ABCの友とは? わかりやすく解説

ABCの友(関係者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:43 UTC 版)

レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「ABCの友(関係者)」の解説

クールフェラック 声 - 竹本英史 マリウス同級生友人。「ABCの友」のメンバー図書館初め出会ったマリウス話しかけて以降彼とは仲良くなり、ゴルボー屋敷紹介し、「ABCの友」に誘って仲間にする。ミレーヌ(声 - 川庄美雪)という恋人がいる。 その真摯な眼差しは常に庶民の生活に向けられており、革命では恋人仲間たちと共に決起するが、居酒屋コラント屋根銃撃を受け死亡したその際ミレーヌからお守りとして預かったペンダントを落とす。 なおミレーヌ無事に生き延びコゼット結婚式にも出席その後コゼットたちと共に子供たちパン配ったりしている。 アンジョルラス 声 - 岸祐二 「ABCの友」の中心的存在美青年裕福な家の出身だが、街で見かけ浮浪児生活の実態ショック受けてフランス変えるための革命起こそう行動していた。「恋人国家フランス」と宣言するほどの愛国主義者マリウスを友として認めているが、自分信じてくれるグランテールには頭を痛めている。 革命では「ABCの友」の仲間たちと共に決起し警察と戦う。最期グランテール助けられる国民軍全身撃たれ死亡未来希望託すコンブフェール 声 - 羽多野渉 「ABCの友」の参謀存在慎重な性格で、仲間たち決起する前にラマルク将軍動向見守るよう促した革命では合流したマリウスに「革命」を意味する赤い色の布を手渡した最期居酒屋コラント店内砲撃を受け死亡した。 プルーヴェール 声 - 藤田圭宣 「ABCの友」のメンバー。 “革命”の始まる直前、銃を手に恋愛詩句そらんじていた。最期国民軍捕虜となり、仲間たち目前射殺された。 レーグル 声 - 内藤玲 「ABCの友」のメンバー。 頭を五分刈りにして口ひげ生やしている。 “革命”ではバリケード応戦中に砲弾直撃を受け死亡したグランテール 声 - 森訓久 「ABCの友」のメンバー大酒飲み。 「酒は燃料」と称し常に酒に酔いっている。仲間行動態度軽蔑している節があり、アンジョルラスだけを信じ崇拝しているが彼からは軽蔑されている。 “革命”の時も舞台となる居酒屋・コラント泥酔していた。最期アンジョルラス危機乗じて目を覚まし一度はその窮地救ったが、すぐに追い詰められ全身を銃で撃たれ亡くなった最後までアンジョルラス自身と“革命”は誰かがずつないでくれるという希望信じていた。 フイイ 声 - 松原大典 「ABCの友」のメンバーバオレル 声 - 吉水孝宏 「ABCの友」のメンバージョリー 声 - 千葉優輝 「ABCの友」のメンバー。 ユシュルー 声 - 鈴木琢磨 居酒屋コラント主人。「ABCの友」の協力者。 幼い子供がいる。徐々に悪化していくパリ世相憂いる。 「ABCの友」の蜂起時にはコラントをバリケード拠点として提供した家族がいたためアンジョルラスらの指示で他の4人の男性とともに国民軍制服着てバリケードを出る。 後に、家族コゼットマリウス結婚式出席した

※この「ABCの友(関係者)」の解説は、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の解説の一部です。
「ABCの友(関係者)」を含む「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事については、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の概要を参照ください。


ABCの友(アベセーのとも)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:43 UTC 版)

レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「ABCの友(アベセーのとも)」の解説

貧し人々のためにフランス変革目指す若者学生たちのグループ共和派

※この「ABCの友(アベセーのとも)」の解説は、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の解説の一部です。
「ABCの友(アベセーのとも)」を含む「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事については、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の概要を参照ください。


ABC(ア・ベ・セー)の友

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 23:16 UTC 版)

