が外に出るのを助け、バリケード内で捕虜となっていたジャヴェールと再会する。革命のメンバーの1人であったプルーヴェールが目の前で銃殺されたことをきっかけに、“革命”参加者が報復としてジャヴェールの殺害を唱える中で(殺害したように見せかけて)密かに彼を解放する。ジャンに殺されるものと覚悟していたジャヴェールは動揺しながら姿を消す。 市民が立ち上がらなかったため、“革命”は失敗に終わり、ガヴローシュは負傷したところをシュシュに助けられ生還。コゼットと再会する。「ABCの友」は最後まで戦うが壊滅しバリケードは陥落、アンジョルラス・クールフェラックらは未来に希望を託して戦死した。 ジャンは瀕死の重傷を負ったマリウスを地下水道へ運び逃走を図るが、外へ出られず進退窮まっていたところでテナルディエと再会する。ジャンが青年を殺害し証拠隠滅を謀ろうとしていると勘違いしたテナルディエは彼に金銭を要求し、対価として彼らが外に出る手助けをする。 地下水道を脱出後、ジャンはジャヴェールに遭遇する。しかし、ジャヴェールはジャンを捕らえることなく、彼らを家まで送り放免する。そして、「人は変わらない」という自らの信念や警察官としての職務と、自身の取った行動との矛盾に悩み苦しんだ末に、「人は変わることができる」ことを受け入れる。その後「ジャンはバリケードで死んだ」旨の報告書を出し、バリケードでジャンに与えられた“新しい命”を生ききることを決意する。 後にマリウスは死の淵から回復するが、自身をバリケード内から連れ出した「命の恩人」が誰だったのかを知ることができずにいた。 1833年(51 - 52話) 2月、マリウスとコゼットは結婚した。同じ頃、おかみとアゼルマは改心してモンフェルメイユに帰郷する。 その後、ジャンは元徒刑囚である自分がコゼットの父として傍にいてはならないと考え、マリウスに自分の過去を打ち明けた上、財産とコゼットを護る使命を託して彼らの前から姿を消す。その後は本名を名乗りながらパリから遠く離れたドヴォルニー村で村人と助け合いながら暮らしていた。 そんなある日、マリウスの元にテナール男爵(テナルディエ)が現れ、(マリウスの義理の父となった)ジャンの悪評を語り、口止め料として金銭を要求する。しかしテナルディエの証言で「命の恩人」が誰であったのかマリウスの知るところとなり、逆にテナルディエ自身の信用が疑われる。言葉では決着できないと悟ったテナルディエは暴力に及ぶが、ジャヴェールに踏み込まれ逮捕される。“革命”の最中にジャンに殺害されたと思われていたジャヴェールが目の前に現れたことにマリウスは動揺しつつ、自らとジャヴェールを救ったジャンを絶賛する。 1834年(52話・最終回) ジャンはコゼットを手紙で呼び出し、全てを告白。コゼットとマリウスに看取られ、ミリエルとファンティーヌに迎え入れられ、天に召された。墓には本名と生没年が刻まれていた。 1834年から数年後(最終回エピローグ) コゼットがマリウスと娘と共に、過去に母・ファンティーヌと共に歩いた道を、今度は親子3人で歩いていた。
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パリ編
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パリに到着した篤太夫は、万博の会場で最先端の西洋技術に驚嘆する。だが薩摩藩の五代才助(友厚)の策略により、フランスから幕府への借款が不可能になってしまう。篤太夫は資金繰りに奔走する中、身分に関係なく皆で能力を発揮し合う西洋社会に感銘を受ける。同じころ、日本では西郷吉之助(隆盛)が軍備を整え、岩倉具視と大久保一蔵(利通)が王政復古への動きを進めるが、慶喜は先手を打ち政権を朝廷に返上する。戊辰戦争が幕を開け激変する日本の状況は手紙を通してパリに伝わり、昭武らは衝撃を受ける。株式資本の仕組みを学んで新たな決意を抱いた篤太夫は帰国の途に着く。
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