レ・ミゼラブル」の記事における「ABC(ア・ベ・セー)の友」の解説

ABCの友 (Les amis de l'A B C) とは、成立してから間もない共和派秘密結社。「ABC」とは、基礎知識おとしめ民衆 (Abaissé) を意味し民衆の向上を目的結成された。メンバー大部分は、労働者学生たちであった活動拠点はラ・シャンヴルリー通りrue de la Chanvrerie, 現在のランビュトー通り (Rue Rambuteau))の居酒屋コラント (Corinthe) とサン・ミッシェル通りのル=カフェ=ミュザン (le café Musain) である。主なメンバーは次で述べるが、孤児であるフイイー以外は、家族王党派や正当理論派の人間がいた。 七月革命当時フランス実在した政治的秘密結社人権協会フランス語版)(ソシエテ・デ・ドロワ・ド・ロム)をモデルにしている。 アンジョルラス (Enjolras) ABCの友に所属する若作り天使のような容姿端麗22歳青年で、結社首領富裕な家庭一人息子一徹な理想主義者として革命論理代表し、マリユスのボナパルティズム主張諭す革命についてはかなり詳しく些細なエピソードまで知っていて、それについてあたかも自分がそこにいたかのように語れる。その美貌のなかに、司教戦士性格併せ持つ彼にとって祖国恋人であり、祖国革命青春のすべてになっている1832年6月5日ラマルク将軍葬儀のあった夜、他の共和派と共に決起し居酒屋コラント中心としてバリケード築き、マリユスらとともにバリケード立て篭もって暴徒たちを指揮する。後にこの暴動は、六月暴動呼ばれるうになるコンブフェール (Combeferre) ABCの友に所属する青年で、結社哲学面での指導者。「シトワイヤン」(Citoyen、公民という意味の革命用語)が好きで、人間そのもの愛着感じている。教育問題最大関心抱いており、教育および道徳水準の向上を社会願っていた、空想的なまでに思索的な男。マリユスのボナパルティズム主張を「自由になること」の一言で捻じ伏せた仲間とともに六月暴動参加しバリケード作る際はアンジョルラス・クールフェラックとともに指揮取っていた。 クールフェーラック (Courfeyrac) マリユスの「親友」のひとりで、ABCの友に所属している学生結社中心的存在。その素養たる人間的な丸み喜色持っているコゼット実父トロミエスに似ているところはあるが、最大違い義侠心あふれているところである。父親はド・クールフェーラック (de Courfeyrac) という貴族の姓を名乗る地方名士。マリユスをABCの友の仲間引き入れたジャン・ヴァルジャンを「ルブラン」氏(白髪氏)と命名した張本人1832年6月5日アンジョルラスとともに決起し暴動起こすジャン・プルーヴェール (Jean Prouvaire) ABCの友に所属する心優しくて情が深いロマン主義派の学生。自らを「ジュアン」と呼ぶ。文学精通し東洋語学大学教授クラス領域までマスターしている。社会問題日々探求する一方で、自然をこよなく愛している。アンジョルラス同様、金持ち一人息子善良繊細な性格のため臆病に見えるが、実は大胆な性格持ち主六月暴動参加するが、一旦包囲されバリケード解放されたあと政府軍捕虜となり、銃殺される。 フイイー (Feuilly) 孤児として育った作り職工1日3フランほどしか稼げないにもかかわらず独学諸言語覚えた努力家。ABCの友に所属している民族主義者で、世界救済することを唯一のモットーとしている。大らかで、深い包容力持ち主だが、祖国持たない人間がいてはならない考えており、1772年ポーランド分割)を激しく憎悪している。 六月暴動参加居酒屋コラント2階にいる仲間指揮取っていた。 バオレル (Bahorel) 革命以外の暴動騒動が大好きで、11年大学生続けている裕福な農家出身放蕩息子おしゃべり浪費家無謀に近い大胆さを持つ裏で、見かけによらず深い洞察力思索持っている法学部属しているが、決し弁護士にならない、というのをモットーにしている。ABCの友に所属し様々なカフェ出向いては他の団体とのパイプ役となって活躍している。 六月暴動にはもちろん参加しバリケード作り精を出す。ABCの友のメンバー最初に絶命した。 レーグル・ド・モー (Laigle de Meaux) 郵便局長息子で、25歳にして禿げている法学学生南部出身ではない唯一の人物親し友達には、ボシュエ (Bossuet) と呼ばれている。ABCの友に所属し、マリユスがクールフェラックと友人になる最初きっかけ作った人物でもある。学はあるが、何事も成功しないのが彼の十八番で、父の持っていた畑と家を投機なくしてしまった。 六月暴動参加ジョリーグランテールとともに居酒屋コラントにおり、ラ・シャンヴルリー通りバリケード設けきっかけ作ったジョリー (Joly) ABCの友に所属する23歳神経症気味でありながらはしゃぎ屋という極端な性格を持つ医学生脈拍取り血流を気に病み、鏡で自分の舌を観察するのがクセになっている自分の名前に「L」を4つ付けて「ジョルルルリー」 (Jolllly) と呼ばせていた。ステッキの先を鼻につける知恵のある者独特の癖がある。自宅には宿なしレーグルしょっちゅう泊まっていた。 六月暴動仲間とともに参加現場となる居酒屋コラント最初からいたグランテール (Grantaire) ABCの友に所属する無政府懐疑主義大酒飲み学生うぬぼれが強い。パリ学問をしている間に魚料理ビリヤード名店次々と開拓していった男。本人嫌悪されても、自分持っていないものを己の内に有したアンジョルラスひたすら崇拝する六月暴動の際はレーグルジョリーとともに酒を飲み、他のふたりをよそにずっと酔いつぶれていた。 1832年6月6日仲間次々と散っていく中、アンジョルラス最後まで生き残ったが、ともに銃殺される。 マブーフ氏 (M. Mabeuf) マリユスの「親友」のひとりでパリ郊外のオステルリッツ田舎家住み研究没頭する老人。マリユスの父ジョルジュ数少ない賓客のひとり。兄はジョルジュの住むヴェルノン主任司祭であった老女中のプリュタルク婆さん (la mère Plutarque) と一緒に暮らしている。植物研究家で、サン・シュルピス教会堂の理事務めていた。しかし、兄の死、破産様々な不運により、無一文になっていったため、理事の職を辞し、オステルリッツに定住した。 しかし、研究思うようにうまく行かず大切な書物すら売ってしまうほど困窮した彼は、六月暴動参加し、そこで意外な行動に出る。

※この「ABC(ア・ベ・セー)の友」の解説は、「レ・ミゼラブル」の解説の一部です。
「ABC(ア・ベ・セー)の友」を含む「レ・ミゼラブル」の記事については、「レ・ミゼラブル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ABCの友」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ABCの友」の関連用語

ABCの友のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ABCの友のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのレ・ミゼラブル 少女コゼット (改訂履歴)、レ・ミゼラブル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